糖質制限でGI値は参考にならない

糖質をある程度制限して、

ダイエットしたいなぁと考えると、

自然と学ぶことになるGI値

 

このGI値というのは、

Glycemic Index)値の略で、

なんとも分かりにくい値です。

 

どういう値かと言いますと、

食べ物の炭水化物量

50グラム摂ったときに

血糖値がどれくらい上がるのか?

という比率です。

 

ブドウ糖を摂ったときが、

基準値となり、100です。

 

高血糖になるんじゃないかと

騒がれている野菜でお馴染みの

人参はGI値70~80と言われています。

 

GI値80代というとかなり高い値です。

ケーキ、ドーナツ、大福が

同じ80代のグループです。

 

人参ってなんて糖分が多いんだ・・・

GI値80なんてとても食べられない。

健康のために人参食べるなんて、

もうちょっと勉強したほうが

いいんじゃないの!!

 

と思いたくなりますよね。

 

しかし、このGI値というのは、

あまり現実的な値じゃないですよ。

 

炭水化物量50グラム

摂ったときの値なので

人参を50グラム食べた値ではありません。

 

人参4本くらい食べると、

だいたい、炭水化物量50グラムになります。

その時のGI値が80なんですねぇ・・・

 

ね?

あまり現実的な値じゃないでしょう?

というか、4本も食べる人

めったにいないと思うよ。

 

インスリンがどうとか、

糖質がどうとか騒がれたときに、

GI値というのが一気に浸透しましたが、

この値は、まったく役に立たないんです。

 

特に野菜とか果物だとね。

炭水化物があまりなく、

水分ばかりなものだから、

炭水化物量50グラムに換算するのが

とてもむずかしいんですよ。

 

 

日本ではGI値が幅を利かせていますが、

欧米ではGL値というのが主流です。

 

GLGlycemic Load)値というのは、

 

ちょっと複雑な計算になるのですが、

食品100gの炭水化物の量×GI値÷100

 

この計算結果で、

GL値は

低:10までは

中:11~19

高:20以上

 

というのが目安になります。

100グラムになったことで、

実際に食べる量に近くなったので、

信頼性アップです。

 

式だけ見ても、

イマイチ、ピンと来ないと思うので、

実際の比較表を御覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GI値だけを見ると、

スイカや人参はかなり高く、

まるでケーキを食べているような値です。

 

しかし、炭水化物がほとんど

含まれていないので、

GL値で判断すると、

ぶどうよりも低くなります。

 

スイカや人参を食べても、

大丈夫というのがよく分かりますね。

 

GI値よりもGL値のほうが

信頼性は高いというのが

一般的になりつつあります。

 

果物や野菜は、

GL値低いことが多いので、

まだいいですが、

炭水化物=悪みたいな

謎の図式になりそうで、

ご飯(白米)は食べては駄目

みたいな話になりそうですね。

 

GL値で判断しても、

白米は47

そうめん44

うどん52

そば38

 

日本食は軒並み高GL値となっています。

だから体に悪いって話になのかは

まったく別の話ですよ。

単独で食べるとこうなるって話です。

 

 

それに比べてはパンは

食パン25

ライ麦パン20

 

と低めになっています。

 

ライ麦パン!

なんか食べたくなってきますね。

おしゃれな感じですしね。

 

 

糖質制限を考えると、

どうしても、ご飯系は駄目

麺類も駄目

パンも厳しいとなりがちですが、

マロニーはGIもGLも低いみたいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

といった感じです。

マロニーちゃんすごいね。

 

週に4回、1食だけマロニーに置き換えると、

体脂肪率が1.2%低下し、

善玉菌が増えて腸内環境が整うと、

近畿大学の米虫教授を言っています。

 

 

 

血糖値が上がりすぎると、

インシュリンが出すぎて、

膵臓に負担がかかります。

 

そして、

余ったものが中性脂肪になるみたいな

負の連鎖をするため、

健康維持のためには、

あまり糖分を摂りすぎないというのは

良いとおもいます。

 

しかし、過度に糖質制限をすると、

別の問題から不幸になりますので、

ご注意を~