神社に行った時に、
お賽銭の金額を語呂合わせで
決める人がいます。
一番多いのが、
ご縁がありますように!
と願って、
5円玉を入れるというものです。
それ以外にも
たくさんの語呂合わせがありまして
5円玉1枚 ご縁がありますように
5円玉2枚 重ね重ねご縁がありますように
5円玉3枚 十分ご縁がありますように
5円玉4枚 よいご縁がありますように
5円玉5枚 二重にご縁がありますように
5円玉6枚 安定と調和のとれたご縁がありますように
5円玉7枚 再三ご縁がありますように
5円玉8枚 末広にご縁がありますように
5円玉9枚 始終ご縁がありますように
5円玉10枚 10倍のご縁がありますように
5円玉11枚 午後に投げることでご縁がある
5円玉21枚 盛りだくさんのご縁がある、十分にご縁がありますように
5円玉23枚 いいご縁がありますように
5円玉25枚 十二分にご縁がありますように
5円玉97枚 四方八方からご縁がありますように
ほんと誰が考えたのか知りませんが、
お賽銭というのはそもそも、
お願いをするために入れるわけではありません。
これまでの過去に感謝するため
お賽銭をして、
神様に感謝の言葉を述べます。
お願い事をしてはいけないのではなく、
基本は過去に感謝
その上で、
未来への抱負やお願いごとをする
というのが順番です。
なので、
語呂合わせでお賽銭を投げ入れるのは
基本的にやめたほうがいいです。
有名な出雲大社のよくある質問にも
このようなことが書いてあります。
Q.お賽銭の金額は決まっていますか?
A.お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。
これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
引用:出雲大社のよくある質問
この返答内容を見て、
かなり怒っているのが伝わりますでしょうか?
かなり強烈に批判しています。
神様への感謝の気持ちを持って祈ればいいので、
金額の大小ではないですし、
昔はお米やお酒が一般的でした。
いつの頃からか、デマが広まったんですね。
そして、お金を入れる場合
一番いいのは、札です。
硬貨に比べて、紙のほうが念がこもります。
綺麗な千円札(ピン札や折れ目がないもの)を
封筒に入れて、そっとお賽銭するというのが
大人のお賽銭です。
仮に札が厳しくて硬貨を入れることになっても
投げ入れてはいけませんよ。
お金を投げるというのは
神様に失礼です。
金額がどうとか、札がどうというよりも
所作を見られていますよ。
見返りを求めなくても
感謝の気持ちを伝えれば
自然と返ってくるものです。
まずはそこを疑わずに
信じてみましょう。
その気持ちがあれば、
1円でも5円でも
なにも問題はありませんよ!