一般的な化粧水は８０～９５％
水で出来ています。
ものによっては９９％水で出来ている
化粧水も存在します。
ほとんどが水で出来ているなら
水浴びしているのと
あまり変わらないのではないか
という意見もありますが、
普通の水を顔に塗るのと
化粧水とではやっぱり効果は異なります。
化粧水に含まれる水と
シャワーやミネラルウォーターと
何が違うのか
まずはここを勉強してみましょう。
化粧水に含まれている水ってどんな水？
化粧水に成分に水と書かれている場合、
一般的には『精製水』のことです。
精製水
イオン交換樹脂などを使って
水をろ過することで不純物を取り除きます。
不純物が少なくなった水なので、
お肌にとって特別な効果は発揮しませんが、
安全性が高くなるため、
お肌に合わないということが
少なくなります。
ミネラルが入った水
温泉水や海洋深層水を使った
ミネラル入りの水が使わることがあります。
成分欄を見ると『ミネラル含有水』と
書かれていることもあります。
ミネラルが入っているというと
なんとなく聞こえがいいですが、
肌に合わない人が使うと
かゆくなったり、
赤くなったりします。
お肌に合う人が使うと
ミネラルの効果によって、
お肌が整う人もいるでしょう。
僕はセベンヌ山脈麓のアベンヌ村でとれる
温泉水を使った化粧水の
アベンヌウォーターが好きです。
スプレータイプなのできもちいいですね。
果汁を使ったもの
アロエベラやヘチマが有名です。
オレンジの果汁を使うこともあります。
果汁をそのまま入れているのではなく、
化粧水として使えるように
各メーカーで処理をしています。
果汁に含まれる糖分などに
保湿作用があるため、
よりしっとり感を求める人は
果汁エキスが入ったものを使う人もいます。
植物エキス
ラベンダー水、ローズマリー水、
セージ水、ユーカリ水など
良い香りがする植物の葉などを
水蒸気蒸留したものを
化粧水に入れる場合があります。
精油にアレルギーがある人は、
使用するのを注意してください。
酵母培養液
牛乳や米などを酵母の力を使って
発酵させたときにできたものの
上澄みを活用した水を
化粧水にいれることがあります。
酵母と名がついていますが、
酵母は入っておらず、
アミノ酸や保湿成分が入っています。
○○培養液といえば、
最近ではヒト幹細胞培養液というのが
流行っていますが、
これもヒト幹細胞と名はついていますが、
幹細胞は１つも入ってません。
研修がしっかりできていない企業の
美容部員さんとかは、
たまにうちのは入ってますよって
案内している人がいますが、
入っていないので気をつけたほうがいいと思います。
逆に入ってたら入ってたで問題なんですけどね。
どの『水』が良いのか？
肌の相性問題を考えると
精製水が一番安全だと思います。
科学的なものよりも、
植物や自然由来のものが
良いと感じる方もいますが、
天然物だからこそ不純物が入ったり、
菌が繁殖しやすいので
こっそり防腐剤を入れたりします。
天然のものだから安全というわけではありません。
使ってみて、
赤くなったり、痒くなったりしないのでしたら、
どれを使っていただいても良いと思います。
化粧水はお肌のコンディションを
リセットするために使用するもので、
化粧水だけで乾燥肌を解決しようとか
保湿しようというのは難しいです。
お風呂上がりにお肌のコンディションを
プラスマイナス０にするくらいな
認識で良いと思います。
お肌に潤いを与えたいなら
化粧水よりも美容液やオイルなどに
お金をかけたほうが
効果を実感できると思います。
化粧水は使わなくても良いのか？
ほとんどの成分が水で出来ている
化粧水は使う価値は無いのか？
というとそうでもありません。
特にお風呂上がりや
汗でお肌がいたんだ後
日焼けした後など
化粧水によってお肌のコンディションを
整えるというのは重要です。
シャワーにお湯や水道水は
お肌の表面に塗っても、
すぐに蒸発してしまい、
お肌に潤いを与えることは難しいです。
８０～９０％が水で出来ているとはいえ
残り１０～２０%に保湿成分や
他の化粧品をより浸透しやすくするための
成分が入っていることがあるので、
最低限、なにか１つは持っておきたいな
というのが化粧水です。
大きな期待はせず、
基礎中の基礎として
考えるのが良いのではないでしょうか。
僕は化粧水と乳液にはあまりお金をかけません。
高いものを買えばそれなりに良いものがありますが、
大きな効果は期待できないですし、
それなら良質な浸透力が高い美容液を
買うのが良いと思います。
やっぱり僕は
アベンヌウォーターが好きですね～
１０００円代たっぷりはいってますしね。
