出産前の親子鑑定、倫理観と科学のせめぎ合い

出産前の親子鑑定と聞けば、

だいぶネガティブな印象があるでしょうが

いざというときのために、

知識として知っておく必要はあります。

 

中学生くらいまでには、

きちんと学んでおかないと、

結局、嫌な思いをするのは、

女性側ですからね。

 

 

さて本題に入ります。

出産前に親子鑑定をする人が

近年とても増えています。

 

複数の男性性交渉をしたため

父親が誰だか分からなくて不安

というケース

 

パートナーがいる時に、

本人は望んでいない形で、

別の男性と性交渉をしてしまい

というかされてしまい、

どちらが父親なのか、

困っているケース

 

などなど、

挙げたらキリがないですが、

父親が誰だか知りたいというのは

それほどおかしな話では

無いと思います。

 

 

最近では、

妊娠2ヶ月くらいの状態でも、

チュックすることができます。

 

検査結果が出るのに、

1~2週間程度です。

 

法的な中絶可能期間が

22週間未満ですから、

万が一のときにも間に合いますね。

 

出産前親子鑑定に必要なもの

原則は

妊婦の血液

男性の口の中を

綿棒でぐりっとした

粘膜細胞が必要なんですが・・・

 

男性側の口の中に綿棒って

かなり協力的な人じゃないと

無理ですよね?

 

書類上は

「男性側の同意必須」

となっていますが・・・!

 

現場レベルでは、

どうもその辺りの確認が雑なようです。

 

では、綿棒で口の中をぐりっとするのが

無理ならどうやって、

男性側の検体を得るのか?

 

 

それはですね~

男性が使用している歯ブラシでも

チェックできるんですね~

 

なんか刑事ドラマみたいでしょ~

歯ブラシに残されていた

DNA情報から・・・みたいな

 

他にもなにか飲み物を飲んでもらい、

使用済みのコップを使ってチェック

 

抜け毛を見つけたら、

即回収して、チェック!

 

といった感じなことも

行っている企業があるようです。

鑑識も真っ青ですね。

 

でも、あまり声を大にして

言う話でもないかなぁ

 

でも知っておかないと、

イザという時に困るでしょう。

 

昔は羊水が必要だったし、

ハリを刺すしで大変でしたからね。

今は血液+上にあげた何かがあれば

いいから結構気軽にできますね。

 

しかし、

一つだけ気軽じゃないのが、

費用面です。

 

この方法の場合は、

15万~20万くらいはかかりますね。

 

 

ただ、誰の子なのかも分からず、

不安になりながら妊娠を継続するというのは

とても厳しいことでしょうし、

ほんとイザってときのために、

20万円、貯金しておきましょう。

 

 

というお話をいろいろなところで

していると、謎の勢力から

必ず文句を言われます。

 

「中絶を助長しているんじゃないのかね?」

 

みたいなそんな反応です。

 

いやぁ・・・

産むか産まないかは、

本人の自由でしょう。

 

妊娠中の負担の大きさを考えれば

女性の権利の一つとして、

父親鑑定はあっても良いと思います。

 

妊娠したんだから産みなさいというのは

いくらなんでも横暴でしょう。

 

仮に無理して産んでも、

出産後の親子鑑定

さらなる悲劇がおきるかもしれませんよ。

 

出産前に検査することで

救われる女性や子供もたくさんいると

僕は思います。

 

判断基準の一つに

科学の力を借りるのは

悪いこととは思わないです。

 

この辺りが難しいですね。

倫理観と科学というのは、

いつだってぶつかるところですよね。

 

こういう方法もあるんだというのを

知っておくだけでも良いと思います。

 

使うかどうかはアナタ次第!