正しい情報だと売れないからあえて逆のことを言う

健康や美容に限った話ではないですが、

正しい情報をそのまま伝えると

あまり興味を持ってもらえず、

本や記事にしても売れないから

あえて逆のことを言って

興味を持ってもらうという

手法がありますが、

ほんとこれがなかなか厄介です。

 

 

たとえば健康の本を書くとして

『フルーツを食べると美肌になる』

という本を書いたとします。

 

たぶん、だれも興味を持たないですし

そりゃあそうでしょう

と思われて売れないと思います。

 

しかし、

真逆のことを書くとどうでしょうか?

『美肌になりたければフルーツを食べるな!』

 

こんなタイトルの本があったら

皆様はどう感じますか?

えっなんでフルーツを食べちゃダメなの?

ビタミンを摂ったほうが、

お肌もキレイになるんじゃないの?

なんで? なんでなの?

ってなりますよね。

 

僕もそんな本があったら

ちょっと読んでみようかな~って

なっちゃいますよね

 

書いている人が

よくわからない人ならまだしも

栄養士が書いているとか

皮膚科医が書いているとか

そんなのが表紙にあったら

フルーツのなにが危ないのか

気になる~~~って

なっちゃいます。

 

といったようにですね。

正しいことを言うと

興味をもってもらえず売れない

ウソをつくと

興味を持ってもらえて売れる

というのが健康・美容業界では

あたりまえになりつつあります。

 

ウソといっても、

こんなにわかりやすいウソを

つくひとは少なくて

なんかもっとらしい理屈と

根拠を持ってきて騙そうとしてきます。

 

フルーツや野菜の話なら

嘘をついて体に悪いよといっても

真に受ける人が少ないので

それほど被害はないと思います。

 

しかし、

特定の成分や薬

食べ物の話になると

それがホントかウソか

判断ができないため、

それっぽい根拠があると

なるほど~ってなっちゃうんですよね。

 

健康面で判断がつきにくい話で

有名なものですと、

元々人間は1日2食で生活してたけど

エジソンがトースターを発明後、

それ普及させるために、

1日3食食べるのが良いよという説を

広めたというお話があります。

 

2食でよいところ3食になったから

太るし不健康になった

と言う人もいます。

 

さて、

こういう話は都市伝説好きの

僕としては面白いなと思うのですが、

元々っていつの時代の話だというのが

問題だと思います。

 

日本でいえば、

1日2食が普通なのは

1700年くらいまでです。

だいたい300年前ですね。

 

公家やお金持ちたちは

1200年代には

1日3食になっていました。

 

1日3食の文化は

中国では当たり前のことでしたので、

鎌倉時代くらいに日本にも

浸透してきたということでしょう。

 

さて、

そんな1日3食を数百年から

1000年近く続けてきた人たちが

不健康だったのか・・・?

というとそんなことはありません。

 

世界と比較しても

日本人、中国人は

かなり優秀なほうではないでしょうか?

いろいろな価値観はありますが、

少なくとも下から数えたほうが

はやいということはないと思います。

 

 

このエジソンの話のように

それっぽい理屈と根拠があると

なんかそうかも~って

なっちゃうんですよね。

 

 

健康面でもそうですし

美容面なんてもっとそうですよね

 

本当に正しいスキンケアの方法

というのを説明すると

たぶん、とってもシンプルで

あまり面白みのない話になります。

 

正しい洗顔方法なんかもそうですね。

本当に正しい情報を伝えると

えっそんなんでいいの?

シャワーヘッドから出てくる

お湯とかダメージじゃないの?

ってなっちゃうような話になります。

 

あれはやばい、

これはやばい

って不安や恐怖で煽っている方が

興味を持たれてしまうので、

本当は大したことないことまで

危ない、絶対ダメ

みたいに言わざるを得ない

そんなの状況ってどうなのかなと

思ってしまいます。

 

美容・健康の話であれば、

まだある程度判断しやすいですが、

医療情報や病気の話で

それをやってほしくないですね。

 

間違った情報が広まりすぎて

病院に行くのが怖くなり

治療が遅れ・・・

その結果、

本当なら治せるものが

難しくなってしまう

なんてことは起きてほしくないです。

 

売れるのための情報

アクセス増やすための言い方

テクニックはいろいろあると思いますが、

ウソはやめてほしいですね