マスクはコロナ感染予防にならず意味がない論のウソホントについて考察

新型コロナウイルスが流行してから

マスクのするべきなのか

しても意味がないのかという議論が

1年以上続いており、

専門家達の意見もバラバラで、

なにが本当でなにが嘘なのか?

一般の方々にはさっぱりわからない

状況になっていると思います。

 

マスクそのものがまったく

意味がないのであれば

マスクすることが大嫌いで

今すぐにでもマスクするのをやめたい

と心から願っている欧米でも

なぜマスクが普及したのか?

このあたりも不思議に感じることでしょう。

 

これだけ全世界で

マスク文化が広まったということは

やっぱりマスクって意味があるのか?

それともただマスクが売れると儲かるから

マスクを普及させたのか?

 

いろいろな意見があると思いますが、

まずマスクそのものに

新型コロナウイルスを防ぐ効果があるのか?

ここをあらためて考えてみましょう

マスクでコロナウイルスを防げるのか?

もっとも重要な部分になると思いますが、

そもそもマスクでコロナウイルス感染症を

防ぐことができるのか?

ということについて考えてみましょう。

 

先に結論からいいますと、

適当にマスクをつけていたり

鼻を出しながらマスクをしている人は

感染予防効果はほぼゼロです!

 

適当にマスクをしていても

ほぼ、ファッションですので、

つけている意味はないでしょう。

 

周囲の人にとりあえず

マスクしていますって

アピールできるくらいの効果はあるので、

感染予防というよりは

世間体のためにという感じになるでしょう。

 

マスクの目は大きいから意味ない?

少し知識がある方々は、

マスクの目はウイルスに比べて

かなり大きいので、

素通しになってしまうと

発言される方もたくさんいます。

 

こちらの図を見ていただくと

不織布マスクの目は

5マイクロメートルほどと言われており、

ウイルスは0.1マイクロメートルなので

50倍も差があるため

目に引っかからず素通しになってしまう

 

このような説明を

テレビやメディア、SNS等で

見たことがあるのではないでしょうか

 

一見すると正しいことを言っているように

感じると思いますが、

実はこの理論はマスク反対派が

ものすごくそれっぽく言ってるだけの

正しくない考え方です。

 

えっなんで?

大きな穴が空いていて

そこにとても小さいものが

通ったら素通しでしょ?

なにかおかしいの?

って思うかもしれません。

 

よくたとえ話で

サッカーゴールやバスケットボールの

網の目に対して、

パチンコ玉やBB弾を撃つようなものだ

っていうんですけど

大きいものとミクロな世界では

単純に拡大して考えても

一緒でしょってわけではないんですね。

 

たしかにマスクの目は大きく

5マイクロメートルほどです。

ウイルスの50倍の穴が空いているのですが、

ウイルスを吸着する機能

備わっているため、

単純に素通しというわけではないのです。

 

もしもマスクの厚みが

ウイルスと同じくらいだったり

5マイクロメートルしかないというのであれば

素通しの可能性もあります。

 

しかし、

マスクには厚みがありますので、

ウイルスが通り抜ける間に

分子間力(ファンデルワールス力)

というものが働くことによって

マスクの目を通り抜ける前に

繊維のどこかで捕まえることが

できるという仕組を活用しています。

 

あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、

離れていても磁石みたいに

くっつこうとする力がある

と思っていただければ良いと思います。

 

あれ、

そうすると最初はマスクに予防効果はない

って言ってたのに

話が矛盾してないですか?

って感じたと思います。

 

その理由はかんたんです。

 

マスクをきちんとつける

というのが日常生活において

不可能なんです。

 

マスクをきちんとつけるとは?

マスクの目が大きいとか

ウイルスが小さいとか

そういう議論をしてても

仕方ないんですよ。

 

まちなかで見てください

鼻を出したままマスクしている人

頬に隙間があって通気性が良さそうな人

鼻のワイヤー部分を曲げておらず

隙間だらけの人

そもそも裏表逆の人もたくさんです。

 

マスクの目の大きさなんて

関係ないくらい大きな穴が

上下左右にあるでしょう?

