美容液だけのお風呂に浸かったら綺麗になれるか?

最近、化粧業界で流行っている

幹細胞培養液を使った美容液や

成長因子が大量に入った美容液を

顔に塗るだけではなく、

全身に使ってみたい!!

なんて声をよく耳にします。

 

ただ予算的な都合や

さすがに顔以外にはもったいない

と思ってそんなことをする人は

あまりいませんが、

中にはもっとすごいことを

考える人もいるようです。

 

お風呂のお湯の代わりに、

高級美容液を入れて、

美容液風呂に入りたい

なんて声もあります。

 

お湯の中に入浴剤の代わりに

美容液を入れるって話じゃないですよ

 

まるごと美容液のお風呂です。

これは凄そうですよね。

 

しかし、実際どうだと思いますか?

ちょっと一緒に考えてみましょう。

 

 

美容液でお風呂を作ったら

細胞分裂が活発になる美容液があったとして

その美容液をめちゃくちゃ大量に買って、

美容液のお風呂を作ったとしますよね。

 

もしそのお風呂に入ったら、

体が生まれ変わるのか?

といったら、

そんなことはないんです。

 

全身に様々な成長因子が行き渡り、

お肌はかつてないほどの

潤い細胞分裂をするきっかけ

もらうことになります。

 

なんとなく、

そのままお風呂に浸かっていれば、

全身、生まれ変わって、

赤ちゃんみたいなお肌になれそう!!

って感じがしますよね。

 

お金があるなら一度はやってみたい

ってちょっと思うこともありますが、

実はこれ、あまり意味がないんです。

 

というのも、

美容液がお肌に浸透するといっても・・・

約0.3ミリ浸透するくらいで、

奥の奥まで浸透するわけじゃないんです。

 

そのため、

皮膚の表面がふにゃふにゃになって

それでおしまいです。

 

お風呂から上がって、

数時間の間は、

これが自分の肌!?

と驚くほど潤っており、

輝いていると思います。

 

しかし、

そのまま寝て起きて、

朝になると魔法が解けてしまうのです。

そうです、これが本当のシンデレラタイム

 

22時~2時のあいだに寝たほうが

というのはシンデレラタイム

でもなんでもないのです。

 

ものすごくお金をかけて、

美容液風呂を作るよりも

エステにいったほうが

綺麗になれると思います。

 

その理由は、

ただ塗っただけなのと

機械を使って、

奥に浸透させたのでは、

まるで効果が違うからですね。

 

 

温泉との比較

美容液風呂は温泉に長時間入るのと

あまり変わらないかもしれません。

 

温泉に入ると、

お湯が熱いため、

角質層がやわらかくなり、

温泉に含まれるミネラルや

お肌によい成分が、

少し浸透すると思います。

 

お風呂上がりは、

皮膚の表面がふやけており、

いつもよりも、

しっとりしつつ、

もっちりしているでしょう。

 

しかし、

お風呂から上がって、

次の日・・・

そのモッチリ感やしっとり感は

なくなっていると思います。

完全に0ではないかもしれませんが、

いつもより少しマシな程度か

乾燥肌の人は、

いつもの朝が来たなぁといった

印象を受けるでしょう。

 

そうです、

魔法は朝には解けてしまうのです。

 

シンデレラは0時に魔法が解けましたが、

最新の科学技術を使うと、

もう数時間延長することができるのです。

 

とはいえ、

美容液風呂は費用対効果が悪すぎですよね。

泉質が良い、温泉に浸かるほうが

美容面だけでなく、

健康面や神経などによいと思います。

 

というわけで、

美容液風呂はあまり効果がないです。

やらないよりはマシってくらいです。

 

あと、美容液を温めてしまうと、

成分が壊れたり、劣化するため、

常温か冷やした状態で使わないと

いけないのが問題ですね。

 

仮に潤っても

風邪をひいてしまいそうです

 

う~ん、

やっぱり美容液風呂は

あまり良くないですね。