一般的な時間の感じ方として
過去から未来に進んでいるように
見えていると思います。
昨日があって、今日があり
明日がやってくる
普通に生活していると
それが当たり前のように感じますが、
よくよく考えてみると、
時間は未来から過去に流れていて
今現在と過去を脳の中で作り出す
と考えたほうが正しいように思えます。
いきなり何を言い出したんだ
変な宗教にでもハマったかって
思われるかもしれませんが、
そんなオカルトめいた話ではなく、
今を作っているのが過去の世界だとすると
ちょっとつじつまが合わないことがあるわけです。
例え話がないと
ピンっと来ないと思うので
日常でありそうな例を出してみますと
とても欲しい商品があって
たまたまチラシを見ていたら
台数限定10、大特価というものを発見して
急いでお店に向かったとします。
大急ぎでお店に行ったものの、
自分の目の前で10台目が売れてしまい、
あ~あ、ついてないなぁ
なんなんだよと嫌な気分になって
帰宅したとします。
この時点では、
もう5分早く行ってれば買えたのになぁ
ほんと、ついてないって気分になり
とても落ち込むことでしょう。
ここだけを見れば、
過去の嫌な経験が
今の不幸な自分を作っているので
やっぱり過去から現在、未来につながってる
ように感じるかもしれません
しかし、
こんなことが起きたら
話が変わってくると思います。
欲しい物が買えずに
家でふてくされながらゴロゴロしているときに
たまたま見ているショッピングサイトで
欲しかった例のものを発見。
しかも、
チラシにあった大特価よりも安い!!
この時にこう思うでしょう。
あのとき、間に合わなくてよかったぁ
自分の目の前で売り切れてくれたおかげで
もっと安く買うことができた
私って本当は運がいいんだよねぇ~
と一気にポジティブな気持ちになると思います。
この時点で自分の世界を振り返ると
少し前に台数限定の大特価品が
買えなかった話が
悪い話ではなく、
その後、安く買えるきっかけになっている
という話に変わってると思います。
買えなくてムカついた話が
後に安く買えるためのきっかけ
という話になり
嫌な思い出ではなくなっていると思います。
未来の結果が、
過去の世界を変えているのです。
もし過去から現在、未来といったように
一方通行なのであれば、
未来の結果は過去に影響を
与えることはないのでしょうが、
実際、未来の出来事によって
過去が書き換えられています。
似たような経験をしたことが
ある人はたくさんいるでしょう。
あぁあのときの苦労は
今この瞬間を迎えるために
あったんだなぁ
あの頃は絶望的だったけど
今では良い思い出だよ
なんてセリフは
そんなに珍しいものではないですよね。
過去は過ぎたものだから変えられない
仮にタイムマシーンができたって
過去には行けず未来への片道切符
なんて言われてはいますが、
過去は変えることができるんです。
未来の結果によって
いくらでも変化するわけですね。
過去の汚点なんて一生消さないし
消えることがない
っていうのが当たり前に思っているから
絶望的なわけなんですが、
未来の自分が今と過去を作り変える
ということがわかると
ちょっとだけ、気持ちが楽になると思います。
なんか発想転換みたいな感じで
煙に巻かれたように
感じる人もいると思います。
うまく言葉にできていないので、
感覚的に伝わる人と
あまり論理的でないねと
感じる人がいると思います。
きちんと論理的な話ができるなら
とっくに論文にするか
本にしているので
そのあたりはまだまだ未完成の
理論だと思ってください。
話を戻しますが、
過去が最高なのと
未来が最高なのは
どちらが良いでしょうか?
多くの人は
未来が最高の方が良い
って答えると思います。
未来が良くなると
過去全部が肯定されるわけです。
忘れ去りたい過去
消したい過去
というのは1つや2つあると思いますが、
それは未来の行動によって
書き換えることができます。
時間というのは
未来からやってくるというのが
少し分かっていただけたでしょうか?
未来の自分の行動が
今や過去の自分に影響を与えるって
直感的に感じられる人もいるようですね。
未来の自分の記憶や情報を
引き出せる人って言い方をすれば
ちょっとオカルト的になってしまって
勘違いじゃないの?
って茶化す人も出てきそうですが、
過去の自分に引きずられている人がいるのだから
未来の自分に引っ張られる人がいたって
なにもおかしくはないと思います。
昨日の自分も明日の自分も
今から見れば同じだけ離れていて
プラスかマイナスかの違いでしょう
至って普通の話のように感じます。
なにか特殊な才能や能力がないと
できない話ではなく、
未来の自分が今と過去を
変えてくれると知るだけで
なにかが変わっていくのではないでしょうか