75歳未満:新型コロナ重症化になった人の100%がビタミンD不足

これまで新型コロナウイルス感染症が

重症化する原因は、

高齢、基礎疾患がある

ということが一般的でした。

 

しかし、

若者の重症化や死亡が

増えてきているため、

年齢や基礎疾患だけでは

ちょっと説明ができないと考え

新たに研究を行ったようです。

 

アメリカのルイジアナ州立大学

健康科学センターが研究したところ

ビタミンD不足が問題ではないか?

という報告がされました。

 

新型コロナウイルスに感染後、

ICU(集中治療室)に入っている

75歳未満の患者

100%ビタミン欠乏症

だったそうです。

 

75歳以上を含めても、

ビタミン欠乏症の人は

84.6%だったようです。

コロナ感染症のほとんどの人が

ビタミン欠乏症になっているようです。

 

病気になっていれば、

ビタミンが足りない人が増えるのは

当たり前じゃないの?

と感じる人もいるかも知れませんが、

こちらの一般病棟で、

ビタミン欠乏症になっている人の

割合は57.1%でした。

 

ビタミンDが不足していることで

免疫に影響が出て、

重症化する率が上がっている

可能性は十分に考えられます。

 

ビタミンD不足と感染者数の関係

アメリカでは、

アフリカ系アメリカ人の方の

死亡率が非常に高いです。

 

黒人の死亡率が高い理由には

経済的な理由により

基礎疾患を抱えている人が多い

といった問題もありますが、

栄養面を調べてみると、

ビタミンD不足の人が多い

ということもあるようです。

 

アメリカ以外の国を見てみると

イタリア、スペインでも

ビタミン欠乏症の人がとても多く、

70~90%の人が

ビタミン不足だそうです。

 

イタリアと比較的近くの国の

ノルウェーやデンマークでは

ビタミン欠乏症率が30%ほどです。

 

ビタミンだけで判断するのは

ちょっと言いすぎかもしれませんが、

イタリアやスペインと比べると

被害が小さいので、

無視できないことかもしれません。

ビタミンDが豊富に含まれる食材

動物性の食品

かつお、あんこう、べにさけ

まがれい、ひらめ、うなぎ

まだい、まさば、さんま

といったお魚にとても良く含まれています。

 

豚肉や鶏肉に含まれている量は

お魚と比べると10分の1か

100分の1くらいになります。

 

お魚をよく食べる日本人は

コロナの被害が少ないというのが

あるかもしれませんね。

 

植物性の食品

きくらげ、白きくらげ

干し椎茸に豊富に含まれています。

 

豚ロースよりはちょっと

多く含まれているのが

ほんしめじ、まつたけ、

マッシュルーム、生椎茸です。

 

この中でおすすめは

きくらげです。

 

そういえば、

コロナウイルスが流行りだした頃、

とんこつラーメン食べてると

良いのではないかという説が

飛び出してきましたが、

もしかして、とんこつではなく

きくらげのビタミンD

影響していたのかもしれませんね。

 

きくらげがいっぱい入っている

ラーメンって言ったら、

とんこつラーメンですから

ちょっとありえるかもしれません。

 

 

本研究報告は

まだまだサンプル数が少ないため

絶対にビタミンDだ!

と断言できる状態ではないですが、

それでも偶然で片付けられる

比率ではないと思います。

 

ビタミンDは

新型コロナに限らず

免疫系に働きかける成分なので

摂っておいて損はないと思います。

脂溶性ビタミンなので、

摂りすぎも問題ですので、

サプリメントで摂る方は

飲みすぎないように気をつけてください。