タバコをやめて何年すれば健康な肺に戻るのか?

昭和40年代の頃は、

8割以上の男性はタバコを吸っていましたが、

平成元年の頃には6割程度になり、

平成30年の頃には、

3割程度にまで下がってきました。

 

女性の喫煙者は、

どの年代でも10~20%程度です。

最近の若い世代では、

6.6%となっておりタバコ離れが

着々と進んできています。

(FNN PRIME 日本たばこ産業の「全国たばこ喫煙者率調査」より引用)

 

平成以降、タバコを吸う人が

減ってきているのは、

タバコの値段が高くなったとか

年齢確認の導入、

喫煙場所がないなど

いろいろなことが考えられますが、

昭和と平成で比較して

一番変わったのは、

タバコを吸うのがカッコいいという

イメージを与えるドラマや映像が

なくなったことではないでしょうか

 

副流煙が危険だという情報も

たくさん発表され、

吸ってなくても周りに迷惑を掛ける

受動喫煙による健康被害の話も増えたため

ちょっとずつ吸うのをやめようかな・・・

と考える人が増えてきています。

 

タバコを吸っていると

肺がんになりやすいのかについて

様々な研究が行われています。

 

2018年の肺がん死亡者数は

男性52401人

女性21927人

となっております。

2018年の男性喫煙率が29%

女性の喫煙率が9.6%であることを考えると

ピッタリ一致はしないものの、

喫煙率が高いと肺がんリスクも高い

というのは間違いないようです。

 

今更、タバコを吸うと

肺がんリスクが上がるよというのは

何も面白みがない情報なので、

タバコを吸ってるけど、

どれくらい禁煙したら、

元の健康の肺に戻るのか?

ということについて

お話したいと思います。

 

健康な肺に戻るまで何年?

1日に吸っている本数と

何年それを続けたかによって

差は出てきますが、

タバコを一度も吸ったことがない人と

同じくらいのレベルに戻るには、

約20年の歳月を要します。

(International Journal of Cancerの多目的コホート研究より)

 

このグラフは喫煙者が

非喫煙者と同じくらいの

肺がんリスクになるまでの

年数を示しています。

 

禁煙し始めて最初の9年は

吸っている人とあまり変わらないですが、

10年以上禁煙に成功すると

肺がんリスクがかなり下がります。

 

現在タバコを吸っている人でも

頑張って10年禁煙すれば、

かなり肺がんリスクが減りますので、

今から始めても遅くないと思います。

 

日本人の平均寿命は

男性は81歳、女性は87歳(2018年)

ということを考えると

70歳未満の方は、

今から始めても効果はありますね。

 

若い頃からたくさん吸っていた人でも

10年禁煙に成功すれば、

かなり回復するので、

諦めず禁煙生活を始めてみても

良いかもしれませんね。

 

いきなり完全に禁煙となると

なかなかハードルが高いと思うので

まずはタバコを吸っている感がある

アイコスやグローを吸ってみて

徐々に慣らしていき、

匂いが少ないブルームにしたり

本数を減らしたりと徐々に

吸わなくても大丈夫に体を

慣らしていくのが良いと思います。

 

いきなりバッサリゼロにするというのは

本人の意思が固くても

なかなか難しいものです。

 

無理なく少しずつ減らしていき

肺がんリスクを下げていきたいですね。

 

非喫煙者がよくなる肺がんと

喫煙者がなりやすい肺がんは

ちょっと性質が違っています。

 

喫煙者は小細胞肺がんになりやすく

発見したときには

他の臓器に転移していることが多く

とても厄介な癌です。

 

非喫煙者がかかりやすい

非小細胞肺がんは

がん細胞の増殖のスピードが遅いので、

発見したときにすべて取り除けば

完治に近い状態にもっていけます。

 

肺がんにも大きく分けて

2種類の癌があるので、

タバコを断って、

小細胞肺がんにならないように

していきましょう!