迷子の女児を助けるのは危険かで物議!差別と親側の問題がある

先月迷子になっている女の子を

小学5年生の男の子が

警察に連れて行ってあげたという

美談が話題になりました。

 

非常に勇気ある行動をとった

小学5年生の男の子に

なぜ助けようと思ったのかの理由を聞くと

『周囲の大人がなにもしなかったので、

自分がなんとかしないといけないと思った』

と答えました。

 

この件で、

女の子を救ったお話よりも

大人が見て見ぬ振りをする

現代社会の闇を見た

ということで問題になっています。

 

この件がニュース等で

報道されると様々な意見が

出てきています。

 

現代の日本人に人情はない

ことなかれ主義を貫いている

面倒なことに関わりたくないという人が増えた

自分の利害ばかりを考えている

他人の子供が泣いていようが知ったことではない

といった日本人の

人情紙のごとし

といわんばかりの内容が目立ちます。

 

それとは別の意見として、

児童に声をかけると逮捕される

声掛け案件にされる

不審者扱いにされる

誘拐犯扱いされる場合があるので、

助けたくても助けられない

といった声も出てきています。

 

さて、

実際問題、

今回、周囲の大人たちが

なぜ誰も女児を助けなかったのか?

ということについて考えてみたいと思います。

 

 

今回の物議に関して、

元警察官僚で弁護士の

後藤啓二先生は

このように分析しています。

後藤啓二弁護士の意見

自分とは関係なことや

面倒なことには関わりたくない

と考える大人が増えた。

 

児童虐待で子供の泣き声が聞こえても

通報する人はごく一部です。

 

虐待から子供を救うという考えはなく

面倒なことに関わりたくないという

意識が優先されている。

 

名後の子供を見ても、

無視するのはこれと同じだと思います。

 

とのことでした。

ネット上で騒がれている

助けたいけど逮捕されるリスクが

怖いという意見については

 

『誘拐犯に疑われることなんて基本的にありません』

感謝されこそ、

トラブルになることは

通常ありません。

とネット上の意見を否定していました。

 

 

さて、

元警察官僚で弁護士の先生が

こういっているのだから

安心してみなさん助けてあげてください

という話だったら

このような記事を書くことは

なかったわけです。

 

後藤先生は

元警察ですし、

弁護士ですから

立場上こう言わなければならないでしょう。

 

でも残念ながら

後藤先生が言っていることは

理想論であって

親切心で行った結果

逮捕されたという事例はすでにあります。

 

警察官も人間ですから

こちらの身なりや立場によって

ものすごく態度を変化させます。

 

今回迷子の児童を連れて行ったのが

小学5年生の男の子だから

なにごともなく終わっていますが、

もしこれが20歳無職の男性だったら

どうなっていたと思いますか?

 

過去にこんなことがありました。

母親に叱られて

祖母の家に行こうとしている

女児を送り届けようとして

交番に立ち寄ったところ

未成年者誘拐の現行犯で逮捕

 

本当に誘拐しようと思っている人間が

自分から交番に立ち寄るわけがないですが、

まさかの逮捕です。

 

この件では、

見つけたらすぐに交番や警察に

送り届ければいいのに

車で長時間連れ回したら

誘拐と判断されても仕方がない

と弁護士の方が語っていましたが・・・

 

もしこれが

20歳無職の男性ではなく、

身なりもしっかりしている

男性だったらどうなっていたのか?

同じ20歳無職でも女性だったら

どうなっていたのか?

ということを考えると、

結果は変わっていたかもしれません。

 

実際に似たようなことをして

逮捕されるどころか

警察から表彰されている方もいます。

 

警察官も人間ですからね。

なんとなく無職の成人男性だと

危なそうって思っちゃうのでしょう。

 

僕自身も似たような経験がありますよ。

チノパンとTシャツ姿で

警察官と話すときと

身分を明かして話すときでは

態度や対応は天と地ほどの差が出てきます。

 

具体的な話は書けませんが、

お金を持っているというのがわかった後の

銀行員よりも露骨な変化をするので

ちょっとおもしろいですよ。

廊下で適当な対応されていた状況から

個室で4対1くらいになったりしますからね。

物腰や言葉遣いもすごく丁寧になります。

 

 

こういった警察側の対応というのは

万が一ということがあるので、

疑わないといけないのはわかるのですが、

 

 

逮捕されるリスクが1%でもあるときに

わざわざ他人の子供を助けますか?

 

 

ということがあると思います。

 

特に児童を助けようとしたときに

ニコニコしてても

ロリコンだと疑われるし

家出なんかしちゃダメでしょ!

と叱るとあとあと子供が

このおじちゃんに

怒鳴られたって泣かれると

ものすごく不利な状況になります。

運が悪いと捕まります。

 

 

このように

逮捕されるリスクがあるなら

見て見ぬ振りをしよう

という人が増えるのは

しかたがない部分があるでしょう。

 

ここで考えないといけないのは

警察の対応を非難しようとか

大人たちの人情はどこにいった

という話ではなく、

迷子になったときの

理想とする対応方法を

大人と子供、双方に

認知させることではないでしょうか

 

迷子児童をみつけたらどうするべきか?

大人として

迷子児童を見つけたら

どうするべきなのか?

 

すぐに声をかけて

交番に連れて行ってあげるのが

ベストな選択なのか?

といったら、

現代社会に置いて

成人男性が女児を連れて歩くと

ありとあらゆる疑いを

かけられる可能性があるので

かなり危険でしょう。

女性であっても難しいことがあります。

 

ただ声をかけただけでも

案件になりますしね。

 

さらにその様子を

カメラやビデオで撮影され

アップロードなんてされた日には

社会的にかなり苦しい状況に

なることでしょう。

 

なので、

理想的にはすぐに

交番に連れて行くことだと思いますが、

親御さんが子供に対して

迷子になったらこうしなさいという

しつけをしっかりすることだと思います

迷子になったときの対応をしつける

知らない大人についていってはダメ

というのをしつけるのは

昔からよくされていたと思いますが、

迷子になったら児童自身が

コンビニに逃げ込むとか

お店の人に相談するほうが

安全度は高いでしょう。

 

町中の大人に声をかけると

親切な人もそこそこいますが、

危険な人もたくさんいます。

 

9歳以下でみても

年間1216人が行方不明です。

10代に至っては16418人と

かなりの人数が行方不明に

なっています。

 

アメリカでは

18歳以下の子供が

年間80万人行方不明になります。

 

だいぶ日本は平和ですが、

それでも、行方不明者は

結構いますので他人事ではありません

 

時代は変化しています

今は子供が誘拐されたら

身代金要求なんてことには

あまりなりません。

 

他の手段でいくらでも

お金に変える方法があるので

むしろ犯人からお金だけを

請求されるのなら

まだ安全なレベルだと思います。

 

小さい子供を一人にさせる

というのはとてもリスクがあるので、

親御さん側が万が一

迷子になったらどうするか?

というのを徹底的に教えてましょう。

 

店員は児童に声をかけるべきか?

店内で従業員が児童に声をかけた場合

警察は誘拐の疑いをもたないでしょうが、

実は近年違う問題が起きています。

 

というのが、

迷子になっている子供に声をかけて

保護しようとして

手をつないで事務所に連れて行こうとしたら

親御さんがそれをみつけて

『なんで家の子供の手を触ってるの!!!』

って大騒ぎして警察を呼ぶという事件が

今年、都内のお店でありました。

 

親御さんになんでそんなに

騒いだのかを聞いたところ、

誘拐されると思ったわけではなく、

コロナ禍で危険な時期なのに

うちの子供に素手で触ったから

許せなかったと言っていたそうです。

 

たぶん、

接客業をされていると

親切心のつもりが

逆恨みする頭がおかしい客というのを

たくさん見たことがあるでしょう。

 

この件が起きてから

ある会社では

子供に声をかけない

触れない、関わらないというのを

徹底する研修が行われたそうです。

 

ちなみに

迷子の子供の手を握って

事務所で保護しようとした方は

クビになりました。

このお店側の対応もどうかと思います

 

馬鹿な親が増えてきているのも

1つ問題なわけです。

迷子になったらどうするべきか?

 

親としてどうするべきかを

考えなければなりません。

 

今回の問題は

周囲の大人や警察の問題が

大きくなっていますが、

親子の問題でもあるので、

家庭内である程度

解決するべきだと思います。

 

他人が他人の子供を守るというのは

とてもむずかしいことなので、

親がしっかり見てあげてください。

 

大型電子レンジのようなもので

焼却され死体すら出てこない

なんてこともありますので、

まぁ大丈夫でしょうって

甘く見てると一生後悔することに

なるかもしれませんね。