集中力を高めるための3種類のスイッチと刺激

高いレベルで集中力を高めて、

没頭している状態になる

超集中状態になることが

とても流行っています。

 

メンタリストのDaiGoさんの

超集中力という本がとても人気があるため

一度はどこかで見聞きしたことがあるのでは

ないでしょうか?

 

集中力を高めるための

13の方法もなかなか面白いですが、

今日のお話はその手前の話になります。

 

明確な目標設定や

脳を刺激してドーパミンを増やすことも

確かに大事なことです。

 

人間は何もリターンがないことは

そこまで継続して頑張ることができません。

たまに1000人に1人

10000人に1人くらい

たんたんとこなせる方もいますが、

一般的には報酬なくして

継続する力は出てこないものです。

 

ここで言う報酬というのは

お金という意味ではありません。

 

達成感ややりがい、生きがい

みたいなものも

この場では報酬という言葉に

させていただいてます。

 

ドーパミンが脳から出るというのも

報酬の1つになるため、

誰かと関わらなくても

自己完結できる報酬というのもあります。

 

 

大きなことをやろうとすれば、

このような集中力を高める

技術を使うのもいいですが、

実はこういった理屈を習っても、

それ通りにできないっていうのが

一番の問題だったりします。

 

そもそも集中するという状態に

もっていくことが難しいのです。

 

よしっ今から頑張るか!

締切は今週末だしなと

意気込んでみたものの

なんか気持ちが乗り切れないというか

集中しているというよりは

作業時間がとりあえずあるってくらいで

それが良いのか悪いのかは

あまりピンとこないものです。

 

 

それもそのはず、

まず最初に集中するためのスイッチを入れないと

人間はなかなか集中状態になることができないので、

苦労しますよね。

 

 

そこで知っておきたいのは、

自分はどういうことで

集中力のスイッチが入るのか?

という点です。

3パターンの集中力スイッチ

大きく分けて、

下記の3つのパターンに分かれます。

 

・聴覚刺激タイプ

・触覚刺激タイプ

・視覚情報タイプ

 

 

何かを作業する前に

どの感覚を刺激すると

集中力が高めるのかという実験があります。

 

聴覚刺激タイプ

聴覚を刺激して集中できるタイプは

音楽が流れていたり、

人から声援を送られると

集中力が高まる人です。

 

勉強する時にクラシック音楽を流しておくと良い

というのとちょっと似ていますね。

 

しかし、これはみんながみんな良い効果が

出るわけではありません。

 

人によっては、音楽がうざいとおもったり

声かけられるとうるさいって怒る人もいます。

 

今集中してんだから声かけないで!

って言われたことありませんか?

 

集中状態になるためのタイプが違う人同士は

それが理解できずに間違った応援をしてしまうことがあります。

 

触覚刺激タイプ

触覚になにかしらの刺激があると

集中力が高まるというタイプです。

 

例えば、

さわり心地が良いクッションや

マットがあると集中できるとか

手を握ってもらって励まされると

一気に気持ちが入るとか

そういったタイプが触覚刺激タイプです。

 

このタイプの人は

音楽を流すとか

やみくもに応援するよりも

触って気持ちが良いものを

近くにおいておくことが大事です。

 

学校という場所が

どうして挫折しやすいのかが

ここからもわかりますね。

さわり心地がよいものなんて

1つもないですからね。

 

この時点で3割くらいの学生は

集中できない環境で

勉強をさせられていることになります。

 

多くの人にとって

勉強=くるしいというのは

それはそうだねといった感じです。

 

そんな勉強嫌いな子供でも

図工・美術の時間に輝く子っていますよね。

手先が器用とかでなくてもなんとなく楽しいって

触覚の刺激がいいんでしょうね~

 

視覚情報タイプ

視覚情報タイプは、

文字や絵ではなく、

映像としてなにかを見ると

気持ちが入ったり、

目を閉じて、周囲の情報を遮断すると

集中できるタイプの人です。

 

活字だと何も頭に入ってこないけど、

映像だとするっと入ってくる

という人がいますよね。

 

現在、Youtubeが流行っている

理由の1つだと思いますが、

視覚を連続的に刺激されると

集中できるというタイプです。

 

それとは逆のパターンで

視覚情報がなにもないと

集中できるタイプもいるので、

視覚刺激タイプではなく

視覚情報タイプと名前をつけています。

 

僕はこの3つの目の視覚情報タイプでして、

勉強したり何かを暗記する時に

音楽や体への刺激があると

集中ができずパフォーマンスが落ちます。

 

覚えたいものは目を閉じて

暗唱すると覚えられるというタイプなので、

誰かがいるところだと学習効率が下がるので、

集団で勉強することがとても苦手でした。

なので高校までは成績はあまりよくなかったし

授業中もボケっとしてるか

ただノートをとっているだけでした。

 

でも、家に帰ってからノートを見直して

目を閉じてその日のことを思い出していると

覚えられてしまうのだから不思議ですね。

 

僕みたいなタイプは

1人部屋がないと絶対に伸びないタイプです。

集団生活だけ送っていると

並以下になってしまったかもしれませんね。

 

そんな僕でも博士になれてますから、

ただ集中できるタイプが違うだけなんだ

というのを理解すればいいと思います。

 

自分はどのタイプなのかわからない

もしくは、たぶんこれじゃないかなと思ってるけど

実際どうなのかわからないという人は

たくさんいると思います。

 

来年はそんな集中力系のワークショップも

開催できたらなぁと思っていますので、

もしよかったら受けに来てください。

 

今まで集中できなかったのは

意識が低かったり

目標もたてずに、ぼやっと

生きていたからではありません。

 

自分が集中できるスイッチが

よくわからなかっただけです。

 

今回はわかりやすいように

3つのパターンに分類しましたが、

スイッチを押したら、

次は集中状態を高める方法というのが

10パターンくらいあります。

 

ちゃんと組み合わせれば

だれでも集中力を高めることができますよ!