お肌に潤いを与える基礎化粧品
というイメージが強い
化粧水についてお話致します。
化粧水の中の成分を見ると、
様々な保湿成分があります。
いちばん有名なものだと
ヒアルロン酸Naですね。
元々、体の中にあるものですが、
20歳以降になると、
徐々に体内にあるヒアルロン酸の量が
少なくなってきます。
特に30代、40代になると
体内のヒアルロン酸は、
20歳の頃と比べると、
8割位になっている人もいれば、
半分くらいまで減っている人もいます.
若いときは乾燥肌ではなかったのに
ある年齢になったころから
乾燥しやすくなったと感じる人が
出てくるのはそのためです。
元々持っていたヒアルロン酸の量が
半分になれば、
乾燥しやすくなるのは当然ですね。
そのため、
年齢に合わせたスキンケアというのが
必要になってきますが、
ヒアルロン酸がないなら、
ヒアルロン酸をとればいいじゃない
って考えて化粧水を使うのは
ちょっと違うんですね。
ヒアルロン酸はお肌の内部が潤うわけではない
ヒアルロン酸は保湿成分として
有名ではありますが、
お肌の内部に潤いを与えることが
できる成分ではありません。
ヒアルロン酸というのは、
水分をためることができる
スポンジのような存在です。
そのため、
化粧水を肌になると、
お肌の表面に水分を保持して
潤ったような体感があるんです。
手で触ることができる場所が
もちもちしてたり、
ツヤがよくなって
ふっくらしたような感じがすると
なんかすごくお肌に効いたように
感じるかもしれませんが、
お肌の内部ではなく、
外側に水たまりができているような
状態になっています。
そのため、
時間が経てば、
いくらヒアルロン酸があっても、
徐々に蒸発していき、
お肌の内部に潤いをあたえることは
ほとんどないまま消えてなくなります。
まったくないのか?
といえば、ゼロではないですが、
角質層にやや潤いを与えるくらいなので、
内部にはやっぱり潤いを与えません。
これは人間の体の構造上
仕方がないものなので、
買った化粧水が粗悪品だから
こうなっているわけではないですよ。
元々、化粧水というのは
お肌の表面ケアのためのものなので、
めちゃくちゃすごい成分が入ってる!!
としてもそこまで大きな期待はできないのが
化粧水というものです。
なので、化粧水に関しては
使わないとだめだけど、
ここのお金をかけても、
大きな成果は得られないよ
といつもお伝えしています。
他の保湿成分もたくさんいれると?
ヒアルロン酸が微妙なのなら、
ほかにもたくさんの保湿成分が入っている
化粧水を選べばいいのかな?
と思う人もいるでしょう
有名な保湿成分といえば、
グリセリン、BG、トレハロース
などがありますが、
あれこれ入ってくると、
今度はベタつきの問題が出てきます。
化粧水は基礎的なケアになるので、
塗り心地が悪いとか
ニオイが合わないというものを
長期的に使うと、
得られるリターンよりも
精神的なストレスの方が大きくなり
マイナス面が目立ってきます。
化粧水は痒くなったり、
塗った後に赤くならないなら、
それでひとまずOK
というくらいに割り切って、
美容液や乳液などに
お金を回したほうが
全然良いと思いますよ。