経皮毒なんてオカルト、まだ信じているの!?

美容の世界では、

今でも信じられている経皮毒

インターネットで検索しても、

とてつもない量の情報が出てきます。

危険という声もあれば、

という声も同じくらいある

こうなると、どっちが正しいんだか・・・

って悩んだ結果、

これだけの人が言っているのだから、

多少オーバー目になっていたとしても

危ないんだろう

って思ってしまいますよね。

そもそも経皮毒なんて造語

なぜ有名になったのか

その歴史を紐解いていきましょう。

歴史

今から13年前の2005年

竹内久米司、稲津教久さんが書いた

『経皮毒―皮膚から、あなたの体は冒されている!』

という謎の本によって、

一般の人に知れ渡っていきます。

本の内容を簡単に紹介しますと

シャンプーに含まれている危険な成分が

皮膚から吸収されて、全身にまわり

蓄積・・・そしてに!!

というショッキングな内容です。

なぜ、そんなことが起きるのかというと、

(まともな科学者ならまず言わないよ?)

シャンプーによく含まれている、

ラウリル硫酸ナトリウムPGが、

皮膚内の脂質を溶かすことによって、

体内にシャンプーを侵入させるそうです。

そして、その侵入したシャンプーは、

女性であれば、一番弱い場所

そう、子宮に溜まっていくのです。

と薬学博士ともあろうお方が、

声高に言っております。

そして、ある助産師さんは言いました。

出産に立ち会ったときに、

羊水からシャンプーの匂いを強く感じた!

いやぁなんだろう。

バラエティー番組か

なんかですかね?

完全ネタに走ってません?ってレベル

ツッコミどころが満載です。

考察

まず、ラウリル硫酸ナトリウムとPGですが、

もし、皮膚の中を溶かして、

血液中にシャンプーの成分を通すのであれば、

真っ先にやられるのは頭ですね。

シャンプーを水で薄めて、

注射器で頭皮に入れてみれば、

一発で分かりますよ。

血管の中にシャンプーが通るってことが

どういうことになるのか

極めて少量なら・・・

死ななかったとしても、

脳に障害が出ると思いますよ。

こういう風に反論すると、

脳は通ってないとか、

首の辺りから吸収されてとか、

言い出すんでしょう?

そこまで言うなら、わかりました。

博士のよしみで、

経皮毒を信じてあげます。

むっ・・・?

皮膚の中を溶かして、

シャンプー成分が入るなら、

水も当然、入りますよね?

シャワー浴びている時に、

体の中が水だらけになって、

全身ブヨブヨになりません?

都合よく、

ラウリル硫酸ナトリウムとPGだけ

通るなんて・・・逆にすごいです!

という話になります。

仮に皮膚の中を溶かしたとして、

シャワーのお湯を体に通してしまい、

結果的にシャンプー成分も

どこかに流れるんじゃないかな?

そもそもこの話はありえないのですが、

この理論が正しいとするなら、

経皮毒より水が入ってくることを

心配しないといけません。

経皮毒よりも、経皮お湯のほうが

怖くない!?

いや絶対怖いよ。

シャワーのお湯が体の中に、

全部入ってくるなんてさ

しまった、経皮お湯なんていう

造語を仮にも博士ともあろう私が

作ってしまった・・・

これは将来問題になるかもしれない

何いってんだと思ったでしょう?

そういうレベルの話を

先程からしているわけです。

いかにバカバカしいかを

ご理解いただけたかと思います。

羊水からシャンプー匂い?

次に、謎の助産師さんの

羊水からシャンプーの匂いが

って話です。

ここは百歩譲って、

経皮毒があったとしましょう。

ラウリル硫酸ナトリウムとPG

でしたっけ?

それが体の中に入るから

危険なんですよね。

・・・う~ん

匂いって香料じゃないですかね?

ラウリル硫酸ナトリウムもPGも

そんなシャンプーみたいな

いい匂いしましたっけ?

あっわかった。

経皮毒によって、

皮膚の中が溶かされて、

粒子が小さい香料が全身に広がったんだ!

そして、子宮に集まった!!

いやだから、なんで?

百歩どころから千歩譲って、

香料が広がったとしましょう。

その小さい粒子のニオイ成分が、

なぜ子宮だけに溜まるの?

って話ですよ。

さらに一万歩譲って、

たまたま子宮に溜まったとしましょう。

自分のあそこの匂いが、

シャンプーの匂いなわけですよね?

