複数恋愛で皆を「90%」好きが、いつか「100%」大好きになることはない理由と考察

パートナーシップ研究家の一明源さんが

「複数恋愛では皆を「90%」好きだったけど、

その90がいつか「100%大好き」に

なることはないんだな、
今更ながらに思った春の日・・・(当社比)

 

という意味深なつぶやきがありました。

 

そして、それがなぜなのか、

コメント欄でいろいろな意見が

飛び交い賑わっていたそうです。

 

そりゃあそうだろうね~

と他人事だと思ってニヤニヤしてたら、

あれ・・・?

知らない間に、

僕が考察することになってる!?

深夜にある方から、

連絡を頂き、( ゚д゚)ハッ!

って感じでした。

 

前置きが長くなりましたね。

本題に入ります。

 

そもそも恋愛状態って

なんなんでしょうね?

定義するのが難しいですが、

ここでは下記のように定義します。

 

アドレナリンが出て心拍数アップ

ドーパミンが出て、高揚感アップ

セロトニンが減って、頭から離れなくなる

テストステロンが増え、魅力的になる

 

と4つのことが同時にもしくは

変則的に起きまくっている

不思議な状態

それが「恋愛状態」です。

 

 

分泌物やホルモンの話はこれくらいにして

というかあまりおもしろくないでしょう。

女性ホルモンがね~とか

エストロゲンで男もビンビンよとかいってもね。

 

 

なので、その話はおしまいにして

もうちょっと、分かりやすくお話をしていくと

 

恋愛中の脳の変化

恋愛中は、「興奮状態」「多幸感」「緊張状態」

そして、相手と自分は似ていると「勘違い」する

という4つの挙動が起きます。

 

この最後の、なんか俺と似ているなぁ

とか、私と同じなのかも?

と勝手に勘違いして、

似てもいないのに、似ていると錯覚するのです。

 

見た目、経歴、過去の出来事、性格

なんでもいいのですが、そう「勘違い」します。

 

さて、これは1対1で恋愛をしていると

たいした問題は起きにくいですね。

二人だけの世界で勘違いしながら、

自分達だけの世界を作り上げることが

できます。

 

世界というのは、

自分が見ている主観的な世界と、

他人から見られている別の世界があり、

このギャップが大きいほど、

生きづらいと感じるものです。

詳しくは多世界解釈を学びましょう。

今日はその話はしません。

 

 

話がそれましたが、

とにかく、2人だけの世界で、

謎の思い違いをするというのが

重要な要素だというのが、

ご理解いただければと思います。

 

 

しかしですね。

複数恋愛になるとここが厄介なんです。

 

例えばですよ、

2人の女の子と複数恋愛をしていた場合の

1週間を考えてみましょう。

 

月曜日
A子と会って、

なんか小さい頃の境遇が似ているな

 

火曜日
B子と会って、

俺と同じようなことで悩んでるんだなぁ

と共感し、そこが理解できるのは

俺らだけだよな、他の人にいっても

どうせ分かってくれない。

 

水曜日

A子と会って、

俺と同じようなことで悩んでいるんだぁ・・・

と共感し、そこが理解できるのは

俺らだけだよな、他の人にいっても

どうせ・・・分かってくれない・・・?

あれっ?

あれれっ?

 

とまぁあざといですが、

こんなことが起きるんです。

 

そうすると、2人だけで構築していた世界に

若干のヒビと、気づくかどうかは別として

なにか違和感が生まれます。

 

そうすると、4つの項目の内の一つが

満点にならなくなるんですね。

 

興奮25、緊張25、多幸感25とここまではOK

似ていると誤認するが25を下回り

100には近づいても、100にはなれない

そう、1対1だからこそ、100になるわけで、

複数恋愛だと99.999999・・・どまり

 

こういうふうに書くと、

複数恋愛は良くないって風に見えますが、

そんなことはないんですよ、倫理観はさておき

 

 

というのもですね。

そもそも、恋愛状態というのは、

精神的にはかなり負荷がかかった状態です。

セロトニンが減少することで、

強迫性障害に近い症状になります。

 

自分にとっていいことじゃなくても、

繰り返し行ってしまったり、

間違った考えだと自覚していても、

その思考が繰り返されどうにもならなくなったり

 

これは、本人の問題というよりは、

恋愛の代償なんですね。

逆に言えば、良い恋愛状態にならなければ

苦しむこともないわけです。

 

良い恋愛状態の裏には、

セロトニン欠乏による強迫性障害

これが表裏一体なんです。

 

大失恋が出来たということは、

素晴らしい恋愛が出来た証でもあります。

 

大した恋愛状態ではなければ、

そもそもセロトニンも減らないので、

別れてもさっぱりしたものです。

 

つまり、まとめると、

複数恋愛の場合100にならないおかげで、

恋愛状態を適度な位置で

ずっとキープでき、

どんなに全力になっても、

とち狂うところまではいかないという

ストッパーになるのです。

 

 

複数人と恋愛しているというのは、

世間体で考えるとおかしいですが、

脳の状態で言うのであれば、

むしろこちらの方が健全

 

1対1の深い恋愛の方が、

むしろ不健全ということになります。

 

ところで、恋をすると

人間的に魅力的になるけど

能力は一時的に低下するわけでしょう?

判断力、合理性、そのあたりもねぇ

これといって良いことないじゃん?

って思いますか?

 

自分視点で見ればそうでしょうが、

 

自分の命よりも大事なものが見つかったら

自分のことは二の次になる

論理的に考えても妥当ですね。

 

そんなふうに感じることができる相手に

出会ってしまったんだから、

恋に落ちるのもしかたないですね。

 

なんでそんな馬鹿なことするの

恋は盲目とはいえど、やりすぎでしょう

 

だって、

「自分のことよりあなたが大切だから」

 

プライオリティー(優先順位)が上になった

 

何も変じゃないですね。妥当です。

 

 

そういえば、そんな恋による盲目を治す

名医を私は知っています

 

その一人は神父さん。

愛を誓い合わせるという荒療治を行い、

早くて数ヶ月、遅くても数年後に

視力を回復させる伝説の名医です。

 

神主さんも伝説の名医ですね。

そこらの医者では手も足も出ません。

 

 

そういえば、こういうふう書くと、

一般論はそうでしょうけど、

「私は他の人とは違うの!」

と思う人もいますよね。

 

よかった、いい恋愛してますね♪

 

そうこれが、ホルモンによる

「勘違い」です。