真の勝ち組とは明日も生きていられる人のこと

時代と共に勝ち組という

言葉の意味は変わっていきますが、

現代ではどういった人が

勝ち組と呼ばれているでしょうか?

 

経済誌なんかを見てみると、

年収が1つのバロメーター

されることが多いです。

 

日本人男性の50歳のときの

平均年収は530万ほどだそうです。

この平均より高いと、

一般的に勝ち組と呼ばれることが多いので、

年収600万オーバーで勝ち組

年収400万以下で負け組・・・?

という感じに分けられています。

 

ただ、金銭感覚というのは

住んでいる場所や

物価で大きく変わってきます。

 

仮に600万円稼いでいても、

東京のど真ん中に住んでいると

家賃でだけでほとんどなくなりますね。

 

なので、

年収がいくらだから勝ち組というのは

なかなか判断がつきにくいところです。

 

それでも、

旦那の年収がいくらというのが

その家庭のランク分けにされることが

多いのはなんとも言えない気持ちになります。

 

この年収による

勝ち組、負け組というのと

同じくらいによく言われたのが、

結婚しているのか?

バツイチなのか?

子どもはいるのか?

勝ち負けを言われることも

よくあります。

 

現代では母子家庭、父子家庭も

かなり増えてきたため、

勝ち負けの話が少し減りましたが、

それでも、離婚すると負け組みたいな

そんな考え方が根強くあります。

 

ただ、収入がない母子家庭は

再婚しないと経済的に苦しいですが、

20万前後稼ぐことができると、

住宅手当、児童手当、

学費、バス、電車が無料など

様々な手当があります。

(自治体による)

 

そのため、

半端な男性とくっついて、

専業主婦になると生活レベルが

落ちるという問題があります。

 

きちんと制度を理解していると、

意外と母子家庭って悪くない

というの面があるため、

旦那がいるけど経済的に不自由で

勝ってるんだか、負けてんだか

わからない人も多いでしょう。

 

結婚=勝ち組

という考え方が

そもそも、

国を管理する側がつくった

謎の価値観ですからね。

 

作られた価値観に

踊らされると、

勝ち負けはさておき、

幸せにはなりにくいかもしれません。

 

 

では、

真の勝ち組というのは

どういう人のことを言うか?

 

真の勝ち組とは?

資本主義経済の価値観で見れば

年収が1000万オーバーとか

 

世間体で見れば、

結婚して子どもがいるかどうか?

 

では、

人間としての

生命体としての勝者は

 

今日を生き、

明日も生きられる人

これが勝ち組になります。

 

全生命体に言えることですが、

なんのために生きているのか?

という哲学的なことはおいといて

 

死にたくない

今を生きていたい

というのが本能的にあります。

 

より豊かになりたい

異性からモテたい

出世したい

という気持ちよりも

死にたくない、

生きたいという感情を

遥かに上回っています。

 

つまり、

今、こうして生きていて、

1時間も生きていられる皆様は、

生命体として圧倒的な勝ち組です。

 

息をして、

ただ心臓が動いているだけで、

なんの生産性もなく、

ゴロゴロ過ごしている人でも

勝ち組なのか?

 

はい、圧倒的な勝者です。

 

どんなに出世しても、

素敵な異性と出会っても、

貯金が10億円あったとしても

明日を生きられなければ、

こんなものはすべて

無意味なものになります。

 

当たり前のように

今日を生きられて、

明日も死ぬ予定がないというのは

ものすごく幸せなことなんですね。

 

自然界で生きている

他の生物は、

突然、別の生き物に食べられてしまい

本人の気持ちなど関係なく

死んでしまいます。

 

人間社会でみても、

交通事故、殺人事件、戦争など

本人は清く正しく生きていても

突然、死がやっていきます。

 

死というのは、

生物に等しく平等に訪れ、

そして、理不尽なタイミングで

やってくるのです。

それは年収数億稼いでいる人も

一緒なんですね。

 

だから、なんですよ

 

生きていられるだけで

勝者といえるのです。

 

私のこれまでの人生は

負け続きだったと感じる人は

たくさんいると思います。

 

ただし!

 

人間として、

生命体として考えたときに、

今日まで勝ち続けてきたから、

死なずに済んだんですね。

 

今、生きている人間は

全員、勝ち組です!

 

もし自分って負け組だなぁ

っておもってしまうときは、

この話を思い出してほしいですね~