旦那か彼氏に聞いてみては?

私のあそこって、

シャンプーと同じ匂い?ってね。

ねぇねぇいい匂いでしょう?

ってドヤ顔で聞いてくださいよ。

結果は火を見るより明らかですね。

でも僕が女性を知らなすぎるだけで、

もしかしたら、どこかにいるのかもと思い、

性のスペシャリスト、源さんに聞いてみました。

小城博士「子宮がシャンプーの匂いだった人いました?」

源さん「いるわけがありませんね(笑)」

話がそれましたが、

科学の知識が無くても、

冷静に考えれば、おかしいと気づきます。

ただ、医療系の人に言われると、

信じちゃいますよね。

ではなぜ専門家たちが、

このような嘘をつき始めたのか?

(あっ嘘って言っちゃった)

それはね・・・

不安に煽れば、自社製品が
売れるっていう落ちです。

ちなみにこの3年後の2008年

そうやって拡販していたことがバレて

経済産業省により

「業務停止処分」

となりました。

しかし、3年間もこのデマが

広げられた影響は、いまでも

続いています。

他社と違って、

うちのは安全というのを

売りにしている会社が多いですからね。

どうしても美容アイテムは

機能面での勝負は限界がくる。

そうすると、不安に煽るしか

なくなるんですよね~

勘違いポイント

経皮毒に似ている言葉で、

経皮吸収というのがあります。

塗り薬なんかがわかりやすいですが、

肌に塗って、吸収させるっていうものです。

それができるなら、

経皮毒だってあるんじゃないの?

って思われるかもしれませんが、

簡単そうに見えて、

実は難しいのが経皮吸収なんです。

塗り薬って比較的安いから、

ピンとこないかもしれませんが、

とても複雑な理論のもとに

経皮吸収型製剤というものを

用いて、浸透させています。

なんでもないシャンプーに含まれる

成分をシャワーですすぎながら使って、

皮膚に浸透できる超技術を

もっている研究室なんて

日本のみならずあるんですかね

皮膚から浸透させるというのは、

医薬品でも時間がかかります。

皮膚科でもらった塗り薬、

塗ってすぐ効かないでしょう?

じんわりじんわりなんですよ。

シャワーで洗い流したら、

医薬品でも効果がすぐになくなりますよ。

経皮毒って言葉は、

経皮吸収と似ていますからね。

うまいネーミングだと思います。

だから勘違いされやすいのでしょうね。

美容業界の矛盾

化粧品の成分が、

真皮層にまで届き、

毛細血管を伝わって、

全身に回るような成分だらけなら

なぜクレンジングはまともにできないの?

ただ軽く塗るだけで、

真皮層にまで届けられるのでしょう?

毛穴の中くらい余裕ですよね

自社のメイク1つまともに落とせないのは

なんででしょうね?

手でどんなに擦っても、

肌を綺麗にできないから、

超音波使ったり、いろいろ工夫してますね。

美顔器などをつかって、

浸透力を上げるのはなぜか?

手で塗ってても、

角質層すら突破できなくて、

困っているからでしょう!

挙げたらキリがないのですが、

まったく真逆のこと言って、

製品を販売しているんだから、

まさに現代版の矛盾ですよ。

小ネタ

妊婦さんや産後に

カラーリングをすると、

母乳にまざったり、

胎児にカラーリング剤が

入っちゃうらしいです。

頭皮にカラーリング剤を

つけないで染めるなんて技術

美容師なら誰でもできるような・・・

その理屈でいくと、

頭につくもの全部ダメになりますね。

車の排気ガスとかも混ざっちゃのかな

母乳に混ざる!?

ってことは血管の中に、

カラーリング剤が流れるんだね。

手についただけでも、

結構荒れるのに、

血管の中をとおるなんて、

母乳や子供の心配より、

母体がもたないんじゃないのかな?

ほんと、みんないろいろ考えるなぁ

その謎理論の構築力は

下手な科学者よりすごいね。

ある意味見習わないと

最後に

これだけ説明しても、

納得しない人は納得しないでしょう。

信じている人からすれば、

いきなり経皮毒なんて無いと言われても、

切り替えられないと思います。

ただ1つだけお願いしたいことがあります。

自分だけが信じるのはいいけど、

他人に押し付けたり、

デマを広めないで欲しいです。

恐怖心を煽って

人を不安にさせてって

ラウリル硫酸ナトリウムより

よっぽどだと思いますよ。

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