子供よりも深刻な中高年のネット依存

スマートフォンが普及され、

はや10年以上が経ち、

いつでもどこでも

インターネットを使うことができ、

とても便利になりました。

 

小さい子供や学生たちが、

スマートフォンのゲームや

SNSに熱中してしまっていて

いろいろな問題が起きている

という話題も増えましたが、

それよりも今は、

中高年のスマホ依存

社会問題になりつつあります。

 

 

本人は、

スマホ依存になっている

という自覚はあまりなく

周りの人からみると、

人が変わってしまったと感じて、

本人にそれを伝えても、

あまり理解をしてもらえません。

 

 

このスマホ依存症の難しいところは

スマホの利用時間が長いと

依存症というわけではないところです。

 

仕事の兼ね合いで、

スマホをよく見る機会が多い人もいるし

どうしたってネットを使わざるを得ない

仕事もたくさんあります。

 

しょうがないといえば

しょうがないのかもしれませんが、

気が付かないうちに

スマホ依存症になっていて、

気がついた時には、

1日のほとんどの時間

スマホの画面を見ていたり、

もっと深刻になると、

スマートフォンのゲームの課金が

やめられなくなったり、

必要以上にお金を使ってしまい、

借金が返せなくなるという人も

出てきています。

 

最近では、

スマホ依存を治療する

専門の医療機関も増えてきています。

 

受診される方は、

仕事がほとんど手につかなくなった人か

借金で首が回らなくなった人

それによって家庭が崩壊するなどの

大きな影響が出てから

来られる方が多いようですね。

医療機関に行くべきかの目安

リアル社会よりもネット利用を優先してしまう

目の前に友人がいても、

インターネット上の

友人とのやり取りに夢中になる

カフェやファーストフード店を見ていると、

そういう人が結構いますね。

 

ネット上の物事以外に関心がなくなる

基本的にネット上のこと以外に

徐々に関心がなくなり、

現実社会は二の次にされてしまうようです。

 

ネットの利用時間がコントロールできない

気がついたら朝までスマートフォンを

触ってしまっていた。

特別なにをしていたわけでもないんだけど

スマホをいじっていたら、

時間が経っていたというお話です。

 

 

課金がコントロールできない

スマートフォンのゲームや

その他、ネット上でお金を使うことが

やめられないというケースです。

 

他のネット依存と比べても

なかなか深刻で、

気がついた時には、

支払いができない金額になっていて、

家族にバレたくないから、

消費者金融やリボ払いを使い、

さらにどうにもできなくなるという

大人が増えています。

 

1つ1つは、

一回5000円とか1万円くらいでも

毎日ちょっとずつやっていると

気がついたら数十万、100万円以上

となっており、

えっいつの間にこんなに使ってたの・・・

となるケースが多いようですね。

 

治すのが難しいのは患者の意志の弱さではない

依存症全般にいえることですが、

意思が弱いからそんなものに依存するんだ!

馬鹿なんじゃないの?

というふうに思ってしまってはいけません。

 

最初から依存したくて依存したのではなく、

スマホって便利だなぁ~

いろいろ調べられるしほんといいね

と思ってたらある日、

気がついたらなっていたというのが

スマホ依存です。

 

誰でもなる可能性があるし、

もしかしたら無自覚なだけで

自分もスマホ依存なのかもしれません。

 

スマホを使わないようにすればいいんでしょ?

というほど簡単なものではないですし、

薬物依存と違って、

完全にインターネットを断ち切るというのが

ほとんど現代社会では出来ないので、

かなり専門的な知識と治療が必要となります。

 

最近のリゾートホテルなどでは、

脱デジタル滞在を売りにしているところも

徐々に増えてきました。

 

チェックインのときに、

スマホやパソコンを預けてしまうというプランですね。

 

一昔前は、

お父さんがノートパソコンを旅行先に持ち込み

会社からメールを常に確認してたり、

チャットしていることで、

家族と大げんかするというのが

ちょっと社会問題になりましたが、

現代では家族内全員がスマホ持っているので、

なかなか深刻なことになるケースが

増えているみたいですね。

 

 

ネットをする時間を減らすようにといっても

なかなか難しいかもしれませんが、

ネットを第一優先にというのはやめて

2番手くらいにもっていけたら

いいですね~