近年、いろいろなところで
耳にする機会が多くなった
マインドフルネスという言葉ですが、
新しい考え方というわけではなく、
仏教的な瞑想も含めれば、
約3000年ほど実践され続けています。
宗教的なものではなく、
医療としてマインドフルネスが
注目されてから約40年ほど経っています。
現在ではGoogleやFacebookなど
大手企業もマインドフルネスを取り入れて
ストレスからの解放や
対人関係の改善
生産性を高める方法として
活用されています。
近年、脳科学者の間でも
マインドフルネスは
脳のアンチジングによいのではと
注目を集めていますね。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスという言葉だけを見ても
どういう意味なのかが
ちょっとピンと来ないと思うので
簡単にご紹介致します。
元々は仏教の瞑想に由来するものですが、
1979年アメリカの生物学者が仏教色をなくして
現代風にアレンジしたものを作りました。
最初はストレス軽減法として考案されましたが、
うつ病や薬物依存の治療にも効果を示し、
それ以外の様々な精神病にも良い結果を与えたそうです。
その後、1993年に日本で広めようとしましたが
あまり関心を集めることがなかったのですが、
2016年にNHKで放送されてから
徐々に注目を集め、認知されていきました。
そこからマインドフルネスを語った
詐欺ビジネスもいろいろと立ち上がり、
悪用され始めているのが2020年現在です。
名前こそマインドフルネスとついているけれど
本質からかけ離れていたり、
そもそもぜんぜん違う使い方をしていて、
ただの洗脳法としてアレンジされている場合もあります。
被害者が被害にあっていると自覚しづらく、
間違った方法や考え方を教えられ、
そのストレスを瞑想で取り除くという
不毛なことをさせられているなど、
ものすごく悪質なケースもあるので、
きちんとしたところで学ぶ必要があると思います。
脳が若返るマインドフルネス呼吸法
脳が老化する原因の1つに
脳に老廃物が溜まっているから
老化するというのがあります。
脳の老廃物を除去する方法で、
気軽にできて、リスクがないものを
いろいろ調査した結果、
マインドフルネス呼吸法が
効率よく脳の老廃物を除去できる
というのがわかりました。
本来、脳の老廃物を取り除くためには、
深い休息が必要と言われています。
しっかりと休むことが
脳にとって一番良いというのは
分かっていても、
仕事が忙しかったり、
やることが多い人は
なかなかたっぷり休むというのも
難しいでしょう。
しかし、
マインドフルネス呼吸法なら
1日10分間で、
深い休息をとったのと
同じような効果が得られます。
マインドフルネス呼吸法のやり方
① 背筋を伸ばして椅子に浅く座ります
② 顎を引きすぎたり、前に突き出さず
まっすぐ自然体になりましょう
③ 目を軽く閉じます。
④ 7つ数えながら鼻から息を吸います
⑤ 胸のあたりが膨らむのではなく、
お腹が膨らむのを感じてください。
⑥ 10数えながら鼻から息を出していきます。
本当は10分間繰り返してほしいのですが、
最初から10分間は長すぎてできないのと思うので、
まずは2分間続けてみましょう。
慣れてきたら、
3分、5分、8分、10分と
少しずつ長くしてみてください。
たったこれだけのことを
毎日続けていると・・・
テロメラーゼという酵素が活性化し、
脳が若返っていくという
研究報告がされています。
実験協力者の方は
約3ヶ月間この呼吸法を続けた結果
パフォーマンスが17%向上したそうです。
17%という数字が低いと感じるか
高いと感じるかは読み手の人の感覚によりますが、
10分間、吸ったり吐いたりしただけで、
この結果はものすごいことだと思います。
今日から暇があったら、
ちょっと息を吸ったり吐いたりしてみても
いいのではないでしょうか
見た目だけではなく、
中身も若返りたいですね~