減量するために、
何かを食べないようにする
というダイエット方法は
いろいろありますが、
炭水化物抜きダイエットと
低脂質ダイエット
どちらの方が体脂肪を
より減らすことができる
ダイエット方法なのでしょうか?
今日はこのことについて
考えてみたいと思いまs。
炭水化物抜きダイエット
炭水化物抜きダイエットが
流行りだしたきっかけは、
炭水化物を摂りすぎると、
生活習慣病の原因になる
という研究報告が
世界中でされるようになったことです。
なにかと悪者にされがちな
炭水化物ですが、
生きていくために必要な
エネルギーを作り出すものです。
体にとって必要不可欠なもので、
世界中の食べ物を見ても、
炭水化物を摂っていないという
人たちはほぼいないでしょう。
しかし、そんな炭水化物も
1つ欠点があるわけです。
多めに摂りすぎると、
中性脂肪として
体の中に蓄えられてしまうのです。
そのため、
摂れば摂るほど、
体脂肪が増えていく傾向が
あるわけです。
このため、
炭水化物は嫌だぁという人が
近年増えているわけですね。
日本の食事は
炭水化物+炭水化物の
魅力的な料理がとても多く、
うっかりすると、
体脂肪が増えてしまいます。
男性がよくやりがちなのが
ラーメンを食べながらご飯とかね。
ラーメンのスープと
白米の組み合わせが神がかっているので、
これをやめろというのは
なかなか酷な話かもしれませんが、
体脂肪を増やしたくないなら
炭水化物を必要以上に摂らないほうが
良いかもしれません。
西のほうだと、
お好み焼きにご飯なんて組み合わせも
あるそうですね。
僕はまだ一度もやったことがないですが、
味が濃いものと白米の組み合わせは
合うと思うので好きな人は好きなんでしょう。
ほぼ小麦粉でできているグラタンコロッケバーガー
グラタンコロッケバーガーなんて
THE炭水化物ですよね。
挟んでいるパン=小麦粉
マカロニ=小麦粉
ホワイトソース=小麦粉
パン粉=小麦粉
と言った感じに
ほぼ小麦粉でできています。
しかし、
こういう炭水化物の塊たちが
不思議と食欲をそそるんです。
これを抜こうというのが
炭水化物ダイエットですね。
体脂肪の原因となる、
ブドウ糖の摂取量が少なくなり、
体の中でエネルギー不足が起きます。
足りない分は体内に貯めておいた
脂肪や筋肉を分解して
エネルギーにするため、
体重は一時的に落ちるでしょう。
体脂肪も短い期間でみれば落ちるため
効果があるダイエット方法だと言えます。
低脂質ダイエット
体脂肪が増える原因の1つに
脂質の摂りすぎというのがあります。
脂質も体の中に入ると
生きていくために必要な
エネルギーに分解されますが、
余ってしまうと、
中性脂肪として蓄えられてしまい、
体脂肪増加の原因となります。
炭水化物はブドウ糖になってから
中性脂肪になり、
脂質は脂肪酸に分解されてから
中性脂肪になりなるので、
どちらも体脂肪増加の原因になるでしょう
脂肪を減らしたいなら、
脂質を減らした方が
より体脂肪が減るのか?
炭水化物を減らしたほうが
より体脂肪が減るのか?
どちらのほうが原因として
大きいのかは知りたいですよね。
どうせやるなら
より効果的な食事制限をしたほうが
効率が良いですしね。
さて、
その答えは考えても
出てこないので、
実際に炭水化物抜きダイエットと
低脂質ダイエットを
1年間やってもらい
その経過を研究したデータを見てみましょう。
炭水化物抜きダイエットVS低脂質ダイエット
1883年からある
アメリカ医師会ではお馴染みの
JAMA(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)
というアメリカ医師会誌の
2018年研究報告によりますと、
炭水化物を少なくするのと
脂質を少なくするダイエットの
減量効果はほぼ変わらなかった
と書かれています。
ここまで話を引っ張っておいて
こんな事言うのもなんですが、
この勝負、まさかのドロー
引き分けです。
しかし、
減量という点だけ見れば
引き分けでしたが、
炭水化物抜きダイエットは
体が危機を感じて
エネルギーを使うよりも
貯めるような体質になり、
結果的に体脂肪がつきやすい体に
なってしまうリスクがあると
報告されています。
減量するために
炭水化物を抜くというのは
太りやすい体になるから
あまりやってはいけないことなんですね。
他の研究報告を見ても、
炭水化物を抜いた代わりに
他の栄養をたくさん摂ることで、
大腸に負担がかかり、
癌になるリスクが上がる
という方向もされています。
もともと生きるために
必要なエネルギーを得るために
炭水化物を摂っていたわけなので、
極端に制限をしたら、
別の部分に負担がかかるというのは
当たり前のような気がしますね。
炭水化物が悪いわけではなく、
食べ過ぎることが問題なのだけなので、
完全に炭水化物を抜くという
考え方ではなく、少し減らしてみる
というのが良いと思います。
以前の記事でも書きましたが、
全体を2割減らしてみるダイエット
これが体に負担がかかりにくいと思います。
極端な食事制限は
とても専門的な知識が必要となるので、
気軽に取り入れるのはやめましょうね~