睡眠時間が短い人よりたくさん寝ている人の方が死亡率が高い

理想的な睡眠時間というのは

年代、性別によっても異なり、

個人差もとてもあるため、

何時間寝るといいよという

絶対的なものはないのですが、

統計的に死亡率が低い睡眠時間

というのはあります。

 

40歳~79歳の男女(日本人のみ)

10万人を約14年間追跡した

研究データによりますと、

1日7時間睡眠をしている人が

もっとも死亡率が低いという

結果になったそうです。

 

このグラフを見てください。

青い線と点が男性で

赤い線と点が女性を表しています。

 

横軸が1日の睡眠時間で、

縦軸が7時間睡眠を1としたときの

総死亡率の比率になっています。

 

これを見ると、

睡眠時間が短い人よりも

たくさん寝ている人の方が

死亡率が高いというのが

少し意外ではないでしょうか?

 

一日4時間くらいの睡眠をしていると

さすがにいつも睡眠不足で

早死してしまうのではないか?

と心配される方もいますが、

男性で1.28

女性で1.29

なので、10時間寝ている人よりも

死亡率が低いという結果になっています。

 

睡眠というのは

たくさん取ればいいというわけでも

ないようですね。

 

 

今回の研究結果から

では睡眠時間が長い人は

なぜ死亡率が高いのか?

というのがこれといってわかっておらず、

それだけ睡眠をしないと

体力が持たない体質なため

体が弱く死亡率が高いのでは?

という考察をしている人もいますが、

根拠としてはちょっと弱いと思います。

 

ここで注意が必要なのが

日頃10時間睡眠している人が

長生きしたいから3時間睡眠を減らして

7時間睡眠にする!

としてもそれで長生きできるのかは

正直、なんともいえないところが

難しいです。

 

体力があまりない人が

睡眠時間を短くすると、

体調を崩してしまうと思います。

 

長生きできたどうかというのは

結果論なところがありまして、

日々の生活が楽にできる

ということがとても大事なので、

睡眠時間が何時間じゃないといけない

と意識しすぎないことが

一番良いと僕は思います。

 

睡眠時間の目安

個人差があるので、

ベストな睡眠時間はないといえ、

ある程度の目安として

見ても良さそうなのは、

だいたい5~7時間

睡眠がとれていれば

良いと思います。

 

夜にたっぷり7時間寝るよりも

5~6時間にしておいて、

昼間に30分から1時間の

仮眠がとれたら

もっといいと思いますね。

 

昼寝ってすごくリフレッシュできますからね。

そこまで休憩する時間がない人は、

5分間、目を瞑るだけでも、

だいぶ脳は楽になりますよ。

 

目を閉じているだけでも

脳の負担は減らすことができます。

意外と目で物を見るって

結構、頭を使っているですよね。

 

昼寝ができない人は、

目を閉じる時間を数分でもいいので

作ってくださいね~