今日はちょっと良いテーマ
「人間はなんの為に生きているのか?」
について、恋愛学を通して考えてみます。
哲学的な話になると、
とても答えが出せないですし、
そもそも正解ってと議論が
終わることはないと思います。
しかし、恋愛学で考えると、
答えはとてもシンプルです。
食料の安定した獲得と
異性を獲得することの2つになります。
さて、1つ目の食料の安定した獲得とは
何かと言いますと、
元々人間の遺伝子には、
狩りをして生きていた頃の名残が、
たくさんあります。
その中で、生命維持のために、
安定して食料が得られる状態を
作ろうという意思が働きます。
現代では狩りをして生きている人たちは、
ものすごく少なくなっております。
そのため、現代で求められるのは、
経済力になります。
お金があれば、
食料を安定して購入することができ、
飢えて死ぬことがなくなります。
そのために、お金を持っている異性を
探すというのは、決して浅ましいことではなく、
むしろ、一番大事なことでもあります。
パートナーの条件を年収いくら以上と口に出すと、
なんか、周りからの評判が下がりますよね?
でも、生活出来ないレベルの人と一緒になると、
一歩間違えれば死にますからね。
愛の力で乗り越えるにも、
最低限のお金は必要となります。
2つ目の異性の獲得についてですが、
お金持った異性に寄生しようという
話でありませんよ。
ここで、求められる能力は
異性を効率よく獲得する力がどれだけあるか?
ということになります。
もっと砕けた言い方をすれば、
モテる!
というお話です。
モテるために頑張るというのは、
人間の根源的な欲求となります。
顔をよく見せるため美容を頑張る
お金を稼ぎたいから特別な技術習得
良い大学を出て一流企業へ
挙げたらキリがないですが、
これらの行動をするとどうなるのか?
まぁ基本的にモテますね。
そのモチベーションはどこから来たのか?
遺伝子レベルで刻まれた、
異性獲得スキル向上!!
この部分があるため、
本人は無自覚であっても様々な欲求が
湧いてきて、たくさん頑張ってしまうのです。
本人は異性からモテたいと思っておらず、
本当に献身的で打算的ではない、
素晴らしい人たくさんいますね。
でも困ったことに、こういう人ってモテるんです。
まとめると、
人間は食料獲得をまず目指します。
次に、結果的にモテるような行動を取り続けます。
えっ、グータラして何もしない人とか、
なんのやる気もない人いるじゃないかって?
自然界と一緒で、その場合は自然淘汰されて、
いつか消えてしまうんですね~
どの生物にも言えますが、
安定した食料の確保だけが、
根源的な欲求であれば、
食料を取るライバルを減らすか、
共食いをすれば解決してしまいます。
共存共栄するメリットがあるのか?
というお話になります。
しかし、有り難いことに、
2つ目のモテたいがあるから、
他人を殺めたり、人間的にクズになっていく
ということに歯止めがかかってるんですね。
もしも、2つ目の根源的欲求が、
子孫を残すであったとしたら、
進化の過程で、ペニスの中に骨が存在するはずなんです。
男性の性器の構造は、
生殖行為をたくさんするには、
不向きな構造です。
血流を上げて無理やり勃たせるという
仕組みは、理にかなってませんね。
このあたりが、自然界の動物と
人間の差かもしれませんね。
子供を作ることだけが、
人間の欲求であれば、
誰でもいいからヤろうみたいな、
考え方が一般的になってしまいます。
現在の倫理観や法律を考えると、
ありえない話ですが、効率の最適化を
考えると、相手に許可なく無理やりという
選択も一般化されてしまうでしょう。
そうならずに済んだのも、
モテたいという
謎の欲求のおかげです。
つまり恋したいというのは、
根源的な欲求ですが、
子供が欲しいというのは、
絶対的なものではないという
謎の矛盾みたいなものがあるんです。
ココらへんが、恋愛と結婚の違いに
つながってくる部分で悩みが
多くなるのも納得です。
根源的欲求と結婚生活に
やや矛盾があるからですね。
これは制度の問題だと思いますが!!
みんなの欲求が子供づくりだったら、
人口減少問題なんて起きないのにね。
そこは遺伝子にあまり刻まれてないんだね。
最後に、
近年、文明の力によって、
食料の獲得は安定しつつあります。
そのため、食料の奪い合いは
減りつつありますね。
全員に食べ物が行き渡ったら、
次に、目指すのはモテたい!
より一層、努力して魅力的な
人間になっていくのは、
もう考えるまでもなく、
自明の理です。
人類の夜明けは近いですね
モテたいって話から、
なんか、壮大な話になっちゃったなぁ