目に見える水蒸気やスチームを顔に当てると乾燥する

そろそろ加湿器がないと

乾燥が辛いという人が

出てくる時期になってきました。

 

湿った風がシベリアから吹いてくると

日本海側で雪を降らせて、

太平洋側に乾いた風がやってきます。

 

そのため、

空気は乾燥しがちで、

お肌がピリピリする人や

唇が割れてしまう人が

徐々に増えてきます。

 

そんなときに

加湿をしなくちゃって思うのは

良いことなのですが、

乾燥しているから、

スチームを顔に当てよう!

って考えるのは

ちょっと危険なので

考えものですよ。

 

蒸気を顔に当てる危険性

一見すると、

水蒸気を顔に当てるというのは

良いことをしているように

感じるかもしれません。

 

しかし、

目に見える蒸気やスチームを

顔に当てても、

一時期的に水分がついて

潤ったように見えるだけで、

お肌の内部はほとんど潤いません。

 

ただ潤わないだけなら、

表面だけでも保湿されるなら

スチームっていいじゃないか

って思うかもしれませんが、

むしろ乾燥肌を原因になるかもしれません。

 

 

スチームを当てると乾燥肌に?

お肌に長時間スチームを当てると

お肌が徐々にふやけてきます。

 

お肌というのは

ふやてしまうと、

角質層のバリア機能が落ちてしまい、

内側の水分を外に漏らしてしまいます。

 

角質層というのは

サランラップのようなものでして、

外からの刺激から守ってくれたり、

内側の水分を逃さないよう

守ってくれたりしています。

 

食品を乾燥させないようにするために

サランラップをして冷蔵庫にいれるのと

ちょっと似ていますね。

 

もし、サランラップをしないで

放置したら食べ物はカピカピに

なってしまいますね。

 

お肌も一緒なんです。

角質層より奥にためていた

水分を蒸発させてしまい、

お肌の内部が乾燥します。

 

スチームを当てているときは

表面が潤っているように

感じるため、

体感としてわかりにくいのが

怖いところですね。

 

 

スチームを当て続けるとニキビの原因に?

思春期にできるニキビと違い

大人ニキビというのは

なんでもないことでも

原因になったりします。

 

スチームによって

部屋が加湿されることはOKですが

顔に当て続けてしまうと・・・

雑菌が繁殖して、

顔が炎症・・・

そしてニキビになるいうことがあります。

 

スチームは顔に当てるのではなく、

部屋に飛ばすものです。

 

一時的にスチームをちょこっと当てたり

専門の技術を持っている人が

うまく活用するのは良いと思いますが、

やみくもに顔にスチームするのは

美肌から遠のくことになると思います。

 

 

まとめ

乾燥する時期になったら

スチームによって顔を保湿しよう

っていうのは難しいので、

直接、顔に当てないでください。

 

スチームは部屋を加湿するために使うとか

少し離れたところから飛ばして

寝ている時の乾燥を防ぐという

使い方が良いと思います。

 

こういう話をすると、

じゃあお風呂に入ってふやけるのも

肌に悪いんじゃないか

温泉ってどうなの?

って思う人もいると思います。

 

お風呂上がりはスキンケアをしますし、

温泉はただのお湯ではなくて

いろいろな有効成分がいっぱい入っているので

駄目にしたんだけど、良くしているという

温泉ならではの効果・効能があります。

 

今回のお話は

保湿しようと思って

顔にスチームを当てるのは

乾燥肌の原因をつくることになるよ

というお話ですね。

 

 

僕も理屈ではわかっているのですが、

加湿器コーナーで

蒸気が飛んでいるのを見ると、

ついつい顔に当てたくなってしまいますね。

 

店舗で飛んでる蒸気なんて

雑菌とミネラルの粒を飛ばしているだけなので

吸い込んだら呼吸器を痛めるだけって

わかっちゃいるけど、

なんかつい、顔に当てたり、

触ってみたくなりますね。

 

それが肌にとってはあまり良いことではない

というお話でした。

 

僕みたいに

スチーム飛んでるのを見たら、

顔や手に当てちゃ駄目ですよ。