すごく怖い思いをしたときや、
とても嫌なことがあったとき、
さっさと眠って忘れてしまおう!
と思うものの、なかなか眠れなくて
お布団の中でギラギラしてること
ありますよね?
こんなときは、
眠らないほうがいいんです。
それはなぜかといいますと、
人間の記憶というのは、
寝ると定着するという性質があります。
すべての記憶がそうというわけでは、
ないんですが・・・
知識以外の記憶はだいたいそうなっています。
記憶の種類には大きく分けると3つあります。
1:短期記憶
電話番号を聞いて、
パッと覚えて、パッと忘れる
みたいなものです。
2:手続き記憶
自転車の乗り方とか、
車の運転とか、
体で覚える記憶です。
3:陳述記憶
言語にできる知識や体験のことです。
この3つの中で、
短期記憶と手続き記憶は、
寝ると記憶しやすくなります。
なので、スポーツの練習とかは、
練習中にもうまくなりますが、
しっかり寝るだけでも上達します。
このように、睡眠と記憶というのは、
おおきな関係性があるわけですね。
そこで、本題に戻りますと、
嫌なことがあったときや、
怖い思いをしたときは、
なぜ、眠れないのか?というと、
そのまま寝てしまうと、
恐怖が定着してしまうからです。
その防御反応として、
眠れないということが起きるんですね。
さっさと寝てしまって、
忘れよう!
と思いながらも眠れないのは、
それが正しいからなんです。
無理して寝ないことで、
脳に恐怖を定着させない
これが重要なんですね~
特に体で覚えてしまった体験は、
寝てしまうと、しっかりと脳に刻まれます。
なので、ささっと寝ないで
ちょっと起きてましょう。
睡眠と記憶というテーマになれば、
嫌なことばかりではなく、
テスト勉強はどうなんだ?
と思いますよね。
テスト勉強、資格、試験などは、
陳述記憶ですので、
寝ても寝なくても記憶の定着に
あまり差がないです。
なので、日頃からあまり勉強していない人は、
ガッツリと一夜漬けをしたほうがいいです。
明日のテストのためにコンディションを
整えて、脳の力を最大限発揮できるように!
なんていうのは、
日頃から頑張っている人だけのお話です。
まともに勉強してきていない人は、
一夜漬け!
これしかありませんね~
ただ、徹夜してそのまま試験というのは、
やっぱり効率が良くないので、
数時間でもいいので寝てから行きましょう。
3時間も寝れば十分でしょう。
スポーツとか楽器の練習とかは、
寝ているときこそ、進化のタイミングです。
起きて一日中、練習しまくるのもOK
そして、練習が終わったらすぐ寝る!
こうすると、
練習中にいろいろな技能が習得され、
本来、習得したい技能とは違う
無駄な動きも習得しています。
睡眠をすることで、
この無駄なものを削ぎ落として、
洗練してくれるわけですね。
ほんと、人間ってすごいよね~
勝手に最適化してくれるんです。
なので、練習してすぐ寝ると、
上達率大幅アップです。
とはいえ、はまっていることがあると、
眠るのももったいない
と思っちゃいますよね。
でもね、この話を聞いたら、
眠らないともったいない!!
と思っちゃったでしょう♪
怖くて嫌な思いをした日は、
夜更かししましょう。
意味もなくダラダラとテレビ見るとか
すっごく、どうでもいいゲームをするとか
そんな日があってもね~
たまには、いいじゃないですか!
まとめ
体を動かす系や、技術習得したいなら
練習後すぐ寝ること
勉強に関しては、
寝れば良いわけじゃないから、
とにかく、頑張ろう!
嫌なことがあったら、
夜更かし、朝まで遊ぶ
これが、脳にとっては最高ですな~
嫌なことがあったら、
朝まで遊べると考えると、
嫌なことが起きるのも、
そんなに悪いことでもない気がしてこない?
努力したり頑張ってるときは、
すぐに寝たほうがいいわけだし・・・
あれ?
なんか、普通は逆のことしてない?
どおりで毎日が苦しいわけだねぇ~