恥ずかしいことではないワキガの原因と段階別対策方法

日本でワキガに悩む人は

約1200万人いるため、

悩まれている人たちが

たくさんいます。

 

日本、中国、韓国では、

世界と比べても、

ワキガの人の比率は少なく、

地域にもよりますが、

だいたい10%前後の人が

ワキガに悩んでいます。

 

地球上の人類全体で見ると、

5割以上の人が

ワキガ体質であるため、

ワキガ=恥ずかしいもの

と考えるよりも、

むしろ普通で一般的です。

 

ワキガは親からの遺伝によって

決まってくるのですが、

ワキガはなんと優性遺伝です。

 

血液型で言うところの

A型、B型みたいなものですね。

 

片親から1つでもこの遺伝子をもらうと

ワキガとして遺伝してしまうので、

ワキガになる率は極めて高いです。

 

欧米では8割くらいの人が

ワキガになっている地域もあります。

 

特殊な病気とか

変な体質というものではなく、

2019年現在の人類にとっては、

ワキガというのは、

むしろ普通のことで、

ワキガじゃない人が珍しいんですね。

 

とはいえ、

ワキガによるニオイの悩みは

本人にとってはとても深刻なもので、

中にはワキガに悩み、

うつ病になる人もいます。

 

正しい知識と考え方を学んで

必要以上に悩まない!

というのが大事だと思います。

 

ではそんなワキガの

ニオイの原因について

お話致します。

 

ワキガの臭いの原因

ワキガの臭いの原因は、

アポクリン腺から出てくる

汗になります。

 

本来、

汗というのは

水と塩分で出来ているため、

無臭なのですが、

アポクリン腺から出るものは、

タンパク質やアンモニアなどが

混ざっており、

皮膚表面の常在菌に分解されることで

独特の臭いが発生します。

 

さらに、

皮脂が混ざると

独特な臭いが強くなります。

 

ワキ毛が多い人は、

脇のまわりの湿度が高くなることで、

雑菌の繁殖がいつもより多くなり

さらに臭いが強くなります。

 

ワキガの発症時期といじめ問題

ワキガは両親からの遺伝で

ほとんど決まりますが、

発症するタイミングは

人それぞれです。

 

早い人は小学生くらい

一般的には、

性ホルモンが増える、

思春期くらいの時期に

ワキガの臭いが出てくる人もいます。

 

中学生くらいのタイミングだと

臭いが原因で思い悩み、

鬱や不登校の理由になる場合があります。

 

さらに学校の環境が悪いと

イジメに発展する例も少なくありません。

困ったことに心無い言葉を言うのは

同級生だけではなく、

教員から言われるケースもあります。

 

それによって、

更にイジメがひどくなることもありますが、

このイジメは親に相談しづらいのが

分かるでしょうか?

 

ワキガは親からの遺伝というのは

大体の本にも書いてあるので、

自分の両親に相談できないですよね。

「なんで私にワキガを遺伝させたの!!」

なんて言ったところでどうにもできないし

親だって好きでワキガになったわけじゃないので

不毛な争いになってしまいます。

 

それよりも、

ワキガであっても、

ニオイ対策やケア方法学ぶことで、

1つの個性として

受け入れていくことが重要です。

 

今現在ワキガではない人も、

ワキガのことを責めるのはやめましょう。

自分自身がワキガじゃないからといって

無臭というわけではありません。

 

頭皮、体臭、口臭など

いろいろな臭いがありますから、

いちいちそれでクサイって言われたら

ムカつくでしょう?

 

ワキガだけを責めるのはお門違いだし

整髪料や化粧品、柔軟剤だって

嫌な人には嫌なものなので、

臭いで迷惑かけていない人って

ほぼいませんからね。

 

ワキガの対策方法とケア

軽度のワキガの人

一番無難な方法は

オドレミンを使うことですね。

 

これは、

塩化アルミニウムを使った制汗剤です。

ティッシュやコットンに染み込ませて

臭いが気になる部分に塗るものです。

 

雑菌を殺すなら

無水エタノールで殺菌

消毒用と違って、

エタノール(アルコール)99%以上で

出来ているため、

殺菌する力が強いです。

 

使い方は、

コットンに染み込ませて、

気になる部分を3往復

間違っても、

コットンを使い回さないように

 

ワキガ中度のケア

ワキ毛が多いことで、

脇の湿度が高くなっているので、

脱毛するのが1つの手です。

 

ただ毛が邪魔だから脱毛するという

美容目的とはちょっと違うので、

一度、専門医に相談したほうが良いです。

 

レーザーや光というのは、

相性がありますので、

やみくもやっていいものではありません。

 

光の強さ(パワー)

光の波長(色)

当てる時間と間隔(時間と比率)

光のスポットサイズ(大きさ)

 

いろいろ考えなければいけないことが

多いので素人判断は危険です。

ワキガ重度の人

重度の人は、

手術を選択肢に考える必要があります。

直視下手術法

脇の下を切開してアポクリン腺を

1つずつ取り除く手術です。

5センチ程度の傷が残り、

1週間ほど傷口が落ち着きません。

 

皮下組織吸引法

脇の下に小さな穴をあけて、

アポクリン腺などを吸い出す手術です。

完全な除去はできず再発のリスクあり

 

超音波吸引法

超音波の熱で

アポクリン腺を破壊しながら

吸引する方法です。

医師の腕が悪いと

やけどします。

 

手術関係については、

比較的ネガティブなことを書きましたが、

ここはきちんとゆっくり考えたほうがいいからです。

 

あるものを取り除くというのは

リスクが必ずあります。

脱毛みたいにとりあえずやってみようかな

というようなものではないので、

あえて厳しく書きました。

 

 

ワキガはとても悩むものだと思いますが、

世界の人たちの間では、

香水などと合わせて

自分のオリジナルの臭いとして

考える文化があります。

 

相性が良いパートナーと出会うと

むしろそのニオイがクセになるといって

大好きになる人もいます。

 

みんなにとって嫌なものでも

最愛の相手にとっては

大好きなものだったりするのが

人間って面白いですよね。

 

そういう人のことを

運命の相手なんて言ったりするのでしょうね。

 

そんな素敵な人と

この先出会えるかもしれないので、

よほどのことがない限り

手術というの選択肢は

なくてもいいのかなと思います。