イタリアで新型コロナ急増の理由、迫られた究極の2択

日本で新型のコロナの話題が少し

減ってきたタイミングで、

イタリアで新型コロナ感染者が急増し、

また恐怖が広がってきています。

 

なぜイタリアで急増したのか?

やっぱりコロナウイルスは

思った以上に危険なウイルスだったんだ!

誰だよ、新型コロナなんて基本は

ただの風邪だからって

投稿したアホな博士(僕)は

と思われた方もいるでしょう。

 

 

日本では少し落ち着いているように

見えたのはメディアが情報を絞っただけで

しっかり検査をすれば、

日本だってたくさんの感染者がいるはず!

これだから日本は!!みたいな

お話もあっちこっちで言われていますね。

 

 

さていろいろな意見はあると思いますが、

今回のイタリアで感染者が急増している

理由はいくつかありますので、

まずはそこを知り、

今後、日本人はどうするべきかについて

一緒に考えていきましょう。

 

 

イタリアで感染者が増えた理由

イタリアは医療費が安く

平均寿命も82.3歳と長寿な国です。

2000年の頃は世界2位の医療制度だと

高く評価されていました。

 

しかし、

近年、財政赤字を軽減するために

760の医療機関を閉鎖しました。

病院が減った分、他の病院に

しわ寄せがいくことになります。

 

そのため、

近年のイタリアでは医師と看護師が

かなり不足しているため、

患者に対して適切な治療ができなくなってきています。

 

きちんと回せるようになるためには

医師が56000人

看護師が約5万人足りていないと言われています。

 

こんな危機的な状況の時に

新型コロナウイルスが流行したわけです。

 

たださえ足りていない状況の中、

新型コロナの対応を求められました。

 

なぜ医療スフッフが足りないと

感染者が増えるのかというのが

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

順を追ってみていくと

あぁそれは増えるねというのが分かると思います。

 

 

新型コロナウイルスがなくても

医師や看護師が足りていないのに、

インターネットの情報や

SNSなどで恐怖を感じた人たちが

自分はコロナウイルスに感染していないか

検査してほしいという人が増えました。

 

正直、新型だからよくわからんというのと

病院側の対応として

なにをすればベストなのかがわからない中、

とりあえず献身的な医師や看護師が

頑張ってたくさんの国民を検査したところ、

医療スタッフが感染してしまうということが

多発しました。

 

人が足りないのにコロナに感染して

また人が足りなくなるという

負の連鎖が続いていき、

病院内での感染も増えてしまいました。

 

コロナの検査に来た人で

陽性だったのはだいたい1割位だったそうです。

 

9割の人は感染していなかったのですが、

待合室での待ち時間で感染したり、

医療スタッフ経由で感染したりということが

起きてしまいました。

 

これはイタリアに限った話ではなく、

日本でもよくある話です。

病気の自覚症状はないけど、

なんとなく不安だから病院に行きたい

とりあえず検査したいという人が

たくさんいます。

 

医療制度がしっかりしている国ほど、

とりあえずなにかあったら病院

なにかあったら救急車って考えるのですが、

通常時はそれができても、

爆発的に増えてしまうと、

医療制度は崩壊してしまいます。

 

その結果さらなる悲劇が起きました

 

新型コロナ感染者と他の患者どちらを優先するべきか

世界中がパニックになっているため、

自分たちを優先的に治療して欲しい

という声が大きくなってきているため、

コロナ以外の患者に適切な治療が

できなくなりつつあります。

 

特にイタリアの医師には

究極の2択をせまられるケースが増えています。

新型コロナウイルスによる肺炎患者と

すでに入院中だった患者

どちらの患者を治療しますか?

という選択を迫られています。

 

どちらも治療すればいいじゃないか

と思うかもしれませんが、

医師と看護師が圧倒的に足りていないため、

やりたくてもやれない状況になりつつあります。

 

その結果、

どちらへの対応も半端な状況になり

本来であれば生きていられたかもしれない

命が失われつつあります。

 

この状況の中、

働いている医師や看護師たちの

ストレスは想像を絶するものでしょう。

 

精神的に追い込まれ、

鬱になりながら働いている

人たちがいるわけです。

 

しかし、

メディアの情報によって恐怖が広がり、

自分のことしか見えなくなっています。

 

新型コロナウイルスは

病気としての怖さもありますが、

それは未知のウイルスという点であって

病気としての怖さではなかったのですが、

パニックになった人間たちの行動で

命が失われつつあるわけです。

 

今回の新型コロナウイルスによって

病死した人数と

人間の行動によって死んだしまった人数

はたしてどちらが多いのかといった状況です。

 

少し前に書きましたが、

怖い怖いと騒いでもウイルスが

消えるわけじゃないんです。

 

僕も含めてみんな怖いかもしれないけど

それは医師や看護師だって一緒なんです。

 

好きで医療従事者になったんだから

当たり前でしょ!みたいな

態度をとるのはどうかと思いますよ。

 

みんながそんな態度をしていると

そのうち日本でも医療スタッフ不足になって

イタリアと同じことが起きるかもしれません。

 

9割の人は肺炎にならず風邪で済んでいます。

ちょっと咳をしただけで

コロナ感染扱いして

いじめたりするのはやめしょう。

 

大手企業が率先してそんないじめを

やってるのがバカバカしいですよほんと

 

その結果、株価が落ちた・・・

って騒いでいますが、

会社の株が落ちたのではなく、

落としたのは人間としての株ですよ

 

もうストップ安なんてもんじゃないくらい

一部の大手企業さんはやらかしてますからね。

 

必要以上に騒ぐのはやめしょう。

パニックになるというのが

すべての状況の中で生存率を一番下げる行為です。

 

今、もっとも必要なことは

落ち着くことです。

 

麻生太郎大臣も言っていましたが、

人間が生きていく上で大事なことは

希望を持って目覚め

懸命に働き

感謝と共に眠る

 

ほんとそのとおりだと思います。

 

話がそれましたが、

こんなパニックの中、

働いてくれているすべての労働者に

感謝しつつ過ごしていきたいですね。

休まず営業してくれてありがとうございます