熱中症対策といえば、
こまめな水分補給と
暑く感じたらエアコンを使用して
温度調整しましょう!
と言われていますが、
実はこの情報が一般的に
広まったことで
少し誤解されています。
夏場に「水」をたくさん飲むとバテる
一昔前は運動中に水分補給すると
バテるから飲むななんてことを
スポーツ経験がある人は
言われれたことがあるのではないでしょうか
現代では運動前、運動中、運動後は
こまめに水分補給をしたほうが良い
というのが当たり前になっていますが、
この水分補給というのは
普通の「水」を飲め
という意味ではありません。
大量に汗をかくと
血液中のナトリウム(塩分)が
薄くなっていきます。
ナトリウムの濃度が低下すると
気だるく感じたり
筋肉が痙攣したりします。
そのため、
水分+塩分補給というのを
合わせて行う必要があります。
スポーツドリンクや
ナトリウムが含まれているものを
飲んでケアしたいですね。
喉の乾きを感じたら飲むのでは遅い
体の中の水分が少なくなってくると
喉が乾いたなぁ~と感じ
何か飲みたいなぁと感じるのですが、
それはある程度の体が若いときのお話です。
小さい子供はよく喉乾いたぁ!
って言い出しますが、
年々、我慢できるようになってきていませんか?
実は喉の乾きに関しては
年々、鈍感になってきます。
特に60代を超えると
実際はかなり水分が足りない状況でも
喉の乾きを感じない人が増えてきます。
熱中症で倒れた方に
きちんと水分補給してましたか?
喉が乾いたら水分補給してましたか?
と聞いてみると、
「特に喉の乾きを感じなかった」
と返答されることが結構あります。
70歳を過ぎてくると、
本当はカラカラの状態であっても、
本人は喉が乾いているという
自覚がない人が多くなり、
水分補給をあまりしない人が
増えてきます。
喉が乾いてたら
こまめに水分補給しましょう
では危ないんですね。
喉が乾いていようが
乾いていなかろうが
こまめに水分補給をするというのが
正しい熱中症対策です。
暑く感じたらエアコンを使用では遅い
屋内で熱中症になった人で
60代以上の高齢者の方々を調べてみると
ほとんどの人が
エアコンを使用していなかったそうです。
テレビやネットニュースなどを見ても
エアコンの設定温度が高く、
部屋があまり冷えていなかった
ということもとても多いようです。
さて、
この話だけを聞くと
電気代がもったいないから
エアコンを使わなかったのかな?
と感じる人いるかもしれませんが、
実際はケチケチしていたわけではなく、
そこまで暑いと感じなかった
という高齢者がとても多いです。
夏だからある程度暑いとは
感じているものの、
ものすごく暑くて不快とまでは
感じておらず、
ちょっとムシムシしていやだなぁ
くらいに感じていたため、
エアコンを使用しなかった人が
多いようです。
新陳代謝の低下と
感覚の衰えから
暑さに対して鈍感になっているため、
暑くいなぁと感じたら
エアコンを使用しようではなく、
夏場は危険だからエアコンを使用しよう
って考え直したほうがいいです。
外出時やスポーツをしているときに
熱中症になった場合は、
すぐ近くに人がいることが多いので、
救急車を読んでもらえるため、
まだいいのですが、
家の中で倒れた場合は、
発見が遅れるため、
死亡する率が大幅に高くなります。
家族に高齢な方がいる人は、
本当に注意が必要です。
この暑い時期に屋内で死亡すると
とても悲惨なことになりますので、
エアコンはとりあえず使いましょう。
エアコン+扇風機で部屋の温度を均一に
エアコンの機種や状態によっては
エアコンの室内機付近は冷えるけど
離れたところはぜんぜん冷えず
1つの部屋の中で
涼しいところと暑いところが
同時にあるような状態に
なることがあると思います。
熱中症とはまた別のお話で
暑いところに行ったり
寒いところに行ったりするのは
とても身体に負担がかかります
そのため、
部屋の中の温度を一定にするために
エアコンを使用しているときは、
扇風機やサーキュレーターを使用しましょう。
体に良いだけではなく、
エアコンの電気代もかなり安くなるため、
サーキュレータを一台購入しておくと
とってもお得ですよ。
アイリスオーヤマのサーキュレーターは
値段も安く、向きの調節も楽なので
1台くらいは買っておいても良いと思います。
まとめ
水分補給をするときは
水だけをたくさん飲むのではなく
ナトリウム(塩分)も考えましょう。
スポーツドリンクで水分補給をする場合は
糖分を摂りすぎないように注意が必要です。
60代以上は感覚のズレがあります
暑さに対して鈍感になっていたり、
喉の乾きを感じにくくなっています。
自分は昔から暑さに強いし
もともとあまり水も飲まないから
若い頃から変わってないって
言われる方もいますが、
どんなに若々しい方でも
やっぱり体は変化してきていますので、
熱中症を甘く考えずに
きちんとケアしましょう。