新型コロナ(COVID-19)が
日本で流行し始めた頃
欧米人と比べると日本人はコロナに強いとか
死亡しにくいという話を
よく耳にしました。
実際に新型コロナウイルスに関して
コロナ専門の研究員の人でも
よくわからないとぼやいていることが多く
なにが本当のことなのかは
手探り状態です。
いろいろ意見や考え方があると思いますが
今回は死亡率という点に絞って
2020年7月の
新型コロナの危険性について
考えてみたいと思います。
実は死亡率がアメリカより高くなった日本
死亡率というのも
いろいろ計算方法があるため、
低く見せたり高く見せたり
することができるので、
この記事の中では、
新型コロナウイルスの感染者数と
死亡者数の割合とさせていただきます。
10万人あたりの死亡率とか
100万人あたりの死亡率というのも
大事な比率なんですが、
そんなマクロに考えずに
自分や家族がもしも新型コロナウイルスに
感染してしまったら、
どのくらいの確率で死亡してしまうのか
というほうが個人レベルでは
とても重要だと思います。
そんなシンプルな比率で見てみると
日本の死亡率の高さは・・・
感染が確認されている
190の地域で・・・39位です
死亡率は4.6%
少し前に言われていたような
日本人はコロナに強い
というわけでもなさそうですね。
なんとなく日本よりも危ないイメージの
アメリカの死亡率は4.2%です。
数ヶ月前までは、
日本の死亡率は2%程度で
欧米と比べたら大したこと無いな
さすが日本みたいな記事がいっぱいありましたが
現在はそうもいってられない状況に
なってきました。
4.6%という日本の数字が高いのかどうか
それは近隣諸国と比較すると
ちょっとイメージできると思います。
- 中国の死亡率は5.5%で25位
- 日本は4.6% 39位
- フィリピンは2.6% 81位
- 韓国は2.2% 95位
- 台湾は1.6% 118位
- ロシアは1.5% 119位
- マレーシアは1.4% 127位
- オーストラリアは1.1% 138位
- 香港は0.5%で157位です
どうでしょうか
比較的馴染みがある
近くの国や地域と比べると
日本の死亡率が高いというのが
ご理解いただけたでしょうか
こういう数字を見せると
1億人以上人口がいるのに、
死亡者数の合計が1000人未満なのだから
人口からの比率で考えれば
死亡率は低いという反論を受けることがあります。
それは国民全員がマスクをして
手洗い、うがいを頑張っているからだと思いますが、
他国と比較して感染者数が少ないのに
死亡率が高いという点が問題なわけです。
感染者数が少なく、
医療制度がしっかりしているなら
一般的に死亡率が下がるはずなんです。
どんな病気にも言えることですが、
罹患してもほとんど死なないなら
あまり意識しなくてもよいわけで
4.6%という死亡率は
決して低くはないと思います。
逆の見方をすれば、
95.4%の確率で死なないので
コロナにかかっても、
咳が辛い・・・
なんか味覚がおかしい
体が痛いといったような
風邪の症状と変わらない人が
ほとんどなので、
怖がりすぎてもしょうがない面もありますが、
あくまでそれは、
大丈夫だった人たちの話であって
参考になるようなならないようなお話です。
現在、コロナ感染者が増えていますが、
以前のように緊急事態宣言を出して
経済をストップさせるというのは
なかなかできないでしょう。
大きな利権の関係から
Go Toキャンペーンも
強行される予定のようですし
地方の方々はこれからやってくる
旅行者たちによって
コロナに感染しないように
注意をしていただけたらと思います。
アルコール消毒をする場合は
アルコール濃度70%以上のものを使用しましょう
濃度が低いとコロナウイルスに
効果がほとんどありません。
次亜塩素酸水を使用して
拭き掃除をする場合は
濃度80 ppm以上にしましょう
一部の記事で35ppmでも効果がある
という話もありますが、
それはかけ流しながら消毒するときの話です。
サージカルマスクも安くなってきたので、
布マスクの方はサージカルマスクに
変えて予防していただけたらと思います。
病気で死ななくても
経済が止まってお金がなくなれば
それはそれで生きていけなくなるので
ほんと感染症対策というのは
難しいものですね。