海産物の危機、今度は広東省で謎のウイルス感染拡大

中国広東省で謎のウイルスが

流行し始めたようです。

 

今回問題になっているウイルスは、

コロナウイルスとは違い、

『今の所』人間には影響がないようですが、

エビやカニなどの甲殻類が感染すると

ほぼ全滅することから

養殖場で大きな被害が出ているそうです。

 

中国の南部広東省で流行し、

東南アジアの沿岸部でも

感染が確認されています。

 

この謎のウイルスは

十脚目虹ウイルスと呼ばれており、

エビ・カニ・ロブスター

ザリガニ、伊勢海老などが

感染する可能性があります。

 

例えばエビが感染すると

体が徐々に赤くなっていき、

殻が柔らかくなって

底の方に沈んでいきます。

 

そこから3日もあれば、

池全体に感染が広がり、

ほぼ全滅するという

かなり毒性が強いウイルスです。

 

この謎のウイルスが

広東省で流行し始めた時期というのが

昨年の冬からだそうです。

 

新型コロナウイルスの流行も

昨年の冬からでしたね。

 

なぜ同じ時期に、

謎のウイルスが流行するのかは

わかっていませんが、

ただの偶然ではないように

感じてしまいますね。

 

この十脚目虹ウイルスは

これといった対処法が見つかっておらず

一度感染が広がると、

もう手に負えない状況になります。

 

エビやカニなどが全滅することで、

他の生態系にも少なくとも

影響はあるでしょう。

 

エビの天敵といえば、

タコやイカです。

 

エビが減ってしまえば、

タコやイカも食べるものが

減ってしまうわけで

数を減らすことになるでしょう。

 

タコが減ってしまうと、

サメやタイが食べるものが

減ってしまいます。

 

現段階では、

エビやカニが死ぬということだけですが、

あとになってみれば

いろいろなシーフードに

影響が出てくるかもしれません。

 

感染しているエビが出荷されている問題

十脚目虹ウイルスの感染が

確認できた場合は、

池の水を抜いて、

それ以上感染させないように

対処しているところもありますが、

とりあえず生き残ったエビは

出荷してしまおうという業者もあります。

 

そのため、

その養殖場ではウイルスがいなくなっても、

感染しているけど初期症状で

あまりよくわからないエビたちが

別の場所に出荷されることで、

別の地域で感染してしまうということが

次々に起こっています。

 

ただこれも予想に過ぎず、

感染経路や伝染方法

どこで発生したのかというのが

よくわかっていないため、

どのような対策をすればいいのかが

わからないという問題があります。

 

現状では人間に影響はない

と言われていますが、

鳥インフルエンザのときもありましたが、

人間の体内に入ったことで、

ウイルスが突然変異することで、

死ぬ危険性が出てくるかもしれません。

 

 

現状では中国や東南アジアの

一部地域ですが、

これも数ヶ月もすれば、

全世界に広まる可能性があるわけです。

 

2019年の中国は

新型コロナウイルス、

十脚目虹ウイルス以外にも

アフリカ豚熱(アフリカ豚コレラウイルス)

など様々なウイルスが広まっています。

 

発症から3時間で死亡する

ハンタウイルスも蔓延していますし、

ほんとに怖いものです。

 

コロナウイルスも

警戒しないといけませんが、

怖い病気は他にもたくさんあるので、

中国や東南アジア産の

エビ・カニなどは

食べないようにしたいですね。