先日、過去はないというお話を書き、
大きな反響がありました。
その続きの理論でも書こうかなぁと
思いましたけど、
若干というかかなり
マニアックになるので、
それはひとまず止めて、
未来について書くことにしました。
ここ20年くらいですかね~
自分の将来や未来を悲観して、
絶望する人が増えています。
その背景には、
就職や出世、昇給といった
労働面の不安や
少子高齢化・年金問題といった
社会的な不安があり、
考えれば考えるほど、
長生きしても良いこと無いなぁ
と思う人が増えてきています。
高齢者がそういった不安を感じるのは
まだわかりますけど、
近年は若い世代でもすごく増えています。
20代の男女にアンケートを取ると、
将来に不安というよりは、
今のままの人生を、
もう50年位続けると考えると、
長生きしてもしょうがないなぁ
こんな単調な日々が続くだけなんて
地獄だなぁという声もあります。
社会情勢を見て、絶望しているのは
ちょっとだけ分かりますよ。
人口減少、出産率の低下によって
年金が破綻しかかっている。
若い世代は払い損!!とか
どうせもらえないなんて
情報が飛び交ってるんだから、
少し嫌になりますよね。
でも、
今回のアンケートで分かったのは、
そういった社会的、政治的な理由ではなく、
今のままの人生がもう50年続く
これが嫌という声が多いんですね。
みなさんはこれを聞いてどう感じますか?
正直、僕はなんで
今のままが続くと思っているのか?
とても不思議でした。
1年後だってどうなってるのか、
わからないのに、
50年先なんて、
ほんとどうなっているのか、
さっぱりわからないですよね。
今から50年前の1968年
日本は世界第2位のGNPになり、
世界を相手にブイブイいわせてた頃ですね。
まさかその50年後、
1位に上がるどころか、
当時日本の半分くらいだった中国にも
大差で負けるとはね。
というくらい、50年という月日は
あまり長く、今の状態から考えても、
予測がつきにくいものです。
まぁつまり考えるのはいいけど、
ほとんど当たらないということです。
過去から現在そして未来というのは、
一本でつながっているようにみえますが、
突然、パッと変わる瞬間があるので、
不連続なんです。
50年だとイマイチ分かりにくいですが、
70~80年くらいで見ると、
よく分かります。
1つ前が第二次大戦ですね。
もう一個前が幕末ですね。
日本から
侍はいなくなるわ
軍人はいなくなるわ
当時の人にいったら
誰も信じないでしょうね。
というくらい、大きな変化があります。
未来というのは、
基本的に不確定なものです。
ある時期まで運命というのは決まっていて、
どうやっても抗うことができないという
考え方が主流でした。
現在では、未来は不確定という
考え方が支配的です。
なので、
未来が決まっていないことが不安
これは当然ですね。
どうなるかわからないから怖い
これも分かります。
ただ、話を戻せば、
現代の若者は
今のまま生活が続くのが辛い
といっています。
現状のまま生きていけるなら、
それはそれで幸せなことですよ。
この先50年間、健康で暮らせることが
保証されてるんでしょう?
それって最高なことじゃないですか。
望んでも生きられない人
たくさんいますからね。
まさに平和ボケとしかいいようがない
そんなアンケート結果でした。
波乱万丈な人生に
憧れてしまう年頃なんですかね~
それはともかく
長生きができる保証なんて
誰にもないんだから、
今この瞬間生きていられること
これがなによりの幸福だと
感じないといけないと思います。
過去は幻
未来は不確定
大事なのは今、この瞬間ですよ
今日を生きる
これ以外やれることなんてないんだから
来るかどうかもわからない
未来に想いを馳せるのは、
ポジティブなことだけにしましょうね~
今日という日を大切にして、
過去や未来のためではなく、
今日のためだけに生きてみる
そんな日があってもいいのではないでしょうか