年齡とともに少しずつ
目立つようになってくる毛穴
なんとなく毛穴が増えたんじゃないか
と錯覚してしまうこともありますが、
実際は毛穴の数は子供の頃から
変わっていません。
小学生くらいの頃は
毛穴の広がりや詰まりに
悩んでいる人は少ないですが、
思春期を迎える頃になると
皮脂の分泌が多くなり、
毛穴の詰まりや広がりに悩む
女性が増えてきます。
20歳中盤くらいになると
皮脂の過剰分泌で悩む人も
一時的に少なくなりますが、
20代後半くらいから
また毛穴で悩む人が増えてきます。
女性の方に自分のお肌の全盛期は
何歳くらいですか?
というアンケートをとると
23~25歳くらいという人が
一番多くなるのは、
ちょうど皮脂の分泌も落ち着き、
若さと見た目のバランスが
整っていることから
20代半ばくらいを全盛期と
思う人が多いようですね。
25歳過ぎてくると、
お肌の曲がり角とか
アラサーという言葉による
精神的ストレスを過剰に与えられ
仕事、結婚、出産など
これまであまり意識しなかったことも
色々考えなければいけなくなり
ストレスから皮脂の分泌量が増えてきます。
皮脂が多くなると
毛穴の出口が広げられてしまい
目立つようになってきます。
広がった毛穴の中で
皮脂と古い角質が混ざって固まると
白いニュルニュルとした角栓が
出来上がります。
この角栓を放置しておくと
角栓が酸化して黒くなり
黒ずみ毛穴や
イチゴ鼻と呼ばれる
お肌悩みに繋がります。
角栓をなんとかしたいなぁと思って
角栓をとる商品を探してみると
毛穴、黒ずみ、角栓
ごっそり、さっぱりみたいな言葉が
書いてあるものがたくさん見つかります。
Youtuberが角栓をとった動画を上げていたり
ブロガーが毛穴パックのレビューしてるのを見ると
あぁこうやって角栓を除去して
綺麗にすればいいんだ~と
思ってしまうかもしれませんが、
実はあれ、罠なんですよ
毛穴パックは角栓が取れるけど逆効果
基本的に角栓を無理やり取る方法は
お肌にダメージを与えるだけで
良いことはありません。
毛穴悩みを解決したいのであれば、
毛穴パックをしたり、
指や手で押し出すということは
やらないほうが良いと思います。
なぜ毛穴パックをしてはいけないのか?
毛穴パックをして剥がす時に
必要な角質(お肌のバリア)も剥がしてしまい
角栓もごっそり無理やりとることで、
毛穴そのものが傷ついてしまいます。
そこから炎症が起きたり、
もっと皮脂を出そうという
体質に変化していきます。
一時的に角栓は取り除けますが、
皮脂が分泌しやすいお肌になるわけですね。
オイリー肌の人があぶらとり紙を使いすぎて
もっとオイリー肌のなるのと似ています。
角栓にしろ、オイリー肌にしろ
原因があるから過剰分泌しているわけです。
それを無理やりとりのぞくと、
お肌からすれば
えっこんだけ出しててもまだ足りないの?
もっと頑張って出さなきゃ!!
って張り切ってしまいます。
思春期や20歳くらいまでであれば
若さゆえに皮脂の過剰分泌が起きているので、
毛穴パックをしても、
そこまで大きな問題もありませんが、
30歳以降で考えると、
原因が違ってくるので、
若いこと同じケアをしていても
むしろ悪化させるだけです。
毛穴パック後に保湿すればOK?
美容皮膚科の医師や皮膚科医の一部の方が
毛穴パックをしたあとに、
きちんと保湿ケアをすれば大丈夫!!
と言っている方がいます。
女医さんが言っていると
なんか正しいことのような気がしますが、
これも罠だと思いますよ。
パックで無理やりとって
引き締め効果がある化粧水を使っても
見た目の上では毛穴が小さくなったように
見えるかもしれませんが、
一時的なもので毛穴へのダメージから
むしろ悪化することのほうが多いと思います。
スキンケアは年代によって正解が違う
スキンケアというのは
年代ごとによって正しいやり方や
考え方が変わってきます。
毛穴パック商品のモデルさんを
見てもわかりますが、
基本的に若い子用なんですよね。
50代くらいのモデルさんが
毛穴パックしている広告って
あまりないですよね?
美容液とかならむしろ
50代、60代をよく使いますが、
あれはその年代だと効果が高いから
わざとそうしているわけです。
幹細胞培養液の美容液とかは
20代の子が使っても、
実はほとんど効果がでないんですね。
使わないよりは綺麗になりますが、
そこまで大きな効果がでません。
逆に55歳以上だと圧倒的な
効果がでるような成分なんです。
毛穴パックも一緒です。
20代くらいまでの若い方であれば、
それなりに効果的ですが、
30歳過ぎると逆効果というのが
分かっているので基本的に
モデルさんに使わせることはしません。
もしやらせていたら
なかなかえげつないと思いますよ
30歳以降の毛穴トラブルの原因は
皮脂の分泌だけではなく、
お肌の老化が大きく影響しています。
あと社会的なストレス等も大きいです。
ただ角栓をとれば良かった20歳までと違い
原因が増えているので、
対策方法も変わってきます。
では30歳過ぎたらどうすれば・・・?
自分の化粧やお肌の汚れにあった
正しい洗顔をすることが
もっとも重要なことです。
無理やり1回でどうにかしよう
という考え方ではなく、
角栓ができない状況を作っていくことで
徐々に肌質が改善して
綺麗になっていきます。
洗顔だけでは難しい場合もあるので、
ビタミンA, B1, B2, B6, B12, Cを活用して
皮脂量を調整するという方法もあります。
あまり広がりが大きい場合は、
レーザーを使うことも
視野にいれないといけません。
本当に毛穴を目立たないようして
お肌を綺麗にしたいのであれば、
少し長期戦になるということを
覚悟してください。
毛穴パックでごっそりは
むしろ悪化しますので、
30歳過ぎたら
なるべく使わないようにしたいですね。