飛行機に乗るならこの席は止めよう安全な席と危険な席

飛行機は最も安全な乗り物と言われており

死亡事故率は0.0009%程度です。

この確率であれば、

11万回に1回程度の確率なので、

まさか自分が事故に合うとは

夢にも思わないですよね。

 

でも、決してゼロではない以上、

万が一飛行機に乗っている時に

事故が発生しても、

より安全で生存率が高い席に

座っておいたほうが良いと思います。

 

特に子供と一緒に飛行機に乗る

というときは今回のことを

よく覚えておいたほうが良いと思います

 

大人と子供では危険度が段違いですので

 

 

航空事故の原因

事故の原因トップ3

1位:操縦ミス(37%)

2位:原因不明(33%)

3位:機械の故障(13%)

 

3位までで83%になっています。

特に怖いのが2位の原因不明ですよね。

3分の1がなぜかわからないけど

事故になってしまったというのは

ちょっと多すぎるような気がします。

 

今回は事故原因がどうこうという

話をしたいわけではないので、

よくわからない事故が

意外と多発してるんだなぁ

ということだけを覚えておけば良いと思います。

 

 

ちなみに

世界で最も安全な航空会社20社の中に

私達の日本の航空会社も選ばれています。

どこだと思いますか?

 

答えは

全日本空輸(ANA)です

 

なんとなく日本航空(JAL)かなぁ

と思われた方もいると思いますが、

JALも素晴らしい会社ではあるのですが、

パイロットの飲酒問題があったので、

ランク外となってしまいました。

 

2010年に経営破綻して

3500億円もの公的資金を投入して

会社を再建してから10年も立たずに

飲酒問題とは困ったものです。

 

たった一人がやらかすだけで

そこで働いている数万人の人が

迷惑するのでもう少し自覚をもって

行動してほしいですよね。

 

さて、話を戻しまして

事故が起きた時に

どの席が危険なのか

簡単なシミュレーションをしてみようと思います。

安全な席と危険な席

旅客機が高度10000メートルの

高さで飛んでいる時に、

原因不明の事故によって

窓ガラスが割れたとします。

 

この時にどんなことが起きるのか

ちょっと考えてみます。

 

高度1万メートルの場合は

飛行機の外の温度は-50℃

秒速270メートルの風が吹き付けています。

 

風速が270mと言われても

あまりピンきませんよね。

 

木が揺れるような強風というのが

秒速13.9-17.1m程度です。

 

山のような高い大波が発生する暴風

秒速28.5-32.7mほどです。

 

それ以上になるとハリケーン

呼ばれますが、

飛行機の外は270ですから

文字通り桁違いなわけです。

 

そして、

気圧は260hPa(ヘクトパスカル)と

飛行機内の気圧よりも低いため

窓が割れてしまうと、

空気が外に出ようとするため

外に押し出されてしまうでしょう。

しかし、ここから大人と子供で

話が変わってきます。

 

窓の大きさはものによりますが、

39~49センチほどであるため、

小さいな子供の場合は

引っかかることなく外に

体ごと出ていってしまうかもしれません。

 

大人の場合は

肩幅があまりなければ

上半身が外に出されて、

下半身が引っかかるという場合があるでしょう。

 

上半身だけ飛行機の外に出ると

約15秒もあれば、

気を失うと思います。

 

-50℃の風が吹き付けられ、

体は何度も折り曲げられるので、

死亡しなかったとしても

骨折と凍傷はすると思います。

 

実際の起きた事故でも

高度10000の場合は

死亡してしまいましたが、

高度6000メートルの場合は

死亡せずに手の骨折と凍傷で済んだそうです。

 

体の一部が外に出されるだけなら、

助かる見込みがあるようですね。

 

窓際が危険というのは

わかりましたが、

一つ隣の席になるとどうなるのかを

考えてみると、

窓際の人が窓枠挟まって

蓋をしてくれているので、

シートベルトさえしていれば

外に出される心配はないと思います。

 

とはいえ、

空気がどんどん外に出ていくので、

酸素マスクを15秒以内にしないと

気を失うと思います。

 

飛行機に乗る前に

酸素マスクとシートベルトの話を

毎回聞かされますが、

窓が割れたら

あまり時間の猶予がないので、

あれだけしつこくビデオを流しているわけです。

 

窓際の人がうまいこと

全身を使って窓に蓋をしてくれれば

もっと長い時間を稼ぐことができるので、

窓際の人はみんなのために

気合で耐えるしかありませんね。

 

 

2つ席が離れると

秒速30メートル程度まで

落ち着くので、

ハリケーン程度の被害ですみます。

 

しっかりシートベルトをして

耐え続け酸素マスクをしっかりしていれば

助かると思います。

 

どれくらい耐えればいいのか

を考えてみますと

過去の事故を参考にすると

約20分程度かかりますので、

なんとか20分は意識を保って

頑張るしかないですね。

 

 

人生の中でこんな事故を

経験することはほとんどん無いと思いますが、

交通事故というのは、

まさか自分が・・・という

タイミングで起きるものです。

 

僕自身高校3年生の受験の時期に

車に跳ね飛ばされて

脳挫傷とくも膜下出血になりましたが、

まさか自分がそんな目に合うなんて

思いもしなかったですからね。

 

他人事のようで、

意外とどこかで起きている話なので、

頭の片隅にでもいれておいてください。

 

飛行機は窓際だけが

特に危なく1つ席が離れるだけで

安全性はかなり高まります。

小さいな子供一緒に乗るときは

通路側に窓際に座らせないようにしましょう