渡部建に学ぶセックス依存症と性欲の強さは関係がないこと

アンジャッシュの渡部建さんが

謝罪会見をしたことで、

再度、多目的トイレの話が

蒸し返されてセックス依存症について

議論されることが増えました。

 

彼がやってしまったことについては

家族と関係者が責めればいいので

どうでもいいのですが、

教材として学ぶのに丁度いい話だなと

思ったので記事を書いてみました。

 

さて、

今回のテーマは

セックス依存症と性欲です。

 

セックス依存症(強迫的性行動症)

なんとなく、

セックス依存症の人というのは

24時間性的なことを考えていて

性欲の塊のような存在に

感じるかもしれませんが、

実は性欲とセックス依存症というのは

あまり関係がなかったりします。

 

いきなり、

性欲とセックス依存症が

関係ないと言われても

ピンとこないと思いますので、

お酒やコーヒーの話に

置き換えてみましょう。

 

家庭環境や仕事のストレス

将来への不安など

心理的な苦痛を

常時受け続けていると

このままだと生きるのが辛い

この苦しみを少しでも和らげたい

と心から願うものです。

 

お酒やコーヒーを飲んで

すこし気分転換という人もいるでしょう。

 

そんな感じにお酒やコーヒーを

よく飲むようになったという人が

たくさんいますが、

この人達は、お酒やコーヒーが

大好きなのでしょうか?

 

中には好きな人もいますが、

お酒が好きで好きでしょうがない

というよりは、

飲まなきゃやってられないから

飲んでるという人いますよね。

 

本当にお酒が大好きで

趣味で日本酒やワインを

いろいろ探し回ってます

という人はそこまで

多くないと思います。

 

セックス依存症というのも

これとよく似た話なんです。

性欲が強すぎてどうしようもないから

セックス依存症になっているわけではなく

精神的になにかを満たす作業の1つが

セックスになっているというだけなんですね。

 

それがお酒だったり

ギャンブルだったり

セックスだったりするわけですが、

その事自体が好きで好きでしょうがないか?

といったら意外とそうでもなかったりします。

 

ソムリエがアルコール依存症で

人生だめにしたなんて話は

そこまで聞いたことがないでしょう。

ワインが好きで好きでしょうがなくて

毎日お酒を飲んでいても

依存症にはなっていないわけです。

 

性に関しても一緒でして、

やっている回数、人数が

多いからといって依存症

というわけではないんです。

 

もし、

回数と人数で依存症を決めるなら

うちの大学生なんてほぼ

依存症ということになってしまいますからね。

中にはいるかもしれませんが、

ただの好奇心の人がほとんどでしょう。

 

なので、

誤解してはいけないのは

性欲と依存症は別の話ということです。

 

渡部建はセックス依存症なのか?

ではアンジャッシュの

渡部建さんはセックス依存症なのか?

というのを考えてみますと

彼がやったことといえば、

奥さんにばれないように

こまめに女性に連絡を取り、

なおかつ他人にばれないように

多目的トイレを使用して

15~20分ほど行為を行ったら

お金を払ってすぐに退散しています。

 

やってることは

もうなんかあれですが、

とても冷静な行動が取れています。

 

奥さんにバレるとまずいことを自覚し

メディアやマスコミにばれないように

多目的トイレという盲点をつく

一般客がいないかどうかも確認してから

行為を行っている

そう彼は理性が働いているのです。

 

セックス依存症の方というのは

衝動がおさえられないので、

したくなったら近くのホテルでも

車の中でもどこでもしてしまいます。

 

もう我慢できないということはなく

とりあえずやりたい、射精したい

というだけなので、

これはセックス依存症ではなく

性欲を満たしたいというだけでしょう。

 

性欲の満たし方というのも

人によって異なりますが、

女性にみじめな思いをさせることで

優越感を得たいという

認知のゆがみからくる行動があります。

 

ラブホテルではなく、

多目的トイレでささっとやって

金を渡して追い払っているところを見ると

女性を粗末に扱うことで

優越感を感じ精神的に満たしていた

と考えられるので

性欲過多なのかどうかも怪しいところです。

 

むしろセックス依存症だから

どうにもならなかったんです

という方がまだマシだったかもしれません。

 

よくネット上の反応を見ていると

あんなに綺麗な妻がいて

なんで浮気なんてするかなぁと

言う声もありますが、

大切な人にはできない行為というのも

あったりするわけです。

 

本当に大切に思っているなら

浮気なんてするなよという話ですが、

人間の心理の難しいところで、

完全な悪と善にはなれないんです。

 

悪いやつでもどこかに良心があって

さすがにそれは無理という

なぞのラインがあるんです。

 

たぶん、渡部建さんは

佐々木希さんに酷すぎて

そんなことはできないけど

どうしても満たしたいなにかが

あったのでしょう。

 

美男美女の組み合わせだと

結構似たような話は

世の中起きています。

 

マニアックだったり

変態的な内容だと

その日限りの適当な相手の方がいい

という心理が働くことがあるようです。

 

変なことをするなら

ブスのほうがいいみたいな人

結構いるんですよ。

 

この辺は性欲の問題ですので

依存症とはまったく別の話です。

 

セックス依存症と

性欲の強さというのは

分けて考えないと

セックス依存症だから

しょうがないという

免罪符されてしまい、

本当にそれで悩んでいる人たちが

とても迷惑します。

 

どこからどこまでが

性欲過多なのか

セックス依存症なのかというのは

見分けがつきにくいですが、

一緒くたにしないように

したいものですね。

 

今回の渡部建さんの件は

ただの性欲過多と

認知のゆがみなので、

家族と関係者以外の人が

とやかくいうような話ではないと思います。

 

ただ1つ彼の罪といえば

ワタベックスという言葉を

生み出してしまったことですね。

多目的トイレでやることをいうのですが、

真似するアホが増えてしまったことです。

元々トイレでする人はいましたけど

名前がついてしまったことは

さらに興味を持つ人が増えたことは

彼の罪ではないでしょうか。

 

犯罪との見分けがつきにくいから

多目的トイレでするのはやめろ

って思いますけどね。