近年ハラスメントという言葉が
多様化してきて、
ついにエアコンハラスメント、
通称エアハラが問題になっています。
エアコンハラスメントというのは、
社内のエアコン設定温度が低すぎて、
仕事中、寒くて体調を崩してしまう
という寒いすぎるケースと
エアコンの設定温度が高すぎて、
熱中症の危険があるという
暑すぎるケースがあります。
この2つの問題は、
どうして起きているのか?
というところに目を向けてみましょう。
2006年にクールビズが発足し
エアコンの設定温度は28℃に
しましょうという話が出てきました。
設定温度が1℃変わると、
電気代がいくら安くなるとか
CO2排出量がどうこうと
言われ始めました。
働いている側からすれば、
28℃設定で快適に働けることも
あるでしょうが、
OA機器や熱を発するものが
多い職場では、
暑くて大変ということもあります。
2010年代になると、
エアコンの設定温度28℃という話から
室温が28℃程度になるように
とニュアンスが変わってきました。
部屋の温度を28℃にするためには、
エアコンの設定温度を
少し低くしないといけませんね。
締め切った部屋ならいいですが、
ドアの開け締めが多いと、
どうしてもエアコンの効きが
悪いですからね。
そこでエアコンの設定温度を
下げて室温を28℃程度にしよう
とした結果、エアコンハラスメントが
発生するようになりました。
職場の環境にもよりますが、
設定温度を25℃くらいにすると、
結構冷たい風が出てきます。
エアコンの近くにデスクがある場合
かなり寒いと感じる場合もあるでしょう。
特に女性は寒く感じるかも
しれないですね。
この時に結構出てくる文句が
部屋が寒すぎるという話です。
「冷房が効きすぎて体調が悪くなった」
こういったクレームが
上司にあがることは少なくありません。
会社としては、
労働安全衛生法を守る必要があるので、
労働者にとって、働きやすい環境を
提供する必要があります。
部屋が寒すぎるのであれば、
ちょうど良い温度に設定しなおす
これをしないとエアハラなわけですね。
寒すぎる職場、エアコンでやられたって話
一度や二度聞いたことありますよね。
というのが元々のエアハラだったのですが、
近年、逆のことが起きています。
女性社員が寒い寒いといって、
エアコンを使わせてくれない
設定温度を30℃とか
すごく高い温度にするというケースが
増えてきて男性社員が困っているようです。
快適な労働環境を提供しなければいけない
会社としてはどちらの声を聞くべきか?
明確な基準はあるのか?
というのが気になりますね。
快適なクラスガイドラインによれば、
エアコンの設定温度は25~28℃
外気温との差が7℃以内
というのが目安になるそうです。
これでも、寒いと感じる人は、
もう一枚羽織るとか、
防寒対策を社員がしないいけないようです。
薄手の格好をして
寒い寒い文句をいうのは
お門違いということですね。
体感温度というのは、
個人差がとてもありますので、
そりゃあそうですよね。
寒ければ着ればいいですが、
暑い場合は脱げばいいって
わけにはいきませんからね。
防寒対策せずに、
寒い寒い文句を言う人が増え、
新たなエアハラが発生しているようです。
設定温度が24℃以下になっていたら、
文句言っても大丈夫ですが、
25℃以上の場合は、
自分自身で調整しないといけません。
なんかこう、
とりあえずゴネておく
みたいなのがすごく増えてますね。
みんなが気持ちよく働けるように
互いに協力しあってほしいものです。