人によってこんなにも見え方が違う色覚多様性

人によって色の見え方というのは

大きく異なり多様性に富んでいます。

一昔前はそのことを否定的な言葉で

表現されることが多く、

色盲とか色覚異常という言葉が使われ

大きな障害があるかような言い方をされていました。

 

このことに違和感を持った人が

多くいたため表現方法を変えようとなり

現在では色覚異常ではなく

色覚多様性(color vision variation)

という言葉が提案され

徐々に広まっていきました。

 

色の区別がつきにくい人なんて

そんなに多いんですか?

と思う人もいるかもしれませんが、

日本人男性の場合約5%の人が

赤や緑の色の区別がつきにくい

という統計データがあります。

 

5%というのと

AB型の人よりも多い人数になります。

 

自分が思っているよりも

結構身近にたくさんいるのですが

他人がどう見えているのか

なんていうのは

表現しようがないので、

あまり問題にならないと思います。

 

色違いで悩んでいる時に

男性に相談すると、

どれも一緒だよみたいな

反応する人がそこそこいますが、

センスの問題だけではなく、

そもそも違いが見えていない

可能性があるわけです。

 

日本人女性の場合は、

色の区別がしづらい人は

0.2%程度です。

 

特別な才能がある人は除いて

一般的に女性のほうが

色使いがうまいのも

見え方の違いからも

きている部分があると思います。

 

こうやって文章で書いていても

実際、どんな感じに見えているのかが

よくわからないと思うので、

この画像を見てみてください。

 

 

一般的な色覚な方は

左上のCの画像のように見えると思います。

上から緑、赤、青

の3色のサランラップの箱が見えますでしょうか?

 

もしPやDの色覚の方だと

焦げ茶と黄土色のような

そんな色に見え緑と赤の箱に

見えないようです。

 

もしも右上のように見えている人に

赤と緑どっちがいいかな~?って

質問したら、

どっちでもいいじゃん、

似たようなものだし

って反応が返ってくるのも

納得できると思います。

 

そういう男性がAB型よりも多い

という事実は知っておくと

良いかもしれません。

 

ヨーロッパの男性では

9%の人が色覚になにかしらの

特徴をもっているようです。

日本人男性よりも

色の区別がしづらい人が多いようですね。

 

これだけの人が違った見え方を

しているのですから、

色覚異常と呼ぶのは

やっぱり違うと思いますね。

 

人数が少ないAB型だからって

血液型異常なんて言わないですしね。

 

 

異常ではないとしても

色の見え方が異なることで

生活しづらい部分は出てくると思います。

 

例えば、

車のブレーキランプが見えづらくて

ぶつかりそうになる

なんてこともあるでしょう。

 

自分自身が

色の見分けがあまりできないんだ

ということを理解しておかないと

危険な場面もあるかもしれないので、

自分がそうでなくても、

家族がもしかしたら

見え方が違っているのかも?

というのを知っておくと良いですね。

色覚に特徴がある人の方が優れている面もある

色覚多様性と言葉を綺麗にしても

結局は普通の人よりも

いろいろ不便なだけで

良い点なんかなにもなく

慰めの言葉で言ってるのでは?

と思う方もいるようですが、

優れている面もちゃんとあります。

 

 

例えば、

緑がいっぱいあるところに行ったときに

その個性を活かすことができます。

 

緑ばかりの森の中で

小鳥や虫を探してみようとすると

保護色で隠れていることが多く、

なかなか見つけられないことがあります。

 

しかし、

色覚に特徴がある人は、

青みがかかった緑と

黄緑はぜんぜん違う色に見えるため、

森の中が緑一色には見えず、

かなり複雑な色をしているように見えます。

 

そのため、

小鳥や虫も保護色で隠れていても

全然違う色に感じるため、

すぐに発見することができます。

 

何かが見えづらい代わりに、

普通には見えないものが

見えやすくなっている

という面があります。

 

きっと森林を見たときや

大自然に触れた時に

得られる感動はぜんぜん違うのでしょうね。

 

普通の人にはない色使いを提案できたり

色覚多様性を理解したデザインや

アートを提案することもできるので

むしろもっと世の中に出ていった方が

良いのではないかと思います。

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