本日のテーマは「減塩」です。
今から5年ほど前に、
アメリカで減塩すると血圧が下がることから、
健康のためには減塩が1番という
風潮ができ始めてきた。
そして、現代、塩分は控えないといけない
と特定の病気にかかっているわけでもない人も
塩分を意識するようになった。
アメリカに右に習えの日本でも、
血圧が140超えた!!
減塩!! 減塩!!
ととにかく塩分制限をすれば
いつまでも健康でいられるという
減塩信仰が生まれた。
ほんと、日本人のいいところでもあり、
悪いところもでもあるのですが、
ちょっと科学的な話をセットにすると、
狂信者が生まれます。
そうなると、大変ですよ。
1グラムでも少なくしなくちゃと
全ての食事から減塩し、
自分だけならいざ知らず
親、兄弟、親戚
知人、友人、赤の他人と
次々に減塩信仰を布教します。
一般的な宗教の宣教師も
裸足で逃げるほどの勢いで
拡散するものですから、
日本人って本当にすごいなと思います。
だから、日本って宣教師の墓場って
言われているのか。
他の宗教が入り込む余地ないね。
まぁ話がそれましたが、
それくらいここ数年で勢力を拡大しています
皆さん、塩分は良くないんだって
一度くらいは聞いたことありますよね。
さて、問題は、
どれくらいの塩分が良くないのか?
という話です。
厚生労働省では、
男性で1日、8グラム
女性で1日、7グラムまでが
塩分摂取の目標値としています。
高血圧学会では
6グラムまでとしています。
ちなみにですが、
透析患者で1日、6グラムが制限です。
はい、この数字から何か感じましたか?
女性であれば、1日7グラムまで・・・
つまり、透析患者とさほど差がない程度に
生活しないと健康でいられないそうです。
だんだん、
なんかオーバーな気がしてきたでしょう。
もちろん、体質や体重によって
多少は増減しますよ。
でも、アレって思いました?
もし思わなかったら、それはそれでいいのですが、
疑問に感じた人は先まで読んでみてください。
2014年に10万人以上の人々を
3年半に渡って追跡調査をして、
食塩の摂取量と死亡リスクを調査されました。
その結果、1日15グラム以上摂ると、
明らかに疾患のリスクが上がる。
減塩して1日7.5グラム以下にすると
疾患リスクが上がるという結果がでました。
つまり、多くても少なくても病気になる
という結果が出たわけです。
血圧だけ下げておけば、
病気にならないわけではなく、
高血圧ではなくなるのです。
しかし、塩分というのは、
人間が行きていくためには、
必要不可欠なものですね。
それがなぜ、近年になって
塩分が悪者になったのかというと・・・
塩化ナトリウムの塊
食塩のせいです。
科学的に作った食塩は、
塩化ナトリウム99.5%以上で出来ており、
塩分しか摂ることができません。
味もしょっぱく、少しの量でも刺激的です。
これが悪者にされる原因の一つですね。
1970年より前は、
海水から塩を作ることで、
ナトリウムだけではなく、
にがり、ミネラルなどが豊富に入っている
天然のサプリメントみたいなものでした。
自然のものからきちんと塩を作ると、
ナトリウムが80%程度
あとはミネラルが大量に含まれています。
味もしょっぱいというよりは、
甘みがあり、まろやかです。
ただし、
いくら天然物、自然の物だからって
いくら摂ってもよいわけではないですよ。
減塩はしなくていいんだぁ
食塩がダメだったんだ
じゃあ、自然のものなら健康にいいね
ここまではOK
でも、今度は、自然の塩は
母なる海からの恵みと言い出して、
また信仰にようになると、
塩分過多で病気になります。
良いものでもほどほどになんですよ。
すぐ、みんな行き過ぎてしまうから
注意が必要です。
そうすると、なんか怖くなってきて、
やっぱり摂らないほうがいいんじゃって
なっちゃう人もいるから、
自然の塩の魅力をちょっとだけ語ります。
日本食でお馴染みの焼き魚
やっぱり、魚ですから塩分必要ですね
味的に!!
味が良くなるだけではなく、
魚に含まれるカルシウムを効率よく
吸収するためには、マグネシウムが必要です。
そのマグネシウムは、摂るには・・・
サプリメント!!ではなく、
天然の塩です。
普通の食塩はミネラルが入っていないので、
価値がないですが、天然物なら・・・
ありとあらゆるミネラルが入っているので、
お魚の栄養を無駄なく吸収できます。
マグネシウムがあれば、
冷え性も緩和しますよ。
だんだん、天然ものの塩
欲しくなってきたでしょう?
そう、減塩ではなく、
脱食塩!!
塩化ナトリウムだけ摂るのは
止めよう!!
塩っていったらさ
はっ! かっ! たっ! の 塩!
博多も関係なければ、
そもそもメキシコ塩田
ほんと面白いよね伯方の塩