睡眠科学で考える大人の危険な寝言と問題ない寝言

寝言は幼少期に多く、

成長し大人になるにつれ

寝言を言う人が少なくなっていきます。

 

20歳以上では2割程度の方が

寝言をたまに言うようです。

 

意外と身近な出来事のようで

そんなに耳にする機会もない

寝言という現象ですが、

実は発生メカニズムは

あまりよくわかっていません。

 

寝言を言うからこうだ

と断言できるほど

単純な話ではなく、

いくつかのパターンに

分けて考える必要があります。

 

 

問題のない寝言、夢と寝言は一致しない?

ごにょごにょ何を言ってるのか

よくわからない寝言ではなく、

はっきり、なにかのセリフを

言っているような

寝言を聞いたことはありますか?

 

「絶対、勝つぞぉ!」

みたいなものや

「おはようございます」

みたいな挨拶とか

一瞬、起きたの?と思ったら

寝てたみたいな

そんなはっきりとした

寝言を言うことがあります。

 

こういう寝言を聞くと

夢の中で試合でもしてるのかなとか

誰かとお話してるのかなって

思うかも知れませんが、

寝言と夢の内容というのは

必ずしも一致しません。

 

寝言を言った直後に

すぐに起こしてみて

どんな夢を見ていたか聞いてみると

ぜんぜん覚えてないって

言われることは

結構あるようです。

 

突拍子もないことを

言っていたとしても

それが深層心理とか考え始めると

トラブルの元になります。

 

そもそも、

寝言や夢に明確な

意味を求めても仕方がないのです。

 

突拍子もない意味のわからない夢を

見ることがあるし、

ドラマやマンガなどで記憶したものを

処理している中で、

ポロっと寝言が出ることがあります。

 

よくあるトラブルとして

異性の名前を寝言で言ってしまったことで

浮気しているんじゃないかと疑われ

大喧嘩に発展していく

というのがあるようです。

 

仮に夢の中で

元カレ、元カノ、初恋の人などが

出てきたからといって

未練たらたらだから

夢にまだ出てくるのかといったら

そんなことはないわけです。

 

不可抗力みたいなものなので

夢や寝言を理由に難癖つけるというのは

困ったものだと思います。

 

気に食わないのはわかりますけどね。

指摘された側は、

記憶にもないことなだけに

もっと気に食わないと思います。

 

どうしても気になるなら

寝言で「◯◯◯さん」

という人の名前が出てたけど

それ誰?って聞くくらいなら

いいのではないでしょうか

 

◯◯◯さん?

あぁ職場の後輩だよとか

ノータイムで返ってくるなら

なにもやましいことはないでしょう。

 

動揺したり

目がキョロキョロしはじめたら

なんか怪しいですね

 

ちょっと話がそれましたが、

こういう寝言は

基本的にあまり問題ないです。

 

なにかしら理由をつければ

説明できるのでしょうが、

危険性はあまりないので

気にしてもしょうがないですね。

 

よくわからないけど

変なこと言っちゃった

ってだけです。

 

危険な寝言は体も動く

さて、突拍子もない事をいうのは

問題はないとして、

どういう寝言だったら

問題になるのかをお話いたします。

 

危険な寝言というのは

体も一緒に動きます。

 

寝言を言っているときに

手や足が動いたり

ジタバタしていたり

息が詰まっているような

様子が見られたら

要注意です。

 

もっとひどい状態ですと

痙攣してピクピクすることあります。

 

寝言がどうという以前に

見るからに危険そうな

感じになっているので

もし目にしたら、

びっくりすると思います。

 

悪夢を見ていたから

悲鳴をあげてしまった

というならまだわかるのですが、

先程と同じように

夢とリンクしていない場合があります。

 

理由はわからないけど

悲鳴をあげたり

バタバタともがいている場合は

睡眠時驚愕症

可能性があります。

 

原因としては、

過度なストレス

睡眠不足ですが、

音や光によっても

起きます。

 

例えば照明が明るくてきついとか

耳には聞こえにくい

変な低音が響いている

逆に聞こえないレベルの高音が

邪魔してくるということがあります。

 

家の中はシーンとしていても

それは音として聞こえていないだけで

聞こえない音が、

耳や脳を刺激しているというのは

よくあります。

 

古くなった電源やケーブルは

高齢者だとほぼ聞こえないレベルの

高音がキーンって鳴り響いています。

 

0歳から12歳くらいですと

耳がめちゃくちゃいいので、

中学生以上では聞き取れないような

超高音も聞き取れるため、

大人にはわからないストレスを

ためていることがあります。

 

そういった理由から

睡眠時驚愕症になってしまい

寝言+体の動きが出ているのかも

しれませんね。

 

なんか疲れてるんだろうな

って簡単に考えてしまうのは

ちょっと危険ですね。

 

目に見える話ではないから

こういう現象が起きていると

幽霊のせいにしたくなる

人もいるようです。

 

それは幽霊にとっても

いい迷惑な話でして

家の中に溢れかえった

ケーブルや電源のせい

というのがよくあることです。

 

なにか家族や自分に

違和感がで始めたら

それは幽霊ではなく

ケーブルのせいかもしれませんね。

 

 

それ以外にも

外的要因としては、

飲んでいる睡眠薬や

抗うつ薬、血圧を下げる薬に

問題があるかもしれません。

 

これらの薬を飲んでいると

薬の影響から寝言が増えて、

バタバタしていることがあります。

 

こちらの場合は、

薬の副反応のようなものですから

電気ケーブルや幽霊のせいでは

まったくないので、

しばらくの間は仕方がないのかな

という面があります。

 

ただし、

あまりに連日続くようであれば、

薬を変えることも

検討しなければいけません。

 

自分は寝ているときに

暴れているのか

寝言を言っているのかが

わからないので、

そのまま同じ薬を

飲み続けてしまうことが

多いと思いますが、

もし家族の方が気づかれたら

一度、医師と相談してみたほうが

良いと思います。

 

薬のせいで寝言や

手足の動きが増えていることを

言ってみて、

そんなことあるわけないじゃない

って医師言ってきたら、

そんな不勉強な医師とは

付き合いをやめて

別の人を探したほうが良いと思います。

 

医師なんてたくさんいますから

ダメなのとは縁を切って

次行きましょう。

それが回復する一番の近道です。

 

 

今回は寝言について

お話をいたしました。

たかが寝言のようで

意外と奥が深いものです。

 

連日、寝言が出るようであれば、

なにか精神以外にも

負担がかかっているかも知れません。

 

特に未成年の子供に関しては

大人よりも感覚が敏感なので

注意が必要です。

 

本人が自覚できない

なにかしらの負担が

かかっているかもしれないので、

寝言が増えたら気をつけましょうね~