新型コロナウイルスの
ワクチンを接種したかについて
教員が生徒たちにみんなの前で
挙手で確認していたという
とんでもない問題が全国的に発生しており
教育委員会が保護者に謝罪する
ということが増えてきています。
ニュース記事になっている代表的なものを
ご紹介いたします。
東京の国立の中学校
愛知の尾張旭市の中学校
奈良県の五條市立中学校
探せば色々出てきますが、
全国的に似たようなことが
起きているようです。
現場の教員の言い分としては
「副反応で定期テストなどを欠席する生徒を事前に把握したいが、何も聞けなくなった」。愛知県内の男性教諭（４５）
とこんなことも聞けないのかと
あまり反省している様子はありません。
教員がワクチン接種の
有無を確認することは
やってはいけないことだ
という決まりはないかもしれませんが
常識的に考えて聞いて良いことではありません。
ワクチンを打ったか打たないか
というのはなんでもないような話に
感じる人もいるようですが、
かなり失礼な話だということを
理解するべきだと思います。
ワクチンの副反応によって
体調を崩す人が多いから
事前に確認したいという
教員の気持ちはわかります。
僕自身も春学期中に
ワクチン接種のおかげで、
重要な日に欠席されるということが
たくさんあり、後で追加の対応が
必要になることがありました。
でもですね
個別に質問するならまだしも
クラス全員の前で
ワクチン打った人～？
って聞くのはさすがにおかしいですよ。
どれくらい失礼な話かというのを
別の言葉に置き換えるとわかると思います。
中学生たちを相手に
初潮を迎えた人～？
ってクラス全員の前で挙手させるのと
ほとんど同じレベルの問題です。
これだと男子が当てはまらないので
別の表現にするなら、
セックスしたことある人？
って聞くのと同じレベルですかね
そんなこと学校教育において
確認する必要があるのか？
というお話です。
新型コロナウイルスのワクチンが
安全性と信頼性が確立しており
義務とまではいかないまでも
接種するのが当たり前
という世の中になったとしても
みんなの前で挙手させる必要はないでしょう
どうしても確認をしたいなら
まだ未成年なのだから
親御さん宛にプリント作って
任意回答にさせるとかにしないと
だめだと思います。
このことは僕が勝手にそう思っている
価値観なのではなく、
どこの教育委員会に報告しても
教員が不適切な行動をとったと認めて
謝罪することになりますので、
今回の問題は
教員のモラルがないだけなのです。
文部科学省の見解
文部科学省は
学校現場に対して
ワクチン接種の強制に
つながることがないよう
生徒の行事への参加などに際して
ワクチン接種などの条件を
付さないよう求めています。
ワクチン接種の確認がいじめや差別に繋がる
ワクチンを接種していない
ということを確認することによって
同調圧力が高まるのも問題ですが、
もっと怖いのがいじめです。
まだワクチンを打っていない
というだけで、
あいつと話すとコロナになる～とか
その人が使用したものや場所が
汚染されている扱いをしたり
直接アルコールスプレーを吹き付けられる
といったいじめが多発しています。
学校内でのいじめというのは
教員の目に届きにくく、
目についてもなんの対処もしないどころか
一緒になっていじめる教員がいるくらいなので
この問題はなかなか深刻です。
学生だけの問題なら
ある程度対策がありますが、
教員もグルとなっているいじめは
ほぼ転校する以外に解決法はなく
子供が親に相談して
学校に文句を言いにいっても
運が悪ければ子供が悪いみたいな
話になってどんどん追い込まれる
といったことがあります。
本来なら学生たちに
手本を見せないといけないのが
大人なのですが、
肝心な大人たちも残念な人が多く
一般企業でも似た問題が起きています。
もし自分の子供の学校で確認があったら？
もしも自分の子供を通わせている
学校でワクチン接種の確認があったら
迷わず学校や教育委員会に報告しましょう。
変に咆哮して騒ぎを大きくすると
学校に居づらくなるのではと
心配される方もいると思いますが、
この問題を放置しておくと
とても記事にかけないような
えげつないいじめにつながることが
たくさんありますので、
早め早めに対処したほうが良いです。
いじめられるくらいなら
ワクチン接種したほうが楽
って考える子供もいるでしょう。
しかし、
ワクチン接種すれば
もろもろの問題が
解決するわけではないのです
接種したら接種したあとの
別の悩みがでてきます。
そのときに
やっぱり打たなければよかった
って思ってももう戻れませんので、
冷静に考えて判断しましょう。
