川崎19人殺傷事件から護身方法と必要なアイテム

28日に川崎・登戸で

スクールバスを待っていた

小学生らを次々に包丁で切りつけた

痛ましい事件が起きました。

 

わずか10数秒の間に、

19人が切られ、刺され、

2人が死亡、17人が重軽傷を負いました。

 

今後、似たようなことが

起きたときに備えて、

護身術を身に着けさせた方が良い

という議論が起きています。

 

どうしてこのような話になっているのか

といいますと、

大人も周囲にいたのに、

19人が刺されるまで止めることが

できなかったことが問題視されています。

 

そのため、

現実的に使える護身術を

学校で教育していく必要があるのでは

というお話が出てきたわけです。

護身術を学ぶことは有用か?

相手を攻撃するための技術や

取り押さえる技術は

少し習った程度では、

ほとんど使い物にならないため、

技術習得するのに数年はかかるでしょう。

 

仮に技術を習得できても、

体格差や筋力差がある場合、

ほとんど使い物になりません。

 

では、武道を習ったほうがいいのか?

というとこれもまた難しいです。

 

同じくらいの体格でなら、

素人と武道経験者が戦ったら、

武道経験者がほとんど勝つでしょう。

 

ただし、それは1対1で

素手の場合の話です。

 

相手が凶器を持っておらず、

急所への攻撃

目や首への攻撃がなければ

いいのですが、

事件に巻き込まれるときは、

基本的に相手は刃物か鈍器を

持っているでしょう。

 

そうすると、

かなりの実力者でないと、

なかなか倒すのは難しいと思います。

では何を身につければいいのか?

身につけなければいけないのは、

護身術や武道ではなく、

防犯ブザーとライトです。

 

よく襲われそうになったら、

大きな声を上げて助けを呼ぼう

というお話があります。

 

しかし、

実際、襲われたときというのは

恐怖で声は出ません。

 

相手が刃物を持った暴漢ではなくても

誰かに襲われたら普通は怖いので、

体が震えて、声を出したくても

なにも出ないということがよくあります。

 

過去、路上で犯罪を行ったことがある

加害者たちの話によると、

被害者に大声を上げられたり、

悲鳴を上げられたことはほとんどなかった

という話があります。

 

ピンチなときに、

大声が出せるというのは

かなり精神力が求められます。

 

そこで、

防犯ブザーを持っておくことが

重要です。

 

声が出なくても

機械が大きな音を鳴らしてくれ

ずっとなり続けてくれるので、

周囲の人に気づいてもらえる率が上がります。

 

大きな音がなり続けることで

加害者が逃走するケースもあるので、

まずは、防犯ブザーで

大きな音を出すことが大事です。

 

 

しかし、

防犯ブザーで大きな音を出しても

すぐに助けが来るわけではありません。

 

その間、どのようにして

身を守ればいいのか・・・

というとライトの出番です。

 

えっライト?

って思われたかもしれません。

 

普通のライトだと

あまり意味がないのですが、

かなり明るめのライトです。

 

 

こういう高輝度ライトですね。

暗い夜道の場合、

明るく照らすことができるので、

周囲からも発見が早く、

とても重宝します。

 

そして、

このライトのいいところは、

目に入ると、一瞬前が見えなくなります。

明るい光が目に入ると、

眼の前が真っ白になるので、

その間に逃げることができます。

 

これくらい明るいライトなら、

昼間でも、目に入れば、

一瞬、前が見えなくなります。

 

暗い夜道なら、

瞳孔が開いているので、

数分は、前が見えなくなります。

 

相手の目を潰してしまったら、

それはそれで問題ですが、

明るい光で目眩ましするくらいなら、

護身にはちょうどいいでしょう。

 

ライトの光を相手に当てるなら、

距離が遠くてもできますし、

狙いを定めなくても

なんとなく扱えると思います。

 

防犯のためといって

半端な武器を持つほうが

こちらが危険になります。

 

仮にこちらもナイフを持っていても、

こちらの攻撃が届くということは

相手の攻撃も届きます。

 

つまり、武器を持っても

まったく安全ではないんです。

 

その点、ライトは、

距離関係なく使えるからいいですね。

 

懐中電灯としても使えますし。

カバンに一つは入れておきたいものです。

護身の基本は逃げること

ブザーもライトも使えたら、

とにかく逃げることです。

 

多少、武道の心得があっても

戦ってはいけません。

武器を持った相手の場合、

ちょっとしたことで、

死ぬ可能性があるので、

そんなリスクはおかさずに

さっさと逃げましょう。

 

そして、逃げるときは、

直線的に逃げずに、

曲がれるところがあったら、

すぐに曲がることです。

 

右に曲がったら、

次は左に曲がる

次は右に曲がると

繰り返していけば、

相手は見失うことでしょう。

 

日本ではめったに無いと思いますが、

相手が銃を持っている場合も一緒です。

曲がれるところがない場合、

ジグザグに逃げることで、

銃弾がほとんど当たらなくなります。

 

まっすぐ後ろに走って逃げると、

狙いやすいので、

ジグザグに動くことが重要です。

 

もしも、学校や家庭で

護身術を教育するなら

ジグザグに逃げる訓練をするのが

一番、汎用性が高くていいと思います。

 

自分の身を守るためには、

戦う術を身につけるのではなく、

いかにして逃げるか

これがとても大事ですね。