がん治療と見た目の変化、おしゃれが与える心の変化

最近になってようやく、

がん治療の副作用によって

髪の毛が抜ける

顔色が変わる

やせ細る

逆に太るなどの変化について

真剣にケアしようという

動きが活発になってきました。

 

見た目の変化による悩みを

相談できる部署を新設したところも

増えてきたので、

がん患者の気持ちを

病院側もしっかりケアしようという流れが

出てきたのは本当に良いことだと思います。

 

抗がん剤についての説明を受けるとき

嘘をつく医師は

少なくありません

 

一見すると自分のためを思って

真摯に向き合っている素振りを見せますが、

チーム戦で悪質な嘘をつくことがあるため

油断していると必要のない治療をされて

無駄にハゲさせられることもあります。

 

新しいタイプの治療とか

アメリカでどうこうとか

追加でこういうことをしておくと

再発リスクが減るとか

なんか良さそうに見えますが、

これ、ただ実験台にしたいだけ

なんてことがあります。

(裏のノルマ的なのがあったりね)

 

ほんと困ったものでしょう。

 

そんな素人では判断がつきにくい

がん治療の前、中、後において

どういった外見の変化が起きるのか

きちんと相談できる窓口が

でき始めたのはとても良いと思います。

 

これまで、

髪の毛は抜けて当たり前のなんだから

ウィッグ買えばいいじゃない

みたいなあきらめムードなところがありました

 

しかし、

見た目の変化がするのが

当たり前ってことはないと

思います。

 

 

後ろ向きな気持ちでウィッグを選ぶと

なんとなく地味目のもの選んでしまいます

 

しかし、

がん研究センターのセンター長の名言があります。

 

「形から患者になる必要はない」

 

自分はがん患者なんだ

だからオシャレする必要なんてないんだ

って自らを患者扱いする必要はまったくないんです。

 

風邪を引いて仕事に行くときに、

今日は咳が出るから

ノーメイクなんてなりませんよね

 

癌もそれと一緒です。

癌になったから、

おとなしくなる必要なんて

まったくないわけです。

 

癌だろうが、健康だろうが

おしゃれする権利はあるんですよ。

 

癌に限らず治りにくい病気になったら

そこで人生は終わりなのか?

 

それとも新たな人生を楽しむのか

 

どうせなら、

苦しんで生きるより

楽しんで生きたいじゃないですか

 

痛みが酷いなら

それを緩和する薬もありますし

知識がないから薬に対して怖くなることもあります

 

そんなとき、

相談できる専用の窓口があるって

やっぱりいいですよね。

 

なんか主治医とか

関連の人って

ありきたりな反応になりやすいですしね。

 

 

やっと、

時代が追いついてきました。

 

僕は10年以上前から

がん治療と治療後に必要なのは、

見た目のケアだ!

言い続けてきました。

 

最初は馬鹿にされましたけど、

やっとがん研究センターにも

新部署ができあがり、

毎日100人近い人が

相談に来るそうです。

 

ほら、やっぱりみんな

病気のことよりも

見た目の変化で悩んでたでしょ

 

それはそうですよ。

 

癌になった人1000人ほどに

アンケートした結果で

こういうのが出ています。

 

「かわいそう」って

思われたくなかった

 

このように感じる女性は

半数を超えていました。

 

男性でも4割以上の人が

そういうふうに思ったそうです。

 

かわいそうって思われる背景に

見た目の変化というのがあるわけですね。

 

抗がん剤と放射線とメスで

がん細胞を治療できても

心を治療することはできません。

 

むしろ、精神を蝕むのが

抗がん剤と放射線とメスです

 

病気には直接は関係なくても

見た目の変化をケアすることは

本当に大事ですし

そこにお金をかけることに

家族も理解を示さないといけません。

 

男だって、

AGAや理由不明でハゲたら

ショックでしょ?

若いのにハゲて可哀想とか

思われたらうざいでしょ

 

髪の毛ばかりではないですが、

そういったことがあることを

みんな知っておくことです。

 

癌と認知症は、

まったく他人事ではありません。

誰でもなる可能性があるので

今からしっかり学んでおきたいですね。