今さら聞けない君が代の歌詞の意味

ついに令和が幕開けです。

平成になったときは、

幼かったので、元号が変わるってなに?

ってくらいな気持ちでしたが、

大人になってみると感じ方が違いますね。

 

そんな新時代の幕開けに立ち会えたのは

本当に良かったと思います。

 

令和となって新天皇即位する前に、

日本国歌「君が代」の歌詞の意味を

あらためて復習したいと思います。

 

君が代とは

今から千年以上前の、

10世紀初頭に

古今和歌集の和歌として

初出しました。

 

年賀やお祝いの歌として、

長く親しまれており、

当時の貴族たちの間では、

暗唱できて当たり前のものでした。

 

それから1000年ほど経ち、

1869年明治2年に

イギリス人によって曲をつけてもらったが

ほとんど定着しませんでした・・・

 

その後、

1880年明治13年

ドイツ人が編曲したものが演奏され

1893年に国歌として定着!

 

1903年

ドイツで行われた

世界国家コンクールで

「君が代」が一等を受賞!

 

1990年平成11年に

国旗及び国歌に関する法律で

正式に日本国歌となった

 

国歌の歌詞が作られたのが

1000年以上前なため、

世界最古の国歌として、

世界から高い評価されています。

 

君が代の歌詞とその意味

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで

 

現代語ではないため、

そのまま読んでも

意味がわかりにくいですよね。

 

明治時代では、

君というのは、

日本を統治する天皇の意味で、

用いられていました。

 

戦後から現代でも(政府の見解)

君というのは、

日本国民統合の象徴(天皇)

という意味で用いられています。

(第41号 平成11年6月29日衆議院会議情報より)

 

政府見解を踏まえて、

現代語に翻訳すると

 

君が代は
(天皇及び国民が)

千代に八千代に
(1000年、8000年)

さざれ石の
(小石が)

いわおとなりて
(大きな岩となって)

苔のむすまで
(その岩に苔がはえてくるまで)

 

まとめると、

我が国が末永く(1000年以上)繁栄し

小さな小石が炭酸カルシウムや

水酸化鉄によって大きな岩に

成長するくらい期間(長い歳月を表す比喩)

苔がはえてくるというのは、

何も大きなトラブルもなく、

安泰な状態を意味しています。

 

一言でいえば、

日本国民の繁栄と平和を願った歌です。

 

しかし、

これは明治以降のお話であって、

元々は恋の歌だった

という説もあります。

 

恋愛バージョン

愛しいあなたよ

あなたを愛する気持ちは

例えるなら小さい石が集まり

やがて大きな岩の塊となり

さらにそれに苔が覆い尽くすように

何千年も 何万年も 変わらないでしょう

 

といった解釈もされています。

そういえば、今から12年前に

「1万年と二千年前から愛してる~

八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった」

という歌詞の曲が流行りましたね。

1000年経っても似たようなことを

歌うあたり、日本人の音楽性は

あまり変わっていないのかもしれません。

 

日本神話バージョン

他にも、

君・・・きみというのは

き:イザナギ

み:イザナミ

を表しており、

イザナギとイザナミが

仲良く暮らしていたあの時代

という意味で、君が代は

といっている説もあります。

 

日本神話の話をすると、

それだけで数千文字になってしまうので

割愛しますが、

イザナギとイザナミが

仲良くしてたあの時代は、

まさに繁栄の象徴でした。

 

そんな素晴らしい時代と

同じくらいな状態を

神ではない未完成の僕たちが、

目指すためにはどうすればいいのか?

そのヒントが後半に書かれています。

 

さざれ石の巌となりて苔のむすまで

 

ここでの言うさざれ石とは

砂利のことです。

砂利は、僕たち人間を表しており、

一粒一粒みんな形、大きさは違うけど

吹けば飛ぶ存在ということを表しています。

 

そんな、砂利たちが

一致団結して結束すれば、

大きな力になる

これが、いわおとなりての意味ですね。

 

そこから、変な野心を持たずに

じっとしてるんだというのが

苔のむすまでになります。

 

自然災害、飢餓、戦争など

様々な困難も、

団結して固い絆で結ばれていれば

絶対に乗り越えることができて、

ずっと平和で繁栄できる。

そう、あのイザナギとイザナミが

いた時代のようにね

 

ということを学ぶことができます。

このように君が代は

1000年以上歌われ続けているため、

その時代ごとに、

たくさんの意味があります。

 

でも、

どれもこれも、

平和を願う

愛しい人を想う

繁栄を願う

といったポジティブなものばかりです。

 

何もネガティブな要素はないんですね~

この3つの意味を見ただけでも、

国歌として選ばれたのは、

なんか納得でしょう。

番外編:ヘブライ語バージョン

君が代の歌詞は、

ほとんどそのまま

ヘブライ語にもなっている

という面白い説もあります。

 

君が代は クム・ガ・ヨワ
立ち上がり神を讃えよ

千代に チヨニ
イスラエルの地名

八千代に ヤ・チヨニ
神の選民

さざれ石の ササレー・イシィノ
喜べ残された民よ 救われよ

巌となりて イワオト・ナリタ
神の印(預言)は成就した

苔のむすまで コルカノ・ムーシュマッテ
全地に語れ

 

立ちがって神を讃えよ

神に選ばれしイスラエルの民たちよ

喜べ残された人々は救われる

神の予言は成就した

このことを世界中に知らしめよ

 

といった意味になるようです。

ヘブライ語と日本語の共通点って

かなり多いので、

無理なく意味が通じるんですよね。

 

日本と書いて、ヤマトとも呼びますが

ヤマトってヘブライ語で、

ヤハウェ(神)の民という意味があります。

神の民という意味なんですね~

 

ちょっと話がそれましたが、

日本人が思っているよりも、

日本国歌というのは

世界的に見て評価が高いものです。

 

せっかく新時代になったのですから

戦争がどうだとか

昔は天皇のために死ねって

教育されたとかは、

もういい加減やめましょう。

 

令和は英訳でBeautiful Harmony

美しい調和です。

日本語で考えても

決して、命令の令ではなく、

令嬢の令ですからね

あんまり左翼的なことばかり言ってると

笑われちゃいますよ。

 

そういえば、

令和の令って、

よく見ると、アベって

書いてあるとか言ってる人がいましたね。

 

おっと、また長くなりそうなので、

このあたりでおしまいにしておきます。