脳科学で見るキャバクラに通う男性心理

キャバクラと言えば、

どこの繁華街にも存在しており、

日本人にとっては、

それほど特殊なサービス業という

認識はあまりないでしょう。

 

世界的に見ると、

なぜ女性と話すだけのサービスに

お金を払わないといけないんだ?と

ものすごく不思議に思われています。

 

それもそのはずです。

欧米でもそうですし、

ほとんどのアジアの地域でもそうですが、

気に入った子がいれば、

そのまま「お持ち帰り」できる

システムになっているところが

ほとんどです。

 

日本に初めて来た外国人は、

えっほんとにお話して、

お酒飲むだけなの?

嘘でしょ?

裏とか別室とか

提携先とかあるんでしょ?

と思っているようですが、

そんなものは基本的にないわけです。

 

じゃあ、なんで

そんなことにお金使うの?

日本人男性の感覚がわからないわぁ~

ってめちゃくちゃ悩ましているようです。

 

このことを

きちんと説明しようとすると

結構、根が深く、

かなり深刻な話になります。

 

日本の結婚制度とその後の展開

パートナー間のコミュニケーション問題

不倫はしたくないけど恋愛はしたい

などなど

挙げだすとキリがなくなります。

 

ただ、今日は、

脳科学的な側面から

考えてみたいと思います。

 

 

人間がやたら必死になる時というのは

どんなときなのか?

それは、脳が快感を覚えるときです。

 

脳が気持ち良いと感じると

無条件に頑張れてしまうわけです。

 

では、どんなときに

脳は快感を覚えるのか?

というと・・・

報酬系と呼ばれる回路が

活動したときに、

気持ちいいってなります。

 

そんな中でも、

特に男性が気持ちいいと思うものは、

セックス・・・ではなく

 

「社会的な報酬」

 

これを得たときに、

脳が快感を感じるようです。

特に女性よりも

男性の方がこの傾向が強いです。

 

社会的な報酬というのは

例えばそうですね~

 

会社で昇進が決まった!

上司から褒められた!

仲間内から期待されてる!

 

こういったものが

社会的な報酬です。

 

性別問わず、

認められれば嬉しいですよね

 

こうした社会的な報酬が

得られると

ものすごく頑張ってしまうわけです。

 

これだけを見ると、

あれ?

なんで、ざわざキャバクラ行くの?

話が繋がらないような?

 

社会的に認められて

成功しているなら行かなくてもいいじゃん

って思いますよね。

 

そう、普通ならそうなんですよ

だから外国の人には理解されないんです。

わざわざ、高いお金を払って、

女性とお酒を飲むだけ

 

めちゃくちゃ可愛いとか美人なんて

どの店も2人いるかどうか程度です。

 

じゃあ、なぜ通うのか?

というと・・・

 

自分が今、

社会において

どの位置にいるのか

確かめてみたい(新規探索)

という気持ちが湧く人が、

結構いるんです。

 

そんなときに、

お世辞とわかっていても、

若い子たちから、

「○○さん、すっご~い!」

「さすがですね~」

「好きになっちゃいそう」

などと言われると、

承認欲求が満たされて、

脳が快感を覚えてしまうわけです。

 

ここから、

人によりますが、

その快感が忘れられない人は、

続けて通ってしまうわけですね。

 

ほんとキャバクラというのは

特定の男性しかハマりません。

 

誰でもハマるものじゃなくて、

ハマる人はハマる

逆にいえば、

キャバクラにハマる人は、

なかなか止められませんよ

 

言語による快感を覚える回路

出来上がってしまっているので、

禁止したところで、

隠れてこそこそ行きます。

 

快感というのは、

肉体的な快感

脳の快感

心が満たされる精神的なもの

といった3つのものがあります。

 

この脳が気持ち良くなってしまった人は、

なかなか帰ってこれないのです。

 

なぜなら・・・

男性に関しては、

セックスの気持ちよさの

3~5倍以上

高い言われているからです。

 

数万円払えば、風俗店で

性的な欲求が満たせるのに、

ただ、話すだけで数十万使う人がいるんです。

 

それもそのはず

快感の度合いがぜんぜん違うからですね。

 

どおりで、キャバクラが

いろいろなところに溢れかえってるわけですね。

 

キャバクラは

疑似恋愛サービスができる場所

接待をするための場所という側面もあります。

 

しかし!!

キャバクラが販売している

メインの商品は・・・

「社会的な報酬」

を擬似的に与えることです。

 

読んでいる人の中には、

ほんと男ってくだらないなぁって

思う人もいるかもしれません。

 

かばうわけではないですが、

一生懸命頑張って仕事して、

毎日朝から夜まで頑張っても

ありがとう、お疲れ様の一言も

言わないどころか

文句ばかり言う

パートナーは少なくないんですよ。

 

だから、お金払ってまで、

すっご~いって言ってもらいに

いくわけですね。

 

なんだか書いてて、

悲しい気持ちになってきますね~

 

ちなみに海外で、

同様のサービスがあまりない理由は、

宗教・文化の差と

麻薬の手に入りやすさの差でしょうね。

この辺の話を始めると、

エグくなるので、今日はこのあたりで~