友情における好意と
恋愛における好意は
どのような違いがあるのか
自分の中ではっきりと
していますでしょうか?
人によって
この線引きがかなり異なるため、
ただの親切心で関わっていたのに
思わせぶりな態度をしていると
誤解されたなんて話を
よく見聞きすると思います。
人によって価値観が違う
と言ってしまうと
話が前にすすまないため
恋愛心理学において
友情と恋愛感情の違いは
下記のように分けられます。
友情の好意とは
- 相手のことを高く評価する
- 相手を信頼している
- 相手を尊敬している
- なんか自分と似てるところがあると感じる
こういった感情は
友情の好意と分類されています。
友達に対して抱く感情のことですが、
恋人に対して抱いてもよい感情です。
恋愛感情の好意とは
- 相手と心理的に繋がっていたい
- 相手と肉体的に繋がっていたい
- 相手と離れていると辛い
- 相手のためになにかしてあげたい
- 相手を独占したい
- 2人きりになりたい
- なにか犠牲を払っても構わない
といったものが
恋愛感情における好意に
分類されているようです。
読んでいても
そんなに違和感がある
内容ではないと思います。
友情における好意は
尊敬と共感
恋愛における好意は
依存・自己犠牲・独占・性欲
といったものが混ざっているようです。
こうやった書き出してみると
なるほど~と思うのですが、
この友情と恋愛感情の違いについて
男性と女性とだいぶ感覚が異なるようです。
社会心理学者ルービンの
研究報告を見ますと、
男性よりも女性の方が
友情と恋愛は分けて考えており
はっきりと区別しているそうです。
女性からすれば、
遊び友達と恋人というのは
はっきりと違うものと
分類されていますが、
男性はそのあたりがかなり曖昧で
友情と恋愛をごっちゃにしている人が
とても多いため、
ただの友達のつもりでいたけれど
相手からは実質恋人的に
思われていたなんてことが
起きたりするわけです。
恋愛心理学において
ちょっとおもしろいのは
男性は友情から恋愛に発展しやすいのですが、
恋愛から結婚に発展しにくい
というのがあります。
5年、10年交際してても、
結婚のけの字も出てこない
どうなってるんだろう
って悩んでいる女性が
たくさんいらっしゃいますが、
まさにそれが恋愛から結婚に
繋がりにくいという話なんですね。
今回は結婚まで触れてしまうと
話が膨らみすぎてしまうので
これくらいにしておきます。
男女の友情は成立するのか?
男女の友情は成立するのか?
というのが長年議論されていますね。
皆様はどう思われますか?
20~40代の男女に
アンケート調査をしてみると
20代の男女は成立すると思っている人が
50%ほどいるようですが、
30代、40代と年齢が上がっていくと
男女の友情は成立しないでしょうという人が
とても増えていきます。
特に男性は若いときは成立すると
思っている人が多いですが、
30代になるころには
28%まで減っています。
女性は40代になっても、
男女の友情が成立するでしょう
って本気で思っている人が
40%以上いるので、
男女でかなり考えの差があるようですね。
実際に男女でも友情は
成立するケースがあると思いますが、
困ったことに男性側が
そのあたりの線引きが曖昧なので、
気がついたら恋愛感情に変わっていた
という男性がとても多くいます。
それがわかっているから
男性の場合は30代以降になると
男女の友情は成立しないという
意見を持った人が多くなっているのでしょうね。
ただこの話のややこしいところが
1つありまして
恋愛感情というのは
付き合いが深くなって
長くなってくると
友情に似たような感情に
変わってくるという場合があります。
長期的に交際していると
パートナーのことは
尊敬もしているし信頼もしている
でも別に肉体的に繋がりたいとか
いつも一緒にいたいと思わない
そんなふうに考えが変わることもあるでしょう。
こうなってしまったら
もう冷え切っていて
破局寸前なのかといったら
意外とそうでもなかったりします。
お互いが同じタイミングで
価値観が変わるわけではないなので、
急にそんな事言いだしたら
別れのときが来たという意味に
感じるかもしれませんが、
実際はちょっと違うのだと思います。
しっかりとコミュニケーションをとって
真意を聞いてみないとなんともいえませんね。
実際はもう別に好きな人がいて
適当なこと言ってる場合もありますから
しっかりと話し合ってみましょう。
というわけで、
話がちょっとそれましたが、
男女でかなり感覚の差がある
というのがわかりました。
今回は触れませんでしたが、
男性の場合は、
友情も愛情もないのだけど、
性的対象としてだけ見てしまう
という人が多いので、
なかなか難しいところです。
年代によっても違いますしね。
高齢者だとどんな感じなのか
そのあたりも調査してみたいですね。