テレビドラマや映画を見ていて、
感動的な場面や悲しいシチュエーションがあると
ついもらい泣きしてしまうなんて
経験がある人、結構居ますよね。
感動ドキュメンタリーなんて見てしまったら
もうハンカチ一枚じゃ足りません
バスタオルもってこいみたいな
それくらい泣いてしまう人もいます。
それとは逆に、
どんな映像見てても、
ふ~んって顔している人も
結構いるでしょう。
もらい泣きができる人にとっては、
まったく感動しないタイプを見て
冷めてるなぁと思うかもしれません。
逆にいつもふ~んって見ている人は、
なんで他人ごとなのに、
まるで自分ごとみたいに
泣いているの?
馬鹿じゃないの?
って感じている人もいます。
実は、
このもらい泣きって
みんながみんなできるものでは
ないんですね~
もらい泣きができる人とは?
性格の問題じゃないの
って言ってしまうと
実はそうでもなくて
脳の働き方によって
もらい泣きができるかどうかが
ある程度決まってきます。
人間の脳には、
「共感する機能」
というのがあります。
ミラーニューロンと呼ばれる
神経細胞があると言われており、
この部分の神経が発達していると
目の前で見ているものが
まるで自分のことのように
感じ取ることができます。
一般的に女性のほうが
共感する能力が高く、
もらい泣きできる人が多いです。
そのためなのか
もらい泣きができない男性は、
泣いている女性を見ると、
「自分に酔ってんじゃないの?」
「感受性が強いアピール?」
みたいにひねた反応をする
男性も少なくありません。
ちなみに、
男性でもらい泣きができる人は、
3割程度です。
年齢が高くなると5割くらいになりますが
基本的に、泣けない人が多いんですね。
女性の場合は5割以上の人が
もらい泣きの経験があるそうです。
こうして数字で見てみると、
実はもらい泣きができない人のほうが
多いということになりますね。
ジーンときた、感動したって
口では言ってても、
涙1つ流せない人が
半数以上いるわけです。
ミラーニューロンという
共感するための神経細胞が
育っていない人が多いのかもしれませんね。
もらい泣きできるという才能
さて、記事のタイトルにもある
才能が秘めているというのは
どういうお話なのかです。
ミラーニューロンによって
共感する能力が高い人は、
お涙頂戴話でなくても、
同調、共感することができます。
たとえば、
グルメ番組で美味しそうな
料理が出てきて、
レポーターが「まいう~」って
言っている姿を見るだけで、
自分も美味しいものを食べたかのような
気分になり、幸せになれます。
旅番組を見ていて、
温泉に入っているシーンをみるだけで
「あぁ、いい湯だなぁ~」
って自分まで気持ちがポカポカします。
このように、
泣くことだけでなく、
他人の経験を自分の経験のように
錯覚することができるわけです。
一見すると
だからなんだ?
思い込みが激しいだけだろって
思うかもしれませんが、
それも使い方しだいなんですよ。
ミラーニューロンの活用法
例えば、
優れた才能を持っている人や
ビジネスの成功者と言われる人を
目で見たときに、
どのようなことがおきるか?
ミラーニューロンが
発達している人は、
他人の経験をまるで自分の経験のように
錯覚するわけですから、
成功者たちの経験も
自分の脳にコピーすることができるんです。
普通に努力する人よりも
成功する確率が実は高くなっているんですね。
でも・・・
1つ注意が必要なんです。
ミラーニューロンって
良いものだけをコピーするわけではなく、
自分が目で見て感動したものを
コピーするだけなので、
コピー元が悪いと自分も当然悪くなります。
このコピー元が
悪徳セミナー講師とか
なんちゃって成功者だと
もう目も当てられませんね。
最終的には
自分が悪いって話になりますし
自分の努力が足りないからって
悪い意味で自責で考えて、
落ちていきますからね。
正しく使えば、
素晴らしい才能なのです。
しかし、同調共感能力が高いがゆえ
マイナスに引きづられやすいという面もあります。
どんな才能であっても
大きな長所というのは、
それなりの代償もあるということですね。
でもそこが分かった上で、
うまく活用すれば、
もらい泣きができない人よりも
遥かに高い能力を身につけられると
思いますよ~
8月のこの時期は、
原爆とか戦争の話とか
目にする機会が増えますが、
特攻隊員の出撃前の遺書とか見てしまうと、
目の前の画面が滲んで
見えなくなりますね。
最初のうちは綺麗な文字で書かれているのですが、
中盤くらいから墨が滲んで
文字が潰れているんです。
書いている途中から涙が出てきて
墨と涙が合わさってつぶれてしまったのでしょう。
内容を読むことはできなくても
十分伝わってきますね。
どんな思いでその遺書を書いていたのか
と考えるともうだめですね~
たぶん、この話も
ふ~んって思う人と
泣ける人に分かれてしまうんですが、
それは脳の働きなので、
気にしてもしょうがないですね~