女性のクリスマスケーキ理論から蕎麦→おせち→アメリカ→ワイン理論へ進化

バブル時代の名残で

今でも言葉として残っている

女性のクリスマスケーキ理論ですが

近年、さすがに時代に合わないので、

少しずつ進化してきているようです。

 

クリスマスケーキ理論の復習

知らない人はあまりいないと思いますが、

あらためてクリスマスケーキ理論を

復習してみますと、

クリスマスイヴ24日は

まだ定価販売で飛ぶように売れますが、

25日になると徐々に売れなくなり、

26日は半額セールになる

というクリスマスケーキと

女性の年齢の価値が似ている

と言われた恐ろしいお話です。

 

年齢だけが人間の価値であれば

長生きすることは悪ということになり

とんでもない話になります。

 

令和2年にもなって

クリスマスケーキ理論を語っていると

昭和の痛いジジイ、ババア

逆に恥をかくこともあるでしょう。

 

そこから少し進化した理論が

年越しそば理論です。

 

年越しそば理論

年越しそばの売れ行きは

月末付近だと思います。

31日当日は予約でいっぱいでしょう。

 

ということで、

女性の価値は31歳にこそ

ピークがやってくる

という理論があらたにできました。

 

結婚の平均年齢が

男性で31歳

女性で29歳

ということを考えると

なんとなく一致しているため

アラサー女性の間でも

すこし受け入れやすくなった

理論のようです。

 

とはいえ、

アラサーの中でも

32~34歳が外れてしまったことで

納得がいかない人も

たくさんいるようで、

新たな理論が考案されました。

 

その名もおせち理論!

 

おせち理論とは

おせちを食べるのは

基本的には新年の三が日ですね。

1月1日~1月3日までです。

 

これまでの理論通りに

年齢を当てはめると

32歳~34歳になります。

 

おせちといえば、

豪華で栄養満点で、

長期保存がきく食べ物ですね。

 

これが言い得て妙というか

うまい表現になっていまして

32歳~34歳の女性は

非常に価値があり、

見た目も中身も良く、

長期的な関係性を築きやすい

という点を表しているようです。

 

ここで重要なのは

32歳~34歳は無条件に

価値があるというわけではないのです。

 

社会経験によって人間成長し

ただ派手に着飾れば良い

というわけでもなく

侘び寂びも必要なわけです。

 

そういったものが

内包されていると

とっても素敵ですね

ということになり、

若い女性にはない魅力が出てくる

年齢として評価が上がる時期

なのかもしれませんね。

 

 

この新理論によって

アラサー女性までは

すべて対象になったのですが、

アラフォーはだめなの!?

おかしいんじゃないの?

っていう意見も少なくないわけです。

 

そこで、

微妙な進化を遂げた

アメリカ理論なるものが登場しました

 

アメリカ35歳が至高理論

少しずつ何がなんだか

という感じがするのですが、

ついには日本を飛び出し

アメリカまで来てしまいました。

 

アメリカでは、

女性がもっとも輝く年齢

それは35歳と言われています。

 

若い子達は35歳くらいの

大人な女性を目指し

40歳くらいの人も

35歳位のセクシーさを

目指しているようです。

 

35歳こそが至高

という考え方を

日本にも取り入れようと

した人がいるようですが、

アメリカで言われている

35歳が最高の年齢というのは

数字的な意味ではなく、

20代のころよりも

社会的な地位やお金もあり、

自由な時間が作りやすい

ということから

35歳くらいがちょうどいい

という考え方があるのです。

 

残念ながら

日本では専門的な資格を

持っている人以外は、

男女問わず35歳だと

就職活動もかなり厳しい国です。

アメリカ理論は

取り入れるのはなかなか難しいと思います。

 

 

そこで、

アメリカ理論は

取り入れるのはやめるとして

あらたに考案されたのが

ワイン理論です。

 

ワイン理論

ワインというのは

同じ産地であっても

1本1本味が異なり

飲みごろの時期も

少しずつ違います。

 

人間も一緒で、

同じ職場、同じ年齢であっても

ピークを迎える日は違います。

 

若いときには若い時なりの価値があり、

年数が経過した分、

深みが増してきてさらに価値を高める

女性の年齢とワインというのは

よく似ているね

というお話です。

 

これまでの

年越しそばやおせちは

なんか無理矢理感がありましたが

やっと、まさにそのとおり

という理論が登場したのでは

ないでしょうか

 

 

人と比べていても

しょうがないというお話です。

兄弟・姉妹であっても

自分の最適な時期やピークは異なります。

 

食べ物であれば、

賞味期限がどうしても出てきますが、

人間の場合は

何歳からでも成長できます。

 

筋トレとスキンケアは

何歳から始めても手遅れはない

っていつも言っていますが、

それと一緒ですね。

 

こういう話をすると

出産にはリミットがあるだろ

クリスマスケーキ理論が正しい

って言ってくる人がいますが、

人間の価値というものが

子を残せたかどうかだけで

判断する時代ではないでしょう。

 

子を残せないと無価値であるなら、

病死、事故死、自殺、他殺で

子どもを失った人も無価値になってしまいます。

 

行き過ぎたクリスマスケーキ理論は

未婚女性だけではなく、

様々な人を傷つける恐ろしい考え方です。

 

ちょっといじってやろう

って思って言っただけでも

とんでもない言葉の暴力に

なっていることがあるので

気をつけたいものですね。

 

ちょっと重たい話にもなりましたが、

時代とともに考え方、価値観は変わります。

 

令和ではクリスマスケーキではなく

ワイン理論を取り入れてみては

いかがでしょうか