新型コロナウイルスより怖い人間の心と行動

新型コロナウイルスが危険というのは

これまで本研究室でもお伝えしてきましたが

コロナウイルスの恐ろしさよりも、

情報が拡散した後の人間の心や行動のほうが

ウイルスよりも怖いという事件が

たくさん起きています。

 

2月27日の時点で、

新型コロナウイルスによる死亡者数は

全世界で約2800名

日本国内では10名の方が亡くなっています。

 

新型コロナウイルスは、

100年ぶりのパンデミックではないかと

世界が恐怖しておりますが、

もっと恐ろしいことが、

その裏で起きていています。

 

日本において初めてコロナウイルスによる

死亡者が出たのが2月13日とされていますが、

実は2月1日にコロナウイルスの担当者が

自殺しているんです。

感染による死亡ではないですが、

コロナウイルスによって死ぬことになった

国内初の犠牲者です。

 

自殺した方は、

警視庁から警察庁を経て

内閣官房副長官補室に配属された37歳の

将来を渇望されていた方でした。

 

そんな彼がなぜ自殺をしたのか

という本当の理由は誰もわかりませんが、

当時の状況を見てみると、

なぜそこまで追い込まれたのかがわかります。

 

内閣官房といえば、

各省庁の生え抜きのスーパーエリートが集まっています。

彼は警視庁内でこそ若きエリートでしたが、

出向という立場で内閣官房にきたため、

その扱われ方は酷いものだったようです。

 

ニュース上では、

コロナウイルスの情報収集や対策に追われ

激務のため精神のバランスを崩したと

されていますが、

ものはいいようですよね。

 

面倒な仕事を全部、彼におしつけて

逃げてた官僚がいるというだけの話です。

 

キャリア組からはいじめられ、

武漢からチャーター機で帰国した

邦人の一部の人達からストレスのはけ口として

連日罵倒されたり脅されたりと、

徐々に精神的に追い込まれていったと思います。

 

最近は小学校でも似たようないじめがありますが、

こういったトラブルの状況で頭を下げているのを

スマートフォンなどで撮影するという

嫌がらせをする人がいます。

 

交通事故などでもよくありますね。

救急車や警察を呼ぶのではなく、

黙ってずっと撮影している人

 

今回のコロナウイルスの担当者も

似たような被害にあったそうです。

 

日本ではコロナウイルスによる

死亡者が出るよりも早く、

人間の醜い心によって

将来有望な若い命が奪われてしまいました。

 

コロナウイルスは確かに怖いです。

しかし、人間のほうがもっと怖いなというのを

とても実感しました。

 

 

近所の人が実はコロナウイルスにかかった

というのが何かで知ったら、

差別行為をしはじめたり、

外から大きな声で罵倒するような人まで出てきたりと

とんでもないことが連日起きています。

 

コロナウイルスによる死亡者を減らすために

日本ではまだ感染者数がそこまで多くないため、

これくらいで済んでいますが、

中国の武漢では、もっと酷い非人道的なことが

たくさん起きているようです。

 

新型コロナウイルスによる死亡者を

減らす方法を考えろと言われたら

皆さんはどういう発想をするでしょうか?

 

新薬の開発

対症療法で少しでも緩和

焼け石に水かもしれないけどマスクを手作りする

 

というような発想になる人は

まともな神経をしている人です。

 

では、実際に現実で起きていることは

どういったことか?

というのをいくつかご紹介します。

 

 

コロナウイルスにかかっていなかったことにする

これなら、仮に死亡しても、

コロナウイルスによる死亡者にカウントされません。

つまり、コロナウイルスによる死亡者が減るわけです。

 

高齢者がコロナウイルスにかかり、

重症化してしまい、あと1週間ももたない

という可能性がある人が突然の行方不明

この場合もコロナウイルスによる死亡者に

カウントされません。

 

似たようなケースでは、

コロナウイルスに感染している状態で、

「たまたま」交通事故にあってしまい、

頭を強く打って死亡した場合

これもコロナウイルスによって

死亡したわけではないので、

ノーカウントですね。

 

十分えぐい内容を書いているように

見えるかもしれませんが、

現実に起きていることは

とても文章として打つのもためらうような

そんなことも起きています。

 

さて、

コロナウイルスと人間の心

どちらのほうが怖いのでしょうね?

というお話です。

 

ウイルスの感染拡大は

止めなければいけないですし、

予防するのは当然です。

 

しかし、

必要以上に恐怖するあまり、

気がつけばウイルス以上に

人間が人間を苦しめる状況が

出てきてしまっています。

 

苦しいときだからこそ、

助け合いの精神が必要です。

 

他人を罵倒してても、

ウイルスは死滅しません。

 

不必要に恐怖を煽ることで、

経済が停滞し、物が売れなくなると

今度はウイルスではなく、

失業や倒産などによって

生きていけなくなる人が出てきます。

 

このまま変な騒ぎ方をしつづけると

コロナウイルスではないところで

死亡者が増えることになると思います。

 

こんなときに

いじめや差別なんかやってる場合じゃないですよ

 

コロナウイルスの真の予防法はなんですか?

と感染症に詳しい専門医に聞いてみたところ、

手洗い、うがいをしっかりして

よく食べて、よく寝ること

 

これが一番と言っていました。

 

怖いのはわかりますが、

そのストレスを他人にぶつけないように

していきたいですね。