お肌が老化する原因の1つに
「糖化」というものがあります。
糖化というのは、
お肌に入ったブドウ糖が
コラーゲンやたんぱく質と
結びつくことで、
起きる現象です。
お肌を老化させる原因は
いろいろありますが、
その中でも特に大きな影響を
与えるものがこの3つです。
紫外線ダメージ
酸化ストレス
糖化
ここ数年、
美容業界でも
抗糖化サプリや
抗糖化化粧品などが
次々に開発され、
ブームになりつつあります。
糖化がなぜ厄介なのかというと
糖化したあとに
体内のたんぱく質を攻撃して
機能を低下させる
「AGE」というものが
発生します。
このAGEというのは
茶褐色なため、
糖化が進んでいくと、
日焼けしていないのに
お肌が黒っぽくなるため
「焦げる」という表現が
使われることがあります。
日焼けして焦げるのとは違い
すぐにどうこうなるものではなく、
10年、15年後といった
長い時間で影響がでてきます。
徐々に影響が出るため、
糖質を摂ったら、
肌がすぐにくすむということは
なかなかないと思いますが、
それでも、糖質のとりすぎは
美肌にとって良くないこと
というのは間違いないようです。
しかし、
糖質を摂らなければ、
美肌になれるのか?
というと実はそういうわけでもないんです。
こういったところが、
美肌の難しいところでもあり、
面白いところでもあると思います。
美肌になるには糖質オフよりAGE対策ご飯
低糖質、糖質制限メニューといえば
フライドチキンや焼き鳥
バター、チーズ、加工肉などが
ありますが、
実はこれらの食べ物は、
低糖質だけど、AGEは多いんです。
なので、
糖質制限してれば
糖質が少なくなるんだから
糖化しにくい!
美肌になっていく!!
と思いきや
実はそんなことないわけです。
僕はこれまでの殆どの記事で
糖質制限に対して否定的ですが、
やみくも糖質をカットすれば
良いってわけではないので、
栄養士なみの知識と経験が
求められるから、
かんたんに手を出すものじゃないと
思っています。
特に美肌ということに関しては
ある程度は摂っておいたほうが
結果的に綺麗になる場合があります。
低糖質+低AGEメニュー
チーズならモッツァレラチーズ
乳製品ならヨーグルト
鶏肉なら蒸し鶏などが
低AGEになります。
さらに低AGE+抗酸化ができるのが
白ワインです
お酒が飲めない人は、
料理にお酢を使うのもいいですね~
お酢以外にも
レモン汁やシナモン
しょうがやにんにくも
AGEを下げる効果があるので、
どんどん使っていきたいですね。
青魚は低AGEであることが多いです。
青魚+レモン汁の組み合わせは
アンチエイジング食としては
なかなかすごいかもしれませんね~
AGEの量というのは、
調理の仕方によっては
変わってきます。
生のままで食べるのが低く
蒸し、煮る、焼く、揚げる
と調理をすると、
火を入れた分だけ、
AGEも増えていきます。
日常でよくする料理で
どれくらいAGEが変わるのかについては
また別の記事でご紹介したいと思います。
今回は覚えておいてほしいのは、
低糖質なら肌の老化がしづらい
というわけではなく、
AGEというのが少ないと
お肌の老化がしづらいということです。
朝ごはんを食べるときに、
目玉焼きを食べている人は、
ゆで卵にかえるだけでも
AGEは減るんですよ
そういったちょっとしたところから
始めていきたいですね~