離婚率が上がったと騒がれていますが、
何が問題なのか・・・
さっぱりわからない問題です。
と言いますのも、
恋愛心理学的に考えると、
現代人の恋愛には無理があるわけです。
今日はそのあたりのお話をしたいと思います。
オスとメスがくっつくというのは、
いつの頃から始まったのかというと、
約10億年前です。
それまでは、無性生殖といって、
自分とまったく同じ遺伝子をもった
子供クローンを作って増えていました。
なんか、文字だけで見ると、
クローンを増やしてとか
今より高度な文明な気がしますね(笑)
そんな、クローンまみれだった、
10億年前は、多様性に乏しく、
環境の変化にもついていけなかったようです。
そこで、ありとあらゆる状況に対応でき、
傷んだ遺伝子を治せる仕組みを取り入れようと
会議に会議を重ねた結果!!
オスとメスに分かれよう!!
そして、お互いの遺伝子の
良いところだけを混ぜて
子供を作ったら、最高だね!
という話にまとまり、
ほとんどの生物が有性生殖になりました。
結果、オスとメスが
惹かれ合う仕組みが必要となり、
恋愛というものが生まれました。
そこから、なんやかんやがありまして、
猿から人に進化を遂げて、
今日に至るわけです。
猿の頃と比較しても、
現代の人類は脳が少し発達したくらいで、
遺伝子レベルでは大きな差はありません。
狩猟や採集をして暮らしていたころの
名残が本能として残っており、
そこが現代人にとって
とてつもないストレスになっているわけです。
では、1万年くらい前の
恋愛模様はどうだったのか?
というのを振り返ってみましょう。
当時の恋愛形態は、
基本的に自由恋愛です。
誰とくっついてもいいですし、
場合によっては交換してもOK
完全な自由恋愛ですね。
現代人の価値観で改めて見ると、
どういう風に感じますか?
誰と恋愛しても良くて、
相手を交換してもOK
非常識な!と否定するか、
えっ羨ましいと思うか
賛否両論でしょうけど、
これが本能に刻まれているわけです。
男女ともに自由に恋愛したい
合わなければ交換したいと思うのは、
遺伝子的には普通のことなんですね。
教育や倫理観、宗教観によって、
捻じ曲げられているというのが
現代なわけです。
そりゃあ、苦しいよね~
家庭裁判所が連日賑わうわけだよね~
そして、もう一つ問題があるんです。
この基礎ができあがった時代は、
寿命が平均で30年ほどだったので、
出会ってから、死ぬまでが短く、
恋愛熱が冷めづらかったというのがあります。
仮に、20歳で出会って、
お付き合いして、結婚して、
子供作って、少し大きくなったら、
はい、寿命という時代です。
恋愛期間が5年、子育て5年
くらいで仮に寿命が来たら、
そりゃあ、冷めてる余裕ないよね。
仮に合わなくても、
そんなに長くないから耐えられるでしょう。
この頃の価値観が引きづられたまま、
社会システムが出来上がり、
寿命が40~50年くらいのころに
結婚システムがブイブイ言わせてたわけです。
恋愛熱というのは、
ありとあらゆる手段を使っても
5年が限度・・・
子供が出来れば気分が変わると言っても、
20年持てば御の字
と考えると、
出会いが25歳
恋愛5年
子育て20年
50歳で寿命
仕組みができた頃は、
完璧な感じです。
そりゃあ結婚したほうが良いよ
ってなります。
でも現代は、80歳位まで生きるでしょう。
寿命が長くなったおかげで、
既存の価値観では対応ができなくなってるね。
遺伝子レベルで刻まれた本能的なものが、
もう無理!!
となるのは仕方ないです。
ましてや、
現代ではパートナーの交換はできません。
不倫すると死ぬほど叩かれます。
でも、残念ながら、
遺伝子に刻み込まれているのでね。
自由恋愛+交換可
だから、結婚が長く続かないのは
むしろ必然なわけです。
離婚は3人に1人がとか
言われていますが、
DNA的に正しい動きをしている人が
30%しかいないという事実!!
つまり、
70%が無理して生きているわけですね。
そりゃあうつ病患者も増えますなぁ