だいたい10年に1回くらいやってくる
謎のタピオカブームが
今年もやってきていますね。
前回は2008年くらいで
その前は1992年にありました。
このタピオカブームについて
マーケティング的な
部分から考えるよりも、
２０１８年くらいの日本人の
心理状態から考えてみると
少し面白いかなと思います。
タピオカは成分的に
幸福ホルモンが作られやすく
幸せを感じやすいものになっています。
なんとなく閉塞感がある今、
若い女性を中心に流行っているのは、
なんとなく納得な気がします。
タピオカミルクティーを飲むと
幸せホルモンが出るのかを
説明する前に、
タピオカがなんなのかを
知っておく必要があります。
タピオカってなにからできてるの？
タピオカの原料は「キャッサバ」という
南米の芋の一種です。
キャッサバはそのままでは
有毒成分シアン化物リナマリンが
含まれているので、
毒抜きをして食用にします。
毒抜きをしてから
キャッサバのデンプンを水に溶き、
粒上にして乾かしたものが
「タピオカパール」になります。
このタピオカパールを
数時間茹でて戻すと、
乳白色のタピオカが完成します。
さらに
カラメルで色を付けたものが
最近流行っている黒いタピオカになります。
このタピオカはでんぷんから
作られていることから分かるように、
痩せたい人たちが大嫌いな炭水化物の
塊でできています。
駄目と言われているものばかり入ってるのが良い
近年、
炭水化物は摂っちゃ駄目
糖質も摂っちゃ駄目
痩せたいなら、
糖質制限！！
これしかないんだから！！！
っていろいろな人に洗脳されて
なんとなく取り入れたことで、
いつの間にやら、
炭水化物は悪！！みたいな
意識が植え付けられたと思います。
ただ、僕は以前から言っていますが、
炭水化物を摂らなくなると、
幸福ホルモンであるセロトニンが
作られにくくなります。
幸せホルモンが出てこないってことは
現実はさておき、不幸に感じるわけです。
どこの世界、どの文化圏にいっても、
でんぷん質、炭水化物は基本的に摂りますよね
過酷な生活を強いられているときに
唯一の楽しみが食事という話も多いです。
それもそのはず
炭水化物を大量に摂ることで、
幸せホルモンセロトニンが出てくる
結果、気分的に上がる！
ハッピー♪
ってなるわけですね。
近年の糖質制限のおかげで
みんなは痩せたかもしれないけど
不幸になっていたわけです（脳的に）
そんなときに、
タピオカが登場したわけですよ
タピオカは炭水化物の塊
そして、
ミルクティー！
これがにくいですね。
なんと、
タピオカミルクティーには
角砂糖２０～２５個分
入っているそうですよ。
コーラよりも入ってます。
あれだけ駄目って言われた
糖質、糖分がたんまり入っているんです。
抑圧され続けてきた反動でしょうね
糖質は駄目
炭水化物は駄目
もうみんな我慢の限界だったんですね。
そのはけ口がタピオカミルクティーですよ。
マーケティングのうまさもありますが、
それでもここまで流行るのは、
体が求めてしまっているんです。
これは男女問わずに言えますが、
体が求めてしまうと、
理性では止められないんですね。
さらに、
タピオカには素晴らしい栄養素が
いっぱい入ってます。
カリウム、カルシウムなどです。
ミネラルを摂ることで、
むくみの解消やバテ解消
カルシウムで骨の強化
最近の若い世代は魚を
あまり食べませんから、
タピオカがちょうどいいんですね。
そう考えると、
現代の日本人にぴったりな
飲み物となるわけですね。
唯一の欠点は
太りやすいってくらいですかね。
たまたまコンビニ買った
タピオカミルクティーを見てみると
いっぱい飲むと２２０kcalで
おにぎり食べるよりも高いですね。
行列ができるような店のは
もっとあれこれ入っているので、
だいたい４００～５００kcalくらいです。
普通に１食ご飯食べた感じになりますね。
タピ活をしている女性って
ぱっと見ると、キラキラ系で
とても充実した日々を送っているように見えますが
これを一日３～４杯飲むのらしいので、
相当ストレスを溜めてるんだなぁ
というのがわかりますね。
味が好みとか
好きとか嫌い関係なく、
体にとって今はいらないものって
入っていかないんですよ。
めちゃくちゃ美味しいという
ほどでもないのに、
あれだけ長い列を並んでまで
飲みたい人が全国にいるなんてね。
タピオカブームから見る
日本女性の心の闇を少し
垣間見たような気がしますね。
大抵の人は、
流行ってるから飲んでるって
だけでしょうけどね～