 

つまり、

網の目がどうとか

ウイルスのサイズがどうとか

飛沫のサイズは5マイクロメートルほどだからとか

そういう頭の良さそうな話は

関係ないんです。

 

顔とマスクの間に

大きな物理的な隙間がある

ここから入り込むので

マスクをしていても

感染予防効果はほとんどないんです。

 

 

マスクそのものに

感染予防効果がないのではなく

適当に使っていると

感染予防効果がない

という話をまるでマスクそのものが

全く意味がないと言う話に

すり替えられてしまっているのが

ちょっと困ったものです。

 

マスクのフィルター効果に関しては

すでにある程度ウイルスをくっつけることができる

というのは実験で証明されていますし

証明したメーカーや研究室のレベルが低いから

エビデンスやインパクトファクターが低い

とか言われても

現実問題としてマスクにウイルスが

くっついてしまったということを

否定する材料にはならないんです。

 

しかし、

日常生活で一般人がマスクを扱うと

その効果は限定的で、

感染予防として効果があるとは

いい難いという結論になるんです。

 

正しく使えれば

感染予防になるんですよ

 

でも正しく使うのはとてもむずかしいため

結局ただのファッションになっており

ただ苦しいだけの布切れになっている

というのが現状なのです。

 

 

それなら正しい使い方を伝授すれば

感染予防になって

コロナウイルスに悩む人が

減るのではないのか?

というお話もありますが、

それこそ机上の空論です。

 

人間はそこまでマメじゃないし

日常生活での動きは複雑なので

全人類がするというのは不可能に近く

結論としてマスクは感染症予防に

ならないということになるのです。

 

実際に東京都のデータによれば

新型コロナウイルスの感染者の

97.6%は日頃からマスクをしていたそうです。

第45回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議 流行は変異株へと|東京都

 

97.6%の人がマスクをしていたのに

みんな感染してしまった

というところだけを見れば

たしかにマスクに効果はなさそうだ

という話になるのですが、

実際には正しくマスクは使えない

というのが現状なのです。

 

逆の話として

こんなデータもあります。

感染させた人の96.4%はマスクをしていなかった

お探しのページが見つかりません|北國新聞デジタル・富山新聞デジタル

 

これを見るとマスクをしていれば

感染させなかったのかな?

って思うかもしれませんが

先程から言っているように

きちんとマスクをするというのが

とてもむずかしいので

この数字からマスクの効果をうたうのも

なかなか難しいところです。

 

 

今回覚えておいてほしいのは

マスクそのものがまったく意味がない

ものではありません。

 

飛沫感染に関してはあまり意味がないですが、

接触感染に関してはかなり予防効果はあるでしょう

 

接触感染というのは

手にウイルスがついていて

それを口や鼻にあててしまって

感染するということを

防ぐことが少しだけできるというお話です。

 

意図せず鼻や口に触れてしまい

感染してしまうということを

防ぐことはできるでしょう。

 

しかし、

総合的に考えてみると

マスクの感染予防効果は

かなり限定的ということになりますね。

 

隙間なくマスクをして

日常生活や仕事を行うなんて

不可能ですからね。

 

さて

マスクに関していろいろお話しましたが

マスクが意味あるのかないのか

という点で考えるなら

きっちり隙間なくすれば

それなりに感染予防になるでしょう。

 

しかし、

隙間があったり外したりつけたりする

ことが日常の中であるなら

ほとんどつけていないと一緒です。

 

これは僕の私見になりますが

小さい子供にマスクをさせて

運動させるとかはやめるべきだと思います。

 

まだ体も出来上がっていないですし

マスクしながら運動とか拷問ですよ

ある種の児童虐待だと思いますね。

 

マスクがあれば安心

ワクチンがあれば安心

と盲信するのも違うので

手洗い換気をしっかりしましょうね