日常の中に簡単に取り入れることができて、
なんとなく効果がありそうな
ダイエット法というのが
とても人気がありますが、
実は、頑張った割には
これといった効果がない
ダイエット法がいろいろあります。
今回はその中でも
テレビなどでよく見かける
1つ手前の駅で降りて
そこから歩きますダイエット!!
についてお話します。
仕事から帰宅する時に、
最寄り駅の1つ手前で降りて、
1駅分歩くことで、
ウォーキング効果があると
言われている健康法です。
都会と地方では、
1駅の距離が全然違いますから、
日本全国の人がこの方法を取り入れても、
その効果はかなり差が出ます。
東京で考えると、
新宿駅から代々木駅で
だいたい700メートルくらいです。
東京の場合は、
1駅といっても、
かなり距離が短くなります。
一般的な都市部でも
1駅というと1~2キロくらいでしょう。
場所によっては、
1駅といっても、
とても歩けない距離になることもあります。
1駅手前から歩こうというのは、
最低でも2キロ以上歩くのであれば、
往復で4キロになるため、
それなりに運動効果は期待できます!
だがしかし!!
普通に歩いていたら、
ほとんど効果は出ません・・・・
普通に歩くというのは、
時速4キロくらいで、
普通に歩いている感じです。
この場合は、
普段の生活とあまり変わらないため
筋肉への刺激が少なくなります。
消費カロリーで見ても、
2キロほどトボトボ歩くと、
90キロカロリーほど消費されます。
おにぎり一個が
180キロカロリーですので、
1駅手前から2キロ歩くのを
朝と夜で1回ずつで4キロ歩くと、
おにぎり1個分のカロリーが消費されます。
あまりカロリーでばかりで
考えてもしょうがないのですが、
なんとなくあまり意味がないのが、
伝わったでしょうか?
ウォーキングというのは、
いつもどおり歩いていても
あまり効果がありません。
姿勢を良くして、
少し早足で歩くのが
とても重要です。
姿勢が良いだけで、
肩甲骨周りや
腹筋を程よく使います。
そして、
いつもより少し早く歩くことで
いい感じに筋肉が刺激されて
少しずつ痩せるわけです。
痩せたい場合は、
なんとなく運動をしている気になるのが
一番危ないパターンです。
なにもしないよりは
やったほうがいいでしょう?
って思われる方もいますが、
ほとんど誤差レベルでしか
体重が変わらないですよ。
元々の体重が80キロ以上あるとか
100キロ近いというのであれば
ただ歩くだけでも
エネルギーを使うので効果が
出る人もいますが、
一般的にあまり効果がないと思います。
繰り返しになりますが、
痩せたいなら筋肉への刺激が
必要になってきます。
2キロ歩けば、
疲れはしますけど、
筋肉への刺激としては
あまり効果がありません。
元々、家から一歩でない生活を
していた人なら効果ありますよ
でも、
仕事している人は、
知らずしらずとたくさん
歩いていますので、
追加で2キロしても、
ほとんど日常の延長になります。
それを踏まえて
外回りの営業さんたちを見てみると
痩せた人ばかりではありませんね。
もし2キロ歩くと痩せるなら
太った営業さんは0になるはずです。
車で移動して、取引先の中で歩いたり、
あいさつ回りしたりで、
トータルの歩行距離はかなりあります。
以前、外回りの営業さんが
どれくらい一日歩いているのかを
確認するために、
家電メーカーの営業さんの
歩行距離を測定したところ、
平均で6キロ歩いていました。
でもその人達は決して
痩せてはいませんでした。
早歩きしてるならさておき、
普通に歩くだけだと
駄目な証拠ですね~
きちんとした歩き方、
姿勢を良くするというのは?
これについて文字だけで
説明するのは難しいので、
割愛させていただきます。
なんとなく取り入れて
毎日頑張るくらいなら、
きちんとした歩き方を学んだほうが
簡単に楽に痩せることができますよ~