日焼け止めの適切な使用量と基礎知識

ジメジメムシムシとした

梅雨が明けると紫外線のパワーも

強くなり日焼けの元と言われている

紫外線B波が一段と強くなります。

一番強くなるのが8月ですが、

7月でもほとんど変わらないくらい

紫外線が降り注いでいます。

 

梅雨の時期は、

雨の日が多いため、

紫外線量が少なくなっており、

ちょっと油断しやすい時期です。

 

紫外線というのは

大きく分けて2種類の紫外線が

降り注いでいます。

 

1つは日焼けの元となる

紫外線B波

 

もう1つは、たるみの元となる

紫外線A波です。

 

日焼けするのも嫌かもしれませんが、

お肌のたるみのもととなる

紫外線A波も十分嫌ですよね。

 

そんなどっちもお肌に悪い

紫外線対策をするために、

日焼け止めを塗ったり

日傘をさしたりしていると思いますが、

使っている分量は合っていますでしょうか?

 

時々、ちょっと勘違いを

されている人もいるので

あらためて日焼け止めについて

お話をしたいと思います。

 

日焼け止めの基礎知識

日焼け止めに書かれている

SPF50とかSPF30というのは

なにもつけていない状態と比べて

紫外線B波をどれくらいカットされるか

という数字になっています。

 

SPF50というと

50分の1にしてくれますので、

紫外線を98%カットしている状態です。

 

SPF30というと

数字だけ見るとだいぶ弱そうですが、

紫外線を96.7%カットしてくれています。

 

50と30というと

だいぶ違うように感じますが、

パーセントで表記すると1.3%との差です。

 

この数字のマジックのせいで

いろいろ誤解がされており、

SPF50はかなり強力だから

薄めに塗ってベタつかせずに

使うことができるなんてことを

言っている人もいます。

 

 

確かに日焼け止めは

種類によってかなりベタつくものと

重たいものもあります。

 

しかし、

数字が大きいからといって

薄く塗ってしまうと

SPF50だったとしても

効果が激減してしまいます。

 

 

どの日焼け止めを塗ったとしても

最低限これくらいは塗ろう

というのがありますので、

覚えておきましょう。

 

日焼け止めの適切な使用量

日焼け止めのパッケージに書かれている

SPFの値の効果を出すためには、

1センチ四方あたり2ミリグラム

塗らないといけません。

 

顔の面積1cm2あたり日焼け止め2mg

 

この量を塗らないと

SPFの値はどんどん下がっていきます。

 

ただ1センチ四方で言われても

あまりピンとこないとおもうので、

手に出す量の目安をお伝えします。

 

標準的な顔の大きさの人であれば、

1円玉2枚分です。

 

左右に塗ることを考えても、

手に1円玉サイズの日焼け止めを出して

顔に伸ばしてみると良いのではないでしょうか

 

2枚分まとめて出してしまうと

左右で塗りの厚みが変わってしまうと思うので

2回に分けて塗ったほうが良いと思います。

 

特に出っ張っているところや

汗で流れやすいところは

薄くならないように注意しましょう!

 

 

液状ではなくクリーム状の

日焼け止めの場合は、

1円玉サイズにすると

厚みがあるのでかなり多く使ってしまいます。

 

その場合は、

1センチ弱くらいの玉2つです

チョコボールより少し小さいくらいですね

大粒パールをイメージしても良いと思います。

 

小顔な人はもうちょっと少なくても良いですし

少し範囲が広い方なら1周り大きくしてみましょう。

 

ここをケチってしまうと

なんのために日焼け止めを塗っているのか

よくわからなくなります。

 

でもそんなたっぷり塗ると

ベタベタするからやっぱり

SPF50+を使って

少し少なめにしたいという声もありますね。

 

それも1つのアイデアとしては

悪くはないのですが、

お肌が弱い人の場合は、

SPFが高いものを使うことの

肌負担が大きく、

塗ったことで炎症して

顔が赤くなるという人がいます。

 

日焼けして赤くなったのか

日焼け止めで炎症して赤くなったのか

ということになり、

なんのために塗ったのかが

よくわからなくなります。

 

なので、

いちばん大事なことは

まず自分の肌に負担がない

日焼け止めを選ぶ

 

そして

適切な量をきちんと塗る

ということが大切になります。

 

日焼けは肌老化の最大の敵ですから

しっかりとケアしたいですね